リビアヤマネコ Felis silvestris lybica が原種とされる。同じく愛玩用家畜として一般的なイヌ Canis lupus familiaris と比べると、人間に飼われ始めた時期は遅い。メソポタミアにおいて、穀物倉庫などに現れるネズミやノウサギを狩るために人間の生活圏に頻繁に現れるようになり、次第に倉庫に住み着くようになったのがその始まりであるといわれる。
体の大きさは、ネコ科の他のほとんどの動物に比べて小さい。体重は2.5〜7. 5kgの範囲に収まるものが多い。大型のものでは、体長75cm、尾長40cm、肩高35cmに達する。
身体的特徴
起源
待ち伏せ型の捕食者としての能力に長け、そのためのさまざまな身体的特徴をもつ。体はきわめて柔軟であり、鋭い爪や牙、瞬発力をもつ。足音は非常に小さく、体臭も少ない。イヌ科の動物と異なり、爪を自由に出し入れできる。
ネコの「ゴロゴロ」とのどを振動させて鳴らす音(他のネコ科動物にも見られる)は、どのようなメカニズムによるものか、いまだにはっきりとはわかっていない(複数の説がある)。
この「ゴロゴロ」という音は、親子間のコミュニケーションに用いられるが、骨折などの骨の損傷が治癒するのを早める効果があるという説もある。