採集地の探し方 

     初めての採集に出かけた時の、私独自の探し方を紹介します。興味のある方の参考になれば
      幸いです。
    @.最初に自宅に近い採集地を探し、下記の情報を集めました。
     ●産地 (例)埼玉県東松山市葛袋。
    ●時代 (例)新第三紀。
    ●産地化石 (例)貝類・サンゴ・サメの歯・石灰藻・植物。
    ●母岩の種類  (例)砂岩と泥岩を掘ったところに礫岩が現れ、その中から多くの化石が出る。
    ●産地の特徴  (例)(A).粘土採掘場がある。
                  (B).1970〜80年代はサメの歯の産地で有名であったが、現在はその地層が露出す
                    るところは殆どない。
                  (C).この化石層は1,300万年前、波の強い沖浜環境で積もった。
    ☆
産地風景・産地化石写真をホ-ムペ-ジや参考書等で探して、具体的な情報を知っておくと現地で参考に
      なります。
    都道府県の自然史博物館刊行物が参考になります。

    A.地図上で産地住所地を確認して、現地に出かけました。
    ●平日であれば、産地の市町村役場に立ち寄り、1/1万〜1/2万の地図を購入するとよいでしょう。道路・
      建物・地名・等高線等の 詳細が分かります。
    B.産地住所地付近に到着しました。
    ●周りの風景を眺めて、事前調査波の強い沖浜環境位置を想像してみました。 具体的には, 周囲は標
      高100m位の丘陵と低地 (現況水田)でその境界線上を道路が通っていました。1,300万年前、丘陵は
      陸地海岸、低地は海であったと、私は想像しました。 沖浜についてはわからないので、仮に現況水田
      の高さから+10m〜+20mの位置と考え、露頭を探してみました。枯草に覆われた、それらしき場所を試
      掘してみると、 礫岩の中からウニの蕀の化石がみつかりました。その後、木の葉・斧足類・掘足類゙も採
      集できました。こうして最初の化石採集は,運良く成功 しました。
    私は偶然採集時期を2月〜3月にして採集に成功しましたが、もし春から秋に かけて採集していたら、
       雑草に覆われた採集地で露頭を見つけることができず、蚊や蛇にも悩まされ採集に失敗していたと思
      います。 採集地によっては、冬に地面が凍結する場所があるかも知れません。採集地の気候と当日
      の天候、そんなことも、念頭においてください。お互いに、頑張りましょう。