豊 柳 会 作 品


第 25 回           平成17年1月11日(火)  例会

          課題「 無心 」        木原広志 選     集句  43句


            程々に出来ない父のプラモデル ・・・ ・・・ ・・・ ・・・森田キン子
            快復を無心に祈る家族愛 ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ 岡田静江
            凝りもせずまことしやかな無心ごと ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ 福井良子
            盲導犬澄んだ瞳は無心なり ・・・ ・・・ ・・・ ・・・  吉川美保子
            幼子の寝顔に離婚あきらめる ・・・ ・・・ ・・・ ・・・  近藤智恵子
 入 選       子の無心無ければ無いで気にかかり ・・・ ・・・ ・・・ 竹内モハル
  〃        人間だ無心になれるわけがない ・・・ ・・・ ・・・ ・・・沢田正司
  〃        母乳吸う乳児の顔に励まされ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ 畠すみ子
  〃        見かけだけ何時も無心の振りでいる ・・・ ・・・ ・・・ ・・下田郁夫
  〃        健やかに育つ無心な子の寝顔 ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・原亮太郎
  〃        静かだな子供が化粧真似してる ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・ 久野幸雄
  〃        お喋りを無心にさせるカニの膳 ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・ 柴田忠司
  〃        癒される無心に遊ぶ子の笑顔 ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・ 石黒玲子
  〃        どんな夢見たか子供が笑ってる ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・ 久野幸雄
  〃        懺悔して無心に還る座禅堂 ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ 柴田忠司
 佳 句       戦には無心白菜漬けている ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・戸田久子
 佳 句       無心にはなれぬ男の下心 ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ 下田郁夫
 佳 句        無心した金で命の音を聴く ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ 戸田久子
 佳 句       年金が無心の風を振るい退け ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ 戸田久子
 佳 句       蓮開く霧のしじまの無を破り ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ 山崎章三





  課題「とっぷり」             木原広志 選            集句 44句

            日没に合わせて洗う父の鍬 ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・久野幸雄
            何事も無くてとっぷり今日も暮れ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ 原亮太郎
            冬ソナにとっぷりおばさまおばあさま ・・・ ・・・ ・・・ 竹内モハル
            とっぷりと暮れて別れの投げキッス ・・・ ・・・ ・・・ 森田キン子
            とっぷりと暮れて二人の影一つ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ 近藤智恵子
 入 選       とっぷりと暮れて灯りのある我が家 ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ 下田郁夫
  〃        とっぷりと墨含ませた筆踊る ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・吉川美保子
  〃        とっぷりと妻の機嫌聞いてやる ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ 山崎章三
  〃        とっぷりと暮れて行き先まだ遠い ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・下田郁夫
  〃        柚子の香へとっぷり浸かる仕舞い風呂 ・・・ ・・・ ・・・ ・ 福井良子
  〃        仕舞い湯にとっぷり浸かる身の果報 ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ 石黒玲子
  〃        美人の湯とっぷり浸かり若返る ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ 岡田静江
  〃        大自然沈む夕陽の水平線 ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ 畠すみ子
  〃        とっぷりと暮れて考え逆となり ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・柴田忠司
  〃        とっぷりと暮れて酒場の灯が誘う ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・石黒玲子
 佳 句       長話しとっぷり暮れた帰り道 ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・畠すみ子
 佳 句       遠回りの恋でとっぷり日が暮れる ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ 戸田久子
 佳 句       とっぷりと暮れた夜道が追って来る ・・・ ・・・ ・・・ ・・・沢田正司
 佳 句       まやかしの平和に浸かる地球人 ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ 吉川美保子
 佳 句       ハハキトクとっぷり暮れた道急ぐ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・沢田正司




     雑 詠          木 原 広 志 選         集句 45句

            晴天下土と親しむ小半日 ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ 畠すみ子
            満月がポンと現れ暮れ近し ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ 山崎章三
            母想う相談事で夢が覚め ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ 犬塚敦子
            支え合う感謝の心いい夫婦 ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ 岡田静江
            恋に効く処方も混じる常備薬 ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・戸田久子
            揺れる度補強を思いすぐ忘れ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・  竹内モハル
 入 選       一人寝は毛布一枚足して寝る ・・・ ・・・ ・・・ ・・・  近藤智恵子
  〃        何もせぬ楽しみ今日も暮れて行く ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・原亮太郎
  〃        妻の害忘れた頃にやって来る ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ 下田郁夫
  〃        均等法やがて男が差別され ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ 柴田忠司
  〃        千円を吸い取るように販売機 ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・ 森田キン子
  〃        新品を買うと出て来た無くし物 ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ 柴田忠司
  〃        本当の粗品を貰い持て余す ・・・ ・・・ ・・・ ・・・   森田キン子
  〃        八起き目でやっと落ち着く城に住み ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ 久野幸雄
  〃        一気飲みやっと本当の酒になり ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・原亮太郎
  〃        白菜を半分買った野菜高 ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ 福井良子
 佳 句       よく喋る男で金も手も出さぬ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ 沢田正司
 佳 句       警察の笛は威張った音で鳴り ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ 森田キン子
 佳 句       生きる為嫌いなお世辞言った悔い ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ 吉川美保子
 佳 句       初デート身丈に合った安堵感 ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ 石黒玲子
 佳 句       秋の夜を一緒に過ごす本選ぶ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ 石黒玲子



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