中日川柳会 誌上課題吟 選1>
平成17年8月 課題「雑然」 柴田忠司 選
引越してすぐ来られては困ります ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ 保子 文豪が書斎雑然資料積む ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ 脇市 無秩序の中にそれぞれ彩がある ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ゆたか 分別が守れぬ町のゴミ置き場 ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・幸雄 雑然とゲーテが同居してる書斎 ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ 武川 雑然と人間的という書斎 ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ 英昭 捨てる事下手な夫婦で狭く住む ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ 久仁子 雑然と置いた大事な走り書き ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ 貞穂 雑然と考え事が運ばない ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ 貞穂 雑踏にまぎれ敗者の影を消す ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ 泉 乱雑さ部屋のほこりが知っている ・・・ ・・・ ・・・ ・・・自津夫 纏まれぬ思考風吹くままに揺れ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ しのぶ 雑然とした街がすき人が好き ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ しのぶ 雑然と思考回路がまとまれぬ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ 由美子 雑然の記憶の海で笑う母 ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ 歩々路 雑然と雑学抱いて雑魚でいる ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ 裕子 雑然と積んだ本から睨まれる ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ 裕子 雑然の列も整う笛一つ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ 明 ごった煮の中に目を引く星一つ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ 明 雑然のこころ修める朝のお茶 ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ キエ子 他人には雑然として分るまい ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ 衛 雑然の世に筋道を徹す父 ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ 一秋 雑然と並んでいてもある序列 ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ 遼一 雑然の部屋にもあった不文律 ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ 満 大部屋の雑魚寝の中で抱く大志 ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ 満 雑然としてる八百屋でよく流行り ・・・ ・・・ ・・・ 一清 整頓の文字雑然と置く道具 ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・節子 雑然と物が溢れて笑いあう ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・里子 ばらばらの思索を手繰る時の糸 ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ 喜久男 額縁の整理整頓泣いている ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・健吾 書斎には誰も入れない小説家 ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・太久朗 物ぐさの風に戸惑う待ち合わせ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・結子 似た者の夫婦で家が片付かぬ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ 光雄 妻病んで雑然とした冬景色 ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ 和喜子 雑然の部屋に安堵の椅子がある ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ 敏子 雑然の庭を風雅に父の石 ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・敏子 雑然とした路地裏の人が好き ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ 利定 捨てられぬ決断部屋を狭くする ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ 充子 雑然の中でやすらぐ父の椅子 ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ 甫子佳 吟 小うるさい男ごちゃごちゃ言い募る ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ 幹佳 吟 雑然と歩くを嫌う蟻の列 ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ 幸次郎佳 吟 雑然の書斎が売れる本を書く ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ 雄泉佳 吟 纏まらぬ話を笑う砂時計 ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ 里子佳 吟 雑然の中が居心地よい夫婦 ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・信子人 位 整理整頓してから友が来なくなり ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ 邦晴地 位 趣味悠々捨てられぬもの蠢めいて ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ 俊子天 位 雑然の索引はある脳の中 ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ 毅