4.どのような配慮が必要なのか
早期からこういった人たちが自己理解自己受容できるように。
私は以前からよく、こういった人達(発達障害の傾向がある人達)は、早期に診断され、自分の認知傾向の特殊性について説明されるべ
きだ、と思ってます。残念ながら、共感や理解を得れることは、ほとんどないですが(ただし、相手が、知的障害のない発達障害の大人を
相手にしたことのある発達障害の専門家なら分かってくれることが多い)別に意地になっている訳ではなく、この件に関しては自分の方が正
しいと思っているので、言い続けています。知的障害と認定さえれば、障害年金がもらえたり、法定雇用率があったり、現実的なメリットが
あります。長年日本において、発達障害の人達が受けれる、このような現実的メリットは、全くありませんでした。大学入試センター試験で
試験時間の延長等発達障害の人に対する特例措置が認められるようになり、発達障害を認める現実的メリットは、存在するようになりまし
たが、年齢等を考えると、現実的に、メリットを享受できる人ばかりではないと思います。でも、私は、現実的メリットを享受できないけど、発
達障害の傾向のある人でも、自分の認知特性について知らされるべきだと思っています。具体的に言うなら、そういった傾向を抱えながら
何とか社会でやっていってる大人の人達は、一度ちゃんとした発達障害の専門家にかかり、心理検査等で、自分の認知特性について調
べてもらい、本人に説明されるべきだと思っています。こういった人達は、自分の認知特性を知り工夫をすることで仕事上のミスや対人関係
のトラブルを減らすことが出来るからです。自分の認知特性を踏まえた工夫をした方が確実にミスは減ります。頑張っても頑張ってもミスが
減らない、そんな状況いるのは短い時間にこしたことはないのです。また、一般論として、自分の事を良く分かっている人の方が接しやす
くないですか?それが、障害といわれるほど極端なものであっても、いや、極端であればなおのことそうなのではないでしょうか自らの特性(
障害)について正確に知らされれば、他人との距離は取りやすくなるのです。そして、知的障害でない発達障害の人というのは、どうして
もうつになりやすいです。このとき、本来自分には、どれくらいの力があるのか知っておかないと、どこまでが鬱のせいでどこからが、もと
もとあった発達障害のせいか分からないので回復しにくいのです。
その子の認知特性を踏まえた教育が受けれるように。
そして、早期に診断されることのメリットは、その子の認知特性を踏まえた教育が受けれることです。特に知的に問題のない、人の場合学
生時代は特に問題がなかったりします。でも、そういう子でも、早期に診断されるべきです。つまり、どう脳のバランスが悪いのか専門家に
正確に調べてもらい、その子の知能(脳)のバランスにあったような教育が受けれるようにすべきです。勉強に問題ないから、別に適応障害
起こしているわけじゃないし、と放置すると、基本教師は、自分が学びやすかった方法で教えます、 それは、その子にとって学びにくい方法
だったりします。頑張ったけど結局出来なかった、出来たけど、人の何倍も努力が必要だった。そういう経験を積み重ねる ことで良い意味
での自尊心の低い、付き合いにくい大人になってしまう可能性があるのです。そして、発達障害がある、ということは、そういう、経験を積み
重ねる可能性が高いですよ、ということなのです。ただし、本人や家族が、この子(自分)は、こうこうこういう特性があるからここのように教
えて下さいと、交渉しても想像以上に上手く行きません。試験時間の延長を認めて下さい、この子だけPCによるレポート提出 認めてくださ
い。要は他の子とのバランスが問題になってくるのです。そして、問題になるぐらいの配慮が必要だから障害なのです。そして、では、単位
落とされそうなら、やってるけど出来ないふりをすれば良いのか、なぜ、入試や資格試験においてその子には試験時間の延長が認められ
なくては、いけないのか、といったことには、科学的、専門的見解にもとずき十分検討される必要がある。だから日本でもIEPのような制度が
あった方が良いと私は思ってます。
周囲の人に知っておいて欲しい事
私は、ターナー症候群の患者会の会長をしてきて思うのですが、ターナー女性で、自分は発達障害の傾向があると思う、とか、何か他人と
違う、あるいは、仕事で困っているというような事をいう人は少ないです。でも、それは、発達障害だけど自覚がない訳でも、困っていないの
でもないケースが多いと思います。自分は他人(多数派)とは違うという自覚がありながら、変わった人間を受け入れようとしない社会(周りの
人)に合わせて普通のふりをしているケースが少なからずあると私は思ってます。差別されることを恐れて言えない人もいるでしょう。これは、
アスペルガー障害の人に良く見られる行動らしくなので、アスペルガー障害の人の仕事の問題で、本人が困っているようなら支援しょう、では
遅すぎて有効な支援は、出来ないと言われています。
ですから、私は、ターナー女性には、困っているなら困っているって言おうよ、と言いたいし、親御さんや医療関係者には、本当に困ってい
る人困っている時ほど困ってるって言えないんんじゃないの、と言いたい。なので、会長としては困ってることを困ってると言える、変わった
人間であっても排斥されない会にしたい、と思っています。私は、自分は普通だ!というような事を言いたがるターナー女性も少なからず知
ってます。それって、周りから普通じゃないって散々排斥されてきたからじゃないの?変わった人間は、排斥していいなんて社会で良いの?
と私は思います。