「はいはい、ようやく見つけてまいりましたが、いかがなものでしょうか?」
 (面白くて、保存する価値のあるモノって意外と稀なんだよなあ)


 「おお、遅かったではないか。どれだけ待たせるつもりだ?」
 「探す苦労話はいらんから、集めたものの説明でもしてみろ!」


 「それでは、拙い知識ではありますが、それなりの解説でも……」




これが最初に目に付いたのですが、ワサビ(侘びと寂び)が満載ですな。

「おけら鳴く」でカラスがアホ〜、
「悲しき日曜日」とはPATIかSURO、
諭吉が何人も飛び去る中で、
見切り品のスーパー袋。

空ろとなった目が、ギャンブル狂いの主婦の愚かさとアホ加減を物語っております。




これは一転して、センチメンタルに浸っている風情ですな。

ドクダミは一般に、繁殖力の凄さから嫌われているようですが、その花の白さには清廉なものがあるようにも思えます。

黄昏時の薄い闇の中で、ボンヤリとした白でも存在をアピールするところは、「したたかな女」のイメージでございます。
  




でんでん虫を見て「恋」を連想するところに(フロイド流に見れば)潜在的な欲求不満があるようです。

幾つになっても「恋」に憧れる作者の、情けないセンチメンタリズムが作品の興趣となっております。

この種の作品を「俳画」というらしいのですが、作者自筆の絵がなんとも言えずに俳句とマッチしてるのではないでしょうか?




絵が稚拙な感じがいたしますが、これは幼児の気持ちになり、幼児のタッチを模倣したもので……
はい、若干の手抜き作品であることを認めましょう。

しかし、梅雨であっても楽しさを忘れない、子供の「生命の喜び」なんぞを感じ取る感性が陛下に残っておられるならば……
おおお、口が過ぎたようでお怒りにはならんでくださいませ。
  




最近、野良猫の姿が見えなくなりましたが、これは政治が上手くいってるわけではないのでしょう。逆に野良人(ホームレス)が増えているのを見れば、世情の厳しさがお分かりになるのでは。

声が「柳を揺らす」ほど強ければ、もう少し世の中も良くなるでしょうな。

ああ、サカリの時の猫は好きではありませぬ。夜中に赤子の泣き声かと不安になり、眠れなくなりますので。





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