「今回はお勉強かたがた、木苺(ベリー)などを盗んで参りました」
 「以前に橙色の木苺でジャムなぞを作ってみましたが、意外と面白いもんで…」


 「木苺か、ありゃ喰っても美味くなかろうに?」
 「やはり、でかいイチゴとシャンパンで昼間からまったりとするのがいいのだ!」


 「そういう風雅を解さないところが、人気のない由にて損しておりますぞ」






























家庭菜園が一時的なブームでなく、本格的に全国で根付いておりまするが、ここは生半可なレベルではございませぬ。
いわゆる作物だけでなく、花や果樹など至るところが植物だらけ、自然を満喫するというか、自然まみれの生活であるようです。

今回は、ラズベリー3種を盗んでまいりました。

苗は市販のものを購入し、「木苺3種3本セット 1580円」とかなり高いもんなんですな。
上から順番に
「ラズベリー(赤)」
「イエローラズベリー」
「ブラックベリー」となっております。


おおお、何とカワユイ姿ではないか、この貧相な実り具合が何とも言えぬ風情じゃのう。

そのくせ、色の見事さはどうだ! このような色彩が野山に溢れているところを見てみたいものじゃ。



そうなのです、派手で豪華な庭園を満喫するのもいいですが、時には、苛酷な自然の中で着実に結実する雑果実の生命力に驚嘆してはいかがでしょうか?




これは、イエローラズベリーの花と蕾なのですが、どうでしょうか、蕾の生き生きとした様と可憐な花の表情が良く出ているように思います。

木苺は全般に、白い小さな花を咲かせて、花が散った後に赤く、あるいは黄色く、あるいは橙色に、あるいは黒く果実を実らせるようです。
その色変化はアジサイのように派手ではないのですが、何か「ささやかな幸せ」を感じさせるような気がいたします。

大輪の花を咲き散らすのでなく、ささやかな華やかさを繰り返す……そんな生き方にも味わいがあるのではないでしょうか?

  


  




こっちはブラックラズベリーなのですが、よく見ないと違いが分からないかも知れませぬ。
花の咲き方が上に比べると大輪の貫禄ですけれども、花自体は小さいもので、ちっちゃなクラブでナンバーワンを気取ってるホステスを思いだしますなあ。あははは。

製造責任者の感想は、
「始めてみたブラックベリーの花はピンク色。思ったより大輪で、こんなに美しかったので感動!」
と素直なもんで、幾つになっても「自然の美」に感じることができるということは一つの才能なのです。



















さて、収穫の一部を撮影したものが右の写真なのですが、一粒一粒がせいぜい小指の先程度。栽培に苦労した割には物足りないような気もいたしますでしょう。
しかしですな、植物を育てることには収穫(利益)とは別なものがございます。製造責任者のコメントに、
「育てる楽しみ、見る楽しみ、食べる楽しみ」
とあるのですが、そうなのです、一粒で三度おいしいのが家庭菜園なんんですな。グリコに勝っている。

さらに、楽しく肥満解消にもなるわけで、農業を仕事としてる方には失礼なのですが、最高のレジャーなのではないでしょうか。


これこれ、朕に農作業をせよと言うのか?
そのようなことをしてる暇はないぞ!


いえいえ滅相も無い、ただ暇つぶしがしたいならば奨めているわけで……

(生産の喜びを知らぬ為政者は、政治で遊んでるだけなんだけどね)
  

  

  



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