「どうも次の収奪品が見つからなくて、難儀しておりまするが……」
 (だいたい急かすほうは簡単だけど、探すほうは手間がかかるのよね)


 「あのなあ、深く考えずに綺麗なモンとか、珍しいモノとか、美味いものを…」
 「そうだ! なぜに美味珍味の類がコレクションできないのだ?」


 (あんねえ、著作権とかいう煩い決まりがあるのを知らんのか? 世間知らず!)
 「さすれば、以前に建ててあげた宝物殿から見繕ってみましょうか」









この宝物殿は「男の手料理」を収蔵してるのですが、どうですか、食欲を刺激する悪辣なコレクションでございましょうが。
そもそも、男の料理とは「豪快に、大胆に、傍目も気にせず、独りよがりに」作るべきものなのですが、時代が悪くなってますなあ、いっぱしの料理人が作ったかのような出来映えが揃っております。

おおお、チト食欲が湧いてきたぞ。この中から何をカッパラッてきたのだ?
チラ見ではなく、厳選チョイスをじっくりと見せてみろ!


まずは、「男子十二厨房」の代表格である野菜炒めなどをご覧くだされ。

(以下からは、製作者の自戦記?になりにそうろう)




















メモしておくのを忘れてしまったもんだから、細かいことを覚えていない。それに、結果は無惨な失敗作だったから書くのに躊躇してた。ついでに、省略してしまえばいいのだが、せっかく撮ったピンボケ写真が無駄になる。反省すべき点を残しておこうではないか。

無性に野菜炒めが喰いたくなってスーパーに走る。何せ、野菜炒めなんて失敗するわけはないし、必殺のアイテム「中華だし」もある。見切り品の野菜を探して、盛大に野菜の全員集合を企図するのだ。

 <これ(←)が馴染みの中華ダシ>
    これさえあれば、いつでも野菜炒め、何でもOK!

※素材一覧(あははは、何でもいいのよ)
 ニラ、もやし、椎茸、豚肉、きゃべつ、ピーマン、人参、玉葱、大蒜、帆立
 (写真の上から指名。何か入れ忘れたものも……)

見れば分かるだろうが、喰いやすい大きさにカットするだけでなく、火の通り加減も考えておくがいい。そして、調理の順番に注意すれば「素材の風味や食感があり、味の行き渡った調理」が可能となる……はずだった。

@油をしいて(多めね)、大蒜を焦がしたら、火の通り難い豚肉、人参、椎茸、そんでもって玉葱を炒める。塩胡椒は気持ち程度、積算されることを考慮する。
A上記が半分ほど火が通ったら、帆立(海鮮魚介は半ナマでもいい)を足して、最初の材料が4分の3ほど火が通った時点で、最終作業となる。
B葉物はすぐに火が通るし、生でもいいくらいだから、最後に投入する。ピーマン、きゃべつ、ニラ、もやしの類だね。ここで、思いきし中華ダシを振りかけて、塩胡椒で味の調整。濃すぎるとどうにもならないので、薄めに味付ける。
Cきゃべつとニラがしんなりしたぐらいで、ラー油(あるいはゴマ油)をたらし、鍋肌に醤油を回して香り付け。これで終了。

 重要なのは火加減と塩加減だけ、味の濃厚さを好むなら豆板醤やオイスターソースなどを入れてもいいが、塩味と中華ダシともやしで充分に中華の雰囲気は楽しめる。
 他にも、レバーや海老、キクラゲ(これ、ナイスな素材よん)なんぞもいい組み合わせだけれど、要は「火加減」なのだ。
 ……というのは、今回のトライの最終結果がコレ(←)だもん。



(作者の総括と言うか、反省と言うか、居直りというか……)

 ピンボケ写真であっても、デキがどうにもならんことが分かるであろう。なぜか、途中でグタグタになってしまい、見た目だけでなく全体に火が通り過ぎて水分過多なのだ。
 この原因が、先日のTV番組で分かった。「キノコは水分が出やすいし、香りを楽しむもので、炒め過ぎないこと」がポイントらしい。軽く炒めて、別皿に取っておいて後から追加するのがベターらしい。

 しかし、しか〜しなのだ、田舎の食堂に行けば同じレベルどころか、どうにもならん醤油漬けの野菜炒めなんかが出てくる。それに比べれば、味がマシなだけ、いいデキなのだ。そうなのだ。

 いいかね、料理は見た目や味ではない、要は喰えることであり、調理の過程で食材に対する感謝の念と化学反応の神秘に畏怖するところに、その醍醐味がある。決して、小奇麗な料理ができたからといって慢心してはならない。
 料理人じゃねえんだ、主婦やってるわけでもない、料理のデキなんかで一喜一憂してるなんぞ、流行かぶれの凡人に過ぎん!!!





おや、このタイトルに「真侯惇から子晃へ」とあるが?
もしかして、自分の作品をここに持ってきたのかぁ〜?
何を弱気になってるのだ、強奪は得意のはずだろに。

陛下に責任を取ってもらえるならば、



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