司法書士 平成17年 午前の部 第27問 刑法 恐喝罪

Aについての恐喝罪の成立に関する次のアからオまでの記述のうち、判例の趣旨に照らし誤っているものの組合せは、後記1から5までのどれか。なお、設例中の暴行又は脅迫の程度は、恐喝罪を構成するには十分であるが、相手方の反抗を抑圧するには至らない程度のものとする。

債務者Aが債権者Bを脅迫し、AのBに対する債務の支払を一時猶予する旨の意思表示をさせた。この場合には、恐喝罪が成立し、かつ既遂に達する。
Aは、Bを脅迫し、AのC銀行に対する債務についてBが免責的債務引受けをする旨の意思表示をAに対してさせた。この場合には、そのBの意思表示をC銀行が承諾していないときであっても、恐喝罪が成立し、かつ既遂に達する。
Aは、Bの所有する土地を購入しようと考え、Bと売買交渉を始めたが、適正な価格を提示してもBが売却に応じないためにBを脅迫して適正な価格で売却させた。この場合には、Aがその適正な価格を支払ったときであっても、恐喝罪が成立し、かつ既遂に達する。
売春の遊客となったAが売春婦Bを脅迫して売春代金の請求を断念させた。この場合には、売春契約が公序良俗に反し無効であっても恐喝罪が成立し、かつ既遂に達する。
Aが、タクシー運転手Bの態度に立腹し、後部座席からBの頭部を殴ったところ、い怖したBがタクシーから降りて逃げだしたため、Aは、この機会にタクシー内の金員を奪おうと思い立ち、これを奪い取った。この場合には、恐喝罪が成立し、かつ既遂に達する。

正解は? 1 アウ 2 アオ 3 イエ 4 イオ 5 ウエ

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