トートゥガナシ
貴尊我無
与論島 '03.12.23〜'04.1.1



沖縄本島をカヤックでも2周したのだ。

小さいなれど楽しい我が家。


パパイアチャンプルー

パパイアとポークを小さく切って炒める。味付け不要。
 到着したという放送もないまま船は与論港に着岸した。自転
車を押して船倉ゲートが開くのを待っていると真っ黒に日焼け
したオヤジから声が掛かった。
「木村さん?」
 おう、首里のカミヤマさんではないか。何とフットワークの
軽いことだろう。家を出る前日に久しぶりに彼からのメールを
受け取り、実は明日からそちらに行くよと返信しておいたのだっ
た。
 再び返信があり、都合が付いたら合流するとあったが、まさ
か同じ船に乗っていたとは。
 下船客は数人で、あれよあれよと言う間に我々二人だけが港
に取り残された。
 まあ、まずは2年ぶりの再会を祝してカンパイ。今日も太陽
はジリジリと照りつけていた。

 キャンプ場は島の東部の大金久海岸にあった。
 モクマオウに囲まれた芝生にテントを張る。
 すぐ目の前に数個の実を着けたパパイヤの木があり、枝は物
干し代わり、青い実は帰るまでにすべて食い尽くすことになる。

 近くに島唯一の観光スポットと言っても良い百合ヶ浜へのグ
ラスボート発着場や、その客目当てのアクセサリー売りの露店
も出ているが、シーズンオフなのか喧噪らしいものはひとつも
届いては来ない。ただ、暇をもてあましたボートの運ちゃん達
がたむろしている一郭だけはチト近寄りがたい。

 その夜のキャンパーは我々の他に東京のハニ、前髪を垂らし
他人の話を大きく頷きながら聞く、アニメに登場する学級委員
長のような風貌。1日610円の傘の形をしたバンガローを借
りている。
 クリスマスイブの夜は男3人だけで静かに更けていった。

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