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中国陶磁器インターネット美術館
ニシキ・コレクション The Nishiki Collection |
15年ほど前に初めて中国に行くようになった時より3、4年間は、興味が有ったので中国に付いて書いた本を十冊ぐらい読みました。 皆さんの考え方は色々ですが、中国の将来に付いて悲観的な意見がほとんどでした。資本化して経済が発展すれば、民主化して共産党は無くなる。貧富の差が大きくなり暴動が多発している、今に国が崩壊する。多くの民族が独立して、ロシアの様に五、六個の国に分かれる。などいろいろな考えが有りましたが、このまま今の共産党の政権がつずく、と書いてある人は一人もいませんでした。 しかし私が中国へ行って、いろいろな人に会って話を聞いてみると、今の政権が崩壊する様な感じは一つもありませんでした。もうあれから十年以上経ちます、崩壊するどころか中国はますます発展し良くなり、今も共産党の政権が続いています。 あの時中国の将来を予想した人達は、そろそろ訂正の本でも書いてみてはいかがでしょうか、しかし今でもオリンピック後はバブルが崩壊しないかと、心配しています。
十年前のあの時から現在まで、私は中国の政権が崩壊すると一度も感じた事がありません。 貧富の格差は今も昔も同じ様にあり、貧しい人も沢山います。しかし中国が発展して良くなると希望を持っている人の方がはるかに多いのです。 貧しい農村で暴動が多発しているのは事実でしょうが、政権批判でなく会社や行政と金のもつれがほとんどの原因でしょう。 中国は組織だって反対運動をする事が大変難しい国です。天安門事件の様な事もおきましたが、国に押し潰されてしまいました。中国は個人の考えの強い国です、家族親戚を第一に考えます。他人と組織を組むのは苦手で、国を倒す様な組織はなかなか出来ないでしょう。
中国で組織を作るのが難しいのは第一に言葉ではないでしょうか。 中国語は全部漢字です、難しい漢字を沢山覚えなければなりません、高度の話になると新しい難しい漢字がイッパイ出て来ます、頭の良い人で無いと付いて行けません、農民や労働者など少し字を書く事から遠ざかると、直ぐ書け無くなってしまいます。 もっと、もっと、難しいのが発音です。普通語という共通語はありますが、地方に行って地元の人と話をすると、中国人同士で普通語を使ってもなかなか通じないのが現実です。地方に行って道に迷い、通行人などに問いかけても、なかなか通じなくて大変です。
なぜこんな経験をしたかと言うと、私は十年ぐらい前に中国で車を買い、中国の友人で地方の役人と、私が日本語を教えた留学生三人で、中国のいろいろな所の友達に会いに行きました。その時の体験です
。地方に行くと車『自家用車』の他に良い交通手段がありません。汽車は大きな都市間の交通で、地方の町の間の交通は、ほとんどバスです。そのバスも夜は動きません、20キロも離れると普通の人は良い交通手段がない為、行き来できない様です。地方ではこの様な現実ですから、一地方で何か問題が起きても全国に広がるのは、まず不可能でしょう。
これに対して問題を処理する役人は、能力が高く中国全土を動ける様に出来ています。役所が各々に、全国くまなく招待所と言う簡易のホテルを作り、行き来し連絡を満つにしています。中国の歴史は役人が管理した歴史です、現在の共産党政権も役人が管理している政権です。この事を私は良いとか悪いとかは言っていません。今の中国は安定していると思います、まだまだこの政権は永く続くと思います。
この様な事を今書いているのは、私と同じ様に考えている人がいます。 2007年3月8日産経新聞3面に、『中国独裁50年続く』米専門家予想、経済自由化進んでも、と載っていますので、要約します。 中国共産党政権の将来について、今までは二つのシナリオの予測があったが、実現の可能性は極めて少なく、最も可能性の高いのは第三のシナリオである。 第一のシナリオは、経済開放自由化が進めば、やがて政治に影響し民主化する。 第二のシナリオは、貧富の差が大きくなり社会不安が増し、経済的崩壊が起き共産党体制が崩れる。この様な考え方は、米国でも主流でしたが実現の可能性は極めて少ない、 確率の高いのは第三のシナリオです。共産党の一党独裁はこのまま30年から50年もの長期間保たれる。 その理由は、共産党に対抗する組織が出来無い、共産党の役人の統治能力の高さ、軍の反対勢力を粉砕する能力の高さ、一般中国人の民主主義への姿勢、をあげています。 この考えは私と同じです。今までは私一人の考え方だと思いましたが、これからは米専門家と同じだと、堂々と言えます。この本は『中国への夢想』と題され、2月下旬刊行された物だそうです、翻訳されて日本で売られたら是非買って読みます。