中国陶磁器インターネット美術館

 

ニシキ・コレクション                   The Nishiki Collection

6・五彩 龍紋梅瓶 高さ500mm

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青花の上に彩色して二度焼きした五彩「豆彩」の技法は、これまで成化年代が始めと言われて居ました。 それが二十数年前、景徳鎮で出土した皿と、チベットの寺にあった茶碗で、その製作年代は宣徳年代が始めと現在では言われる様になりました。       この梅瓶にも大明宣徳年製の銘が有ります。青花と五彩で描いた、水鳥、草花紋、赤青の龍を回りに配し、亀甲形の紅釉の中に五爪の龍が踊る、素晴らしい出来の梅瓶です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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この梅瓶は、青花で一部の絵を描き、残りの絵を五彩で描いてあります。   この技法は景徳鎮で出土した皿と同じ技法で、これは非常に珍しいものです。 普通は青花で絵の輪郭を全部描き、中を五彩で埋めています。        この技法が成化年代から始まった技法で、豆彩と言われる技法です。     それ以後現在まで豆彩が主流の製品です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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大きく開いた口の独特な梅瓶の形、青花紅釉の素晴らしい発色、素晴らしい五彩の色の使い方、そのほか難しい技法が、この梅瓶には沢山有り他に見たことがありません。       これらの技法の製品が現在まで伝わっていないのは、技術が難しくコピーして量産する事が出来ないからでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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力強く渦巻き状に削った底、梅瓶の底では他に見たことがありません。    皿では3,4点本の中で見たことがあります。    明代始めの特徴です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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青花の色は、濃い黒から薄いコバルト色まで、変化が大きくて皆綺麗な色です。特に薄いコバルトの色は、薄紫色のコバルトの原色の色です。        水鳥は大変難しいかっこうをしています。     これを描くのは腕の良い人でないと描けません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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この様なオシドリが六羽居ます、少し銀化して光っています。

 

 

 

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コバルトの不純物が少ないのでしょう、青花の黒い部分の表面に浮遊物は少ないです。

 

 

 

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素晴らしい青花「釉下彩」の青い花。

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同じく素晴らしい五彩「釉上彩」の赤い花。

 

 

 

龍は紅釉の上に貼り付けて作った様に見えます。
 

 

 

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釉下彩の赤色、釉上彩の緑色、これは一度では出来ない、二回焼いたものです。

 

 

 

 

葉の中央部分が膨らんでいます、どの様にして作ったのでしょうか。

割れて中の様子が分かります、この様な技術が現在有りますか。

 

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