![]() 左は黒猫2巻P127よりリンスがシキの気で出来た蟲(傀儡蜂)に刺され、追い払うシーン。 | ![]() ![]() 右は幽遊白書14巻P56,55より。柳沢と室田が医師(ドクター)神谷の念で作ったウイルス(見た目は魔界の虫)に刺され、叩き潰すがウイルスに侵されるシーン。 何もかも良く似ているが、偶然なのだろうか? |
| 検証:黒猫のひとコマ目は幽白で該当するコマ無し。リンスがトレインに注意され、それが何なのかを読者に強調するコマ。この時点で虫ということを明かしているという点で演出が異なっている。 2コマ目は幽白の3(4)コマ目に該当する。「チクッ/黒猫」「チク!/幽白」と類似効果音がフキダシ内に位置+刺された人物のアップ。 3〜4コマ目は幽白5〜6コマ目と酷似。コマの大きさ・配置に違いが見られるが、人物斜め後方から顔アップ+遠近法を使って小さく虫を登場させる→虫を中央に配置し効果音で煽る、の組み合わせ。虫が刺し続けているか飛んでいるか、刺したのは腕か手の甲か等瑣末な違いは見られる。 虫を素手で攻撃→煙となって消えるという流れの黒猫5〜6コマ目は幽白8〜9コマ目に該当するだろう。手で弾くか叩き潰すか、構図は大分異なる。 ひとコマずつ比較すると、酷似したコマは少数で大部分は状況と流れが似ていると分かった。「丸パクリ」とは言えないが、この特殊な状況―特殊能力によって作られた虫に刺され、虫を退治したかに思えたが手遅れだった―が偶然の一致と言えるのかどうか…矢吹氏が「ジャンプクロニクル」「MATATABI」等で幽遊白書を過去に読んだことがあり、ドラゴンボール程ではないにせよ影響を受けているとの発言から単なる偶然とは考えにくい。しかし、多少演出が変更されていることを考慮に入れれば参考にしたか、または下敷きにした二次創作かというのが妥当だろうか。 | |
![]() 黒猫5巻P119よりウドニー(偽トレイン)を殴り倒すイヴ。 | ![]() 幽白13巻P40幽助を張り倒す螢子。 |
| 女子に倒される大の男という状況はありがちだ。勿論、しつこい男を一発で撃退してしまう女子も、現実はともかく漫画では珍しくない。しかし地面に叩き付けられることを強調したこの構図はその状況に限っては珍しいだろう。いずれコメント検証で具体的な内容に触れるつもりだが、矢吹氏はアマチュア時代に好きな漫画やアニメの「構図」を自分の絵に置き換えることで漫画の練習としていたらしい。もしも、そういったことを現在でもやっているとしたら・・・問題ですよね。 | |
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| 黒猫9巻P63より人狼が殴られるシーン。幽遊白書12巻P97より戸愚呂が殴られるシーン。
ド×4。描き文字の見た目(黒文字にホワイトの飛沫)。人物のポーズ(左右反転)。どちらも反撃する暇も与えずに殴りつづけると言う 点で状況も似ているが、このような単純な構図をパクリと言うことは強引だろうか?ポーズやら殴っている箇所までほぼ同じなのが気に掛かる。違う個所―狼男らしく長い舌が飛び出ている―に工夫が見出されるのでそのままとは言えないかもしれないが。(冨樫氏がこのような構図にしたのはバトル描写の未熟さを隠し迫力で押し切るためではないかと考えられ、矢吹氏もその点では同類なので確かに参考にはなるだろうが…どうせなら本物の格闘技を見て勉強すればいいのにと以前感じたが、MATATABIで本物より天下一武道会のほうが好きだとのたまった氏のことなので、参考にするのは仕方ないにしてもせめて自己流にアレンジして欲しいと思う。) | |
![]() ![]() 黒猫WJ2003年5号P360〜362 | ![]() ![]() 幽白12巻P179〜181 |
| 見開きでトレインがクリードを殴り飛ばしたシーン。 見開きの構図、主人公のポーズ、足元、流れが似ている。 コマの使い方や前後の描写、敵のポーズはあまり似ていない。 | 見開きで幽助が戸愚呂(弟)を殴り飛ばしたシーン。 幽助を左右反転し、重ね合わせるとトレースはしていないことが分かった。肩から背中にかける線(筋肉の描写)がとてもよく似ているのは偶然かもしれない。しかし、何故『投手がボールを投げる』ようなポーズで殴ることまで似ているのか。このポーズが酷似しているのは疑いようもないが、最近では『漫画絵』によく見られる誇張表現のひとつとして流行している説もある。この個所をことさらに取り上げて盗作というつもりはないが、このようによく似た構図は連載中読者によって数多く指摘されており、一連の盗作疑惑のバックグラウンドとなっていた。以下細部拡大画像にて比較。 |
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| 冨樫氏のバトル構図についても疑惑が多いことはよく知られている。特にバキがその対象として有名である(バキについては詳しくないのだが、記憶によればハンターハンターで可憐な少女風外見をもったビスケット=クルーガーが突如マッチョ大男と化しサブだかバラだかといった名前の爆弾魔の一人をぶっとばした絵がバキ作中のとある構図に似ていたらしい。ちなみにバキにはビスケット・オリバという名前のキャラがいるようなのだが、その絵がオリバかどうかは確かでない。よってそれがパロディーなのかパクリなのかも不明。情報求む。) | |
![]() 映画・魔女の宅急便よりグーチョキパン屋遠景。 キキの下宿して いたパン屋。右の絵と異なる部分は木の位置と建物(そしてキキがいない)。 階段状の壁、坂道の曲がり具合、カーブした低い壁、階段 は完全に一致。三角屋根の建物、奥の建物の屋根の上にある煙突(?)の形は大体一致。 | ![]() 黒猫7巻「サヤ に出会った男」よりシャンパーユタウン。サヤは魔女と呼ばれていたという設定からパロディーの可能性もある(この時男が持っているのはフランスパンのようだ⇒グーチョキパン屋で買ったのかと読者に思わせる|魔女の宅急便の舞台⇒昔魔女が住んでいた町)。細かい部分は異なっているが、見て描いたという感じがする。魔女の宅急便の風景に良く似た背景がそこここに使われている:時計搭、繁華街、路面電車等。 |
| 魔女の宅急便 の方にも元となった風景があるようだが、スタッフが取材で撮影した写真を模写するのはオーケーでも、魔女の宅急便で使用されている風景画(著作物)を模写するのは問題があるでしょう。微妙な改変が、模写(コピー)でなくオリジナル(原形が消化されほぼなくなっている)と見られるかどうか・・・この他にもFF(ファイナルファンタジー)系ゲームの背景と似ている個所があるという疑惑が挙がっている。背景はアシスタントが描くのが普通(週刊誌連載作家では)だが、指示するのは矢吹氏であろうと推察されるし、矢吹氏の著作物として発表する以上氏に責任がある。 | |
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パッと見でよく似たシチュエーション・表情・構図があり、とても分かりやすい。どちらも食事中に突如襲撃されるシーンである。敵がレストランの扉を開ける前に主人公がそれを察知していることを、口に食べ物を頬張りながらも一瞬目つきが変わるコマを敵の足コマ(すなわち不穏な足音)や銃を身につけた後姿(ホルダーの銃が立てる音)やレストラン内風景(やがて壊される平穏/平穏が失われた瞬間)等と挟むことで表現している。…という「表現」がほぼ一致しているのだ。 相違点1:敵の襲来に気付くタイミング…トライガンでは察知して襲撃までの間も悠々と食事を続ける。黒猫では気付いた直後敵が現れる。これは些細な相違点である(パクリを否定できない)ので次へ。 相違点2:敵の目標…トライガンでは賞金首の主人公を狙った賞金稼ぎの郎党がやって来て、主人公のみを狙った。対して黒猫では主人公が賞金稼ぎであり、賞金首である裏切り者をマフィアの徒党が追ってきたので(?)店内にいる目標以外の人間全てを狙った。何故こうも違うのにパクリだと主張するのか。その理由は極単純なこと「他所(ビバップ)からパクったから」である。少々こじつけ臭くなってきたので次は本題へ。 相違点3:味方の人数…トライガンではヴァッシュ一人で孤立無援状態である(実は一般大衆さえも…)。一方黒猫は、トレインにはスヴェンという相棒がいる。にも関わらず、敵に気付いたのはトレインだけ。相棒モノの場合、同等の力量を持ち合わせているか、一方がもう一方を補うものである。したがって、今回のような状況においては「トレインとスヴェンが察知する」もしくは「トレインがスヴェンに危機を知らせる」ことによって相棒の存在をアピールするのが自然である。更に、連載の第一回なのでこういった説明(絵や台詞による)を省くと相棒の存在感が希薄になってしまうので、余計不自然な描写なのである。(黒猫においてトレインがスヴェンに危機を知らせる時は何らかの合図があるか、打ち合わせがあったか、説明が挟まれるかのいずれかである。すなわち黒猫において異質な描写であることから、作者のミスである可能性が高いのだ。) では何故相棒の描写を省いたか(忘れたか)?それが相違点(2)を説明する「ビバップ」の描写と混ざってしまったから、でまとめるのは果たしてこじつけと言えるのか…私にはとても自然に思えるのだが、最終的な判断はいつもどおり皆様に委ねることにする。 | |
| ※改訂:模倣であると判断した根拠詳細 | |
![]() ![]() ![]() 以上、読みきり作品『STRAY CAT』(黒猫8巻p174-179)より。 |
![]() ![]() 以上、読み切り作品『るろうに』(るろ剣1巻p170 〜173)より。 |
| ほとんど同じと言っても良い程似た展開が繰り広げられている。とはいえ「展開」というだけなら使い古されたありきたりのパターンだと切り捨てられるようなもの。ここで問題になっているのは「過去人殺しをしていた主人公が悪人殺さず人助け」とかいう輪郭の話ではなく、表現である。いかにそっくりな表現が多いか、以下ひとコマひとコマ抜粋・比較し検証していくことにする。 | |
![]() A.息を切らせ走る B.主人公の後姿に気付く | ![]() a.少女が主人公の後姿に気付く b.息を切らせ走りながら主人公を呼び止める |
![]() C.主人公を呼び止める少女 D.それに気付き主人公振り返る | ![]() c.それに気付き主人公振り返る |
![]() E.主人公を盾にして隠れ、自分を助けろと叫ぶ少女 | ![]() d.主人公を盾にしてひょいと隠れる少女 e.自分を助けろと叫ぶ少女 |
![]() F.「んだ てめェはッ!!」 「死にたくなきゃ そのガキ こっち 渡せェ!!」 | ![]() f.「なんだ てめぇは!!」 「刺されたか ねぇなら 来迎寺の娘 こっち渡せ!」 |
![]() G.少女を抱きかかえ一目散に逃げる主人公とツッ込む悪者(黒猫) | |
![]() g.少女を抱きかかえトンズラする主人公と吠える悪者(るろ剣) | |
![]() H.助けられた少女は抱えられたままで主人公の頬をつねり文句を言う(縮小) | ![]() h.助けられた少女は抱えられたままで主人公の鼻を殴る |
| Cとd、Eとe、Fとfはセリフが酷似している他、Aとaからの展開がほぼ同一である。Gとgに至っては構図まで酷似している。また、Hとhに見られる、お姫様抱っこをされながら相手を攻撃するというのは特殊ではないかと思い比較したが、構図や状況も似ていなかった(しかし一連の酷似展開の一部を担っている)。今回全体を比較したことで相違点も浮き彫りになった(主に「賞金稼ぎ」や「維新志士」といった設定に起因するが、ヒロインの役割が大きく異なるせいでもある)。その他細かい設定の類似点も並べられるが、そこまですると読み切り作品故に内容の全てを記述する羽目に陥りそうなのでこの辺りで切り上げておこう。勿論、これだけでじゅうぶん「偶然」でなく「模倣」であると確信できるからでもあるが。最後に、ジャンプの読み切り作品や連載初回は過去のジャンプ掲載作に似たものが多いことを追記しておく。担当編集の指導が似ているせいか、或いは「参考」にする慣習のせいであるのか、単に作者の怠慢か、編集の選考が偏っているせいか…等憶測はいくらでもできるが、真実は闇の中である。 |