誰も教えてくれない原発と温暖化と大分のホントのところ
東風こち吹かば においおこさぬ放射能 飛び来ることを 人 な忘れそ

この狂歌は西日本在住者の率直な気持ち。本歌は、太宰府天満宮の「飛び梅」伝説のもととなった次の短歌です。
東風こち吹かばにほひをこせよ梅の花あるじなしとて春な忘れそ 菅原道真


意外に近くにあります。原子力発電所
 次の地図をごらんください。
 わが大分県のとなり、愛媛県には、伊方原発があります。意外に近いところにあると思いませんか?

実は他人事ではない放射能
 
3月25日(金)、韓国では放射能を恐れて学校をお休みにしたときには、東風が吹いていて、大分の上空にも放射能がただよっていました。韓国では雨の予報が出ていたので、放射線の影響をいちばん受ける子どもたちへの悪影響を心配して、休校措置をとりました。大分はその日たまたま雨が降らず、大事にいたっていないようです。

「最悪の事態」に備えるのは安全保障・危機管理の基本(のはず)
 花粉予報をするのと同じ技術で、「放射能予報」ができます。政府・気象庁は、「予測に過ぎないことが事実と受け止められて、無用の混乱が起こる」として、「放射能予報」はしないという政治判断をしています。
 原発事故については、なぜか「最悪の事態」を想定しないことばかり。なぜ?


原発は「海洋温暖化施設」って知ってた?
 電力会社は、原発はCO2を排出しない、地球温暖化防止に必要な施設だというCMを流しています。
 しかし、原発は、原子炉の冷却に使った後のぬるま湯を海に排出して、海温を上昇させています。

地球温暖化防止は「一人ひとりの努力」では追いつかない
 右のグラフは、2008年度の大分県内の温室効果ガス排出量(CO2換算)に占める大口排出事業所の割合を示したものです。新日鉄だけで三分の一を超え、上位四事業所だけで県内排出量の半分を超えます。下の表は大分県内の温室効果ガス排出量大口排出事業所上位15ヵ所です。温室効果ガス排出量算定・報告公表制度を利用して植田が環境省から取り寄せたものです。H20特定事業所排出者データ(大分県抽出)[EXCEL]
 CO2県内排出量のなかでの家庭部門の割合は三・六%。(下グラフ)
「一人ひとりの努力」は、もちろん大事ですが、それでは追いつかない現実があります。
事業所名 排出量合計
(t-co2)
県内排出量総量に占める比率
1 新日本製鐵 大分製鐵所 14509400 35.7%
2 太平洋セメント 大分工場(津久見) 3784330 9.3%
3 太平洋セメント 大分工場(佐伯) 1067900 2.6%
4 昭和電工 大分コンビナート 1052000 2.6% 上位4ヵ所で50.2%
5 新日本石油精製 大分製油所 921285 2.3% 上位5ヵ所で52.4%
6 東芝 大分工場 386298 0.9%
7 戸鉱業社 大泊工場 336000 0.8%
8 大分サンソセンター 314524 0.8%
9 王子板紙 大分工場 286000 0.7%
10 日鉱製錬 佐賀関製錬所 259000 0.6% 上位10ヵ所で56.3%
11 新日鐵化学 大分製造所 225000 0.6%
12 鶴崎共同動力 鶴崎事業所 217510 0.5%
13 古手川産業 171100 0.4%
14 住友化学 大分工場 133300 0.3%
15 大分共同火力 大分共同発電所 118000 0.3% 上位15ヵ所で58.4%

「福島差別」の根源にあるものは?
 放射能や放射線への無理解から、福島の人びとにいわれのない差別が
行しています。
この差別の根っこのところをなしているものの一つに、正確な情報が提供されていない、ということがあります。そして、原発事故に関連する情報のうち、電力会社や政府やマスコミの発する情報のかなりの部分は正確ではなく、多くの人びとが疑心暗鬼を持っています。それが、ときに過剰反応につながり、そのあらわれとして「福島差別」が起こっていることを思えば、電力会社・政府・マスコミは、すべての情報を正確にわか
りやすく伝えてほしいと考えます。

2011年4月26日    

 このページは、チェルノブイリ原発事故から25年の4月26日に、僕が大分市中心街でまいたチラシに、図表と若干の加筆をおこなったものです。チラシはこちら[PDF]








ご意見やご感想などありましたら、 掲示板 へ書き込むか、植田までメール してください。
TOP