このページでは、皆さんに役立つ健康情報、病気のお話を
できるだけわかり易くお話ししていきたいと思います。
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| ★今回は高血圧のお話1★ |
■はじめに■
4月の開院以来、市民検診をさせていただく機会がありました。検診を受けていただいた方の約半数に高血圧を認めました。すでに治療を受けている方もいましたが、検診で初めて指摘された方も多く、その大半は自覚症状がありませんでした。さらに驚いたことに高血圧の方全員が高コレステロール血症を合併していました。
高血圧には、自覚症状がほとんどありません。しかし、そのままにしておくと脳卒中や心筋梗塞などの心臓血管病を起こし易くなります。そして血圧が高いほど、その危険性はますます高くなります。
また脳卒中、心筋梗塞になる要因は、高血圧以外に高コレステロール血症、糖尿病、肥満、タバコなどがあります。これらが重なるとそれぞれは軽症であっても、心臓血管病になる危険性が高まります。軽症だからといって見過ごすことはできません。例えば高血圧の人は、健康な人に比べ約4倍脳卒中を起こし易くなります。その上に高コレステロール血症を合併していると脳卒中になる危険性はさらに約5-16倍高くなります。そこで高血圧が生命にどれほど危ないかを知るため、高血圧の程度と、その他のリスク要因を併せて危険度を評価することが重要になります。 |
■それではどのくらいの血圧の値から高血圧と判断してい
るのでしょうか■
日本高血圧学会2004年高血圧治療ガイドラインでは、
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収縮期血圧(上の血圧)が140mmHg以上、
あるいは
拡張期血圧(下の血圧)が90mmHg以上
であれば高血圧としています |
●● |
そして血圧の程度によって
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上の血圧(mmHg) |
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下の血圧(mmHg) |
| 至適血圧 |
120未満 |
かつ |
80未満 |
| 正常血圧 |
130未満 |
かつ |
85mm未満 |
| 正常高値血圧 |
130-139 |
かつ |
85-89 |
| 軽症 |
140-159 |
あるいは |
90-99 |
| 中等証 |
160-179 |
あるいは |
100-109 |
| 重症 |
180以上 |
あるいは |
110以上 |
| 収縮期高血圧 |
140以上 |
かつ |
90未満 |
という具合に分類されます。
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