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昭和三十八年会

第19回伝統芸能鑑賞会

 

日時 10月31日 18時半

場所 観世能楽堂

 今回は能・狂言界の四人の若手ホープが結成した「能同人MUGEN∞」の公演。同人は能の坂口貴信・林宗一郎、狂言の茂山逸平

・野村太一郎。演し物は宗一郎による一調「班女」、人気の野村萬斎が付き合う太一郎の狂言「千鳥」観世流家元、清和による仕舞

「藤戸」、貴信のシテに逸平が間狂言で加わる能の「国栖」と盛沢山。一調とは一曲の謡所を太鼓のみの囃しで一人で謡う。眼目の

能「国栖(くず)」。吉野山中の川沿いに住む老夫婦が迷い来た幼帝を機転で敵から守るという話。シテを演ずる貴信の気品に満ち

た所作と謡が心に染み、特に、後ジテの蔵王権現での力強い舞の迫力は圧倒的。

それにしても、一曲一時間、耳で謡のセリフを聴きとり、眼で役者の微妙な動きを余さず捉えようする能鑑賞は相当疲れます。

(山碕記)

(参加)石坂、北神、鈴木、松島(以上夫妻)、阿出川、今井、宮坂、山口、山碕

第18回伝統芸能鑑賞会

 

日時 9月17日

場所 国立劇場 小劇場

 

出し物は明治150年記念にあやかり二本とも明治時代の作品。最初の(南都二月堂)「良弁杉由来」は生き別れになった母子の

30年ぶりの再会を演じた名作。もう一本は「増補忠臣蔵」(本蔵下屋敷の段)。なぜ増補か。通し狂言「忠臣蔵」で九段目が理解し

難いところあり、それを増補した作品であるから。忠臣・忠義とは何かで苦しみ、それに親子の愛情を盛り込んだ武士の秘話。

演劇により人は感動して心を打たれたり嘆息したり笑ったり涙を流したりする。「笑う」ことは健康に良いと言われるが観劇による

「良質の涙」も健康に良いと言われる。文楽は涙を流させる場面が多い。さて皆様いか程の涙を流したか。観劇後は涙を流しすっきり

した表情で、最寄りの懇親会場PATIO で劇評・歓談。(山口記)

(参加)松島、北神、半田(以上夫妻) 宮坂、山ノ井、山口

 

 

 

第16回三八伝統芸能鑑賞会

 

1、    日時:平成30年2月17日(土)午前11時〜午後2時

2、    場所:国立劇場・小劇場 

3、    演目:「心中宵庚申(しんじゅうよいごうしん)」

4、    参加者(順不同:敬称略) 松島夫妻、北神夫妻、旗野夫妻、半田夫妻

阿出川、宮坂、今井、山碕、山ノ井、山口         以上14名

平成27年4月に発足以来、今回16回を迎えるが、今まで主として歌舞伎中心であったが、

今年は文楽を鑑賞しようと計画していたところ、タイミングよく如水会(研修文化グループ)

「国立劇場2月文楽公演」の鑑賞会を計画してくれ、早速上記14名が申込み、鑑賞した。

 

演目「心中宵庚申」は近松門左衛門の円熟味溢れる最後の世話物で夫婦の心中を取り

扱っており、東京では10年ぶりの公演。本作は享保7年、実際の心中事件をもとに執筆され

ている。夫婦愛と義理人情との板挟みにあった切ない心情を表現。太夫(語り手)、三味線引き、

人形遣いの三業一体による文楽の芸のすばらしさを堪能した。

 

観劇後、最寄りのダイヤモンドホテルに足を延ばし、レストラン「プルメリア」で、メンバーの

今年初めての顔合わせでもあり、劇評も兼ね今年初の懇親会を行った。会半ばで冬季

オリンピックでの羽生選手優勝の報も入り、座を沸かせた。       (記:山口)