日時 十一月八日正午〜四時
場所 如水会館スターホール
昭和38年卒三八会の卒業55周年記念大会は一七〇名程が参加して盛大に開催された。
第一部では、蓼沼学長から「大学の現状と課題」というテーマで講演があった。まず大学の三大目標についての説明があり、それを実現するために学長直轄の
社会科学高等研究院で先端研究が既にスタートしていることなど意欲的な取り組みの現状について、三十数枚のスライドを使って詳細な説明があった。
続いて今年真打に昇格した美人女流講談師神田蘭師匠から「申酉事件」についての講談があった。当時の文部省が東京大学経済学部創設にあたり、東京高等
商業学校専攻部を廃止する決定をしたことに抗議して学生が全員退学を決議し、その後渋沢栄一翁などの斡旋尽力もあり文部省が専攻部の存続を認め、学生も
全員復学したいきさつについて、時に爆笑を誘いつつ迫力ある講談が語られた。
第二部に入り、同期五百余名の三十四年入学者のうち鬼籍に入られた一二七名の物故者に対しまず黙祷。その後校歌「一橋の歌」を井上(清)の指揮
で斉唱し、続いて石坂三八会会長および岡田如水会事務局長から各々挨拶と祝辞があった。
次に周年大会の主要議題である如水会代議員の改選を行い、旧代議員三名(石坂、山口(善)、井口)に代わって、籏野、半田、渡邊(征)を満場
一致で新代議員に選出し、三名を代表して半田から挨拶を行った。その後蓼沼学長、岡田事務局長、石坂会長、籏野新代議員による鏡開きが行われ、
籏野の音頭で乾杯した。北は北海道から南は九州まで全国各地から駆け付けた同級生を交え、久しぶりに会った仲間たちとの楽しい懇談が続き、記念
撮影ではクラス別のほか歩こう会、雀友会、伝統芸能鑑賞会、声友会、テニス、囲碁、ゴルフの同好会別記念撮影もあり、三八会同期の絆の強さが
実感された。現執行部が新たに立ち上げた「歩こう会」、「雀友会」、「伝統芸能鑑賞会」に参加したことにより卒業以来殆ど会ったことのなかった
同期の仲間と交友が深まった話も披露され、今後さらに多くの仲間が同好会活動に参加するようにとの呼びかけも行われた。
フィナーレでは、同期の千葉慶博君が作曲し、現在も大学の応援歌として広く親しまれている「勝利の旗風」を、十数名の応援部・チアリーダーの演
舞と共に力強く斉唱した。この晴れ舞台で自ら指揮をする予定でありながら、大会を目前にして急逝された千葉君への痛惜、哀悼の想いを込めて全員で
熱唱した。応援部・チアリーダーの演舞は若さを大いに発揮して力強く行われ、満場を沸かせてくれた。「一橋会々歌」の斉唱後、第一部から司会を務
めてくれた佐々木(信)と福島からの健康維持のアドバイスと、渡邊(征)の中締めで、三八会の55周年記念大会は大成功裏に終了した。
六十周年大会も頑張って開催しようとの声もあり、五年後の再会を約して散会した。その後も名残の尽きないクラスでは引き続き十四階で大いに旧交
を温めた。同期各位におかれては代議員三名による三八会の新しい執行部に対しても引き続きご支援、ご協力を賜りたい。(半田記)