仮面ライダーSPIRITS 第1部
第10話 密林の支配者 後編より

孤独・・・・少年ビクトルにトモダチという概念は無かった・・・
そう・・・・アマゾンに逢うまでは

ニードルに因って その形態をトカゲロイドから
禍々しき終末の軍団へとメタモルフォーゼしてまったサラマンデス

“ 世界一の頭脳があったって・・・世界を自由にできたって・・・ ”

“ 一人ぼっちの世界じゃないか!! アマゾンは・・・アマゾンは・・・ ”

“ ボクだけのために来てくれたんだぞ!! ”

ジャングラーよ!ガガの腕輪よ!ビクトルよ!業火の中 アマゾンが叫ぶ!

“ ジャングラーーー!! ”


ジャングラーとは?
仮面ライダーアマゾンTVシリーズ第4話走れ!怒りのジャングラー!!より登場
前面が開閉し 銛を打ち出す事も出来る攻撃性能に秀でた万能バイク

しかしバイク(スズキハスラー250)自体に初搭乗したのは 第3話強くてハダカで速い奴!
以下 TV第3話より抜粋
ゲドンから命を救ってくれた
アマゾンが 友人 高坂博士から聞かされていた男だと知った立花藤兵衛
そして その
アマゾンに仮面ライダーとしての存在理由であるバイクを教示すべく海岸へと赴く
まるで息子に歩き方の訓練をするかの様にハスラー250を押しながら
アマゾンに語る
“これを君にプレゼントしよう これは君にとって大変役に立つモノだ ”

この時アマゾンの脳裏には爆走時のエキゾーストノートが響き渡り頭を掻きむしる
“ オレ ノラナイ! キライ! ノラナイ! ”
嫌がる
アマゾンはハスラーを両手で頭上高く持ち上げ そのまま海に投げ込む

それでもあきらめない立花藤兵衛
“ 乗る乗らないは別にして説明だけはするぞ!アクセル!ブレーキ! ”
“ いいか!このクラッチを引いてギアを入れる!アクセルを吹かしながら このクラッチを戻す! ”
“ これはお前より速いんだ!よく見ていろよ! ”

“ どうだ
アマゾン!乗りたいと思わんか!口惜しかったら追い付いてみろ! ” 駆け出すバイク
完全にバイク少年と化した立花藤兵衛を追い 砂浜を駈ける
アマゾン
“ ヨォーーシ 行くぞ!”スピードを上げる立花に 結局追いつけず砂を握り口惜しがるアマゾン
“ どうだ
アマゾン!解ったか! ” 最早当初の目的をスッカリ忘れ勝ち誇る大人気ない立花藤兵衛

しかしそんな我が世の春も刹那 余所見をした為 そのまま海に突っ込み撃沈

“ うぇえっくしょんっ! うっうううう” 焚火の前で身体を震わす立花藤兵衛
それを見て“ ハハハハハハ ”と初めて屈託のない笑顔を魅せる
アマゾン
“ なぁにが可笑しいんだ! お前だってハダカじゃねえか!”
醜い争いから一転 番長同士が殴り合ったかの様に爽やかに打ち解ける二人
しかし その暖かい時間を撃ち破る少年マサヒコの悲鳴!

アマゾンは乗った!! マサヒコの危険を知った野生児アマゾンは
恐ろしいもの いや 敵としか受け取れなかったバイクに我知らず乗った!!

仮面ライダーSPIRITSでのジャングラーは 村枝先生の手に仍て
よりカリカチュアされ しかも口からガガの腕輪を射出してサポートするなど
実に人間味溢れた よりスーパーなマシンとなって登場!

以下 TV第4話より抜粋
眼の前で獣人大ムカデに少女マサミを攫われ立ち尽くす
アマゾン
“ ほらぁ〜出来たぞ 出来たぞ ”そう云ってマサヒコと共に現れた立花藤兵衛

その横には異形なバイクが “
ジャングラーだ!お前が乗るんだ!ゆけ! ”

迷わずジャングラーに跨がり 天才的なバイクセンスで追走するアマゾン
“ 見ろ見ろ走った走った!オレの造った
ジャングラーが走ったぞ!! ”
大喜びの立花藤兵衛を見上げ マサヒコが言葉を投げかける
“ あんなカッコイイの ホントにオジさんが造ったのかなぁ?”抱きかかえ乍ら
“ そうさぁ 坊やのオジさんがアマゾンから持って来た設計図どおり造ったんだ!”

仮面ライダー史上 これほどまで仮面ライダーとその愛機と立花藤兵衛との有り様を明確に
また同時に メカニックとしての立花藤兵衛の凄まじさを見せつけたエピソードは 類が無く
仮面ライダーSPIRITSで描かれるアマゾンジャングラーの絆が何故ここまで深いのか?
勿論それは 上記の傑出したエピソードが全て物語っていると憶われます

ギギとガガの腕輪とは?
左腕のギギの腕輪は 超インカ文明の力と謎が秘められた腕輪で
恐ろしい事に 外すと
仮面ライダーアマゾン自身の命脈を絶って仕舞い
逆にガガとギギをひとつの腕輪にすると超古代文明の力を得て
仮面ライダーアマゾンは最強モードへと転身します

ここで注意したいのは仮面ライダーSPIRITSの中でアマゾンは
“ ガガの腕輪よ・・ギギの腕輪に・・・力をくれ!! ” との台詞を発し
あくまでも腕輪 それ自体がパワーアップしているという点を強調しています


仮面ライダーSPIRITS 第1部
第10話 密林の支配者 後編より

“ ガアヴヴヴヴ ”

“ スーパー大切断 ”


スーパー大切断とは?
TVシリーズ第24話やったぞアマゾン!ゼロ大帝の最後!!に登場
アマゾン最強の必殺技でゲドン&ガランダー帝国 真の支配者の両腕と首を刎ねましたが
TVでは
スーパーと冠されてはいるものの その描写は控えめで
それは数々のスプラッター描写や放送局の都合の為 仮面ライダー史上
稀な短命シリーズとなってしまった
アマゾンが背負う ひとつの業なのですが
そんなファンの心情に潜む憤懣を知ってか知らずか村枝先生は
 あくまでも少年ビクトルの視点で その業を拭い去りるかのごとく
 TVを遥かに超えた 憶わず ヨッシャアアア!! と叫んで仕舞う
最高の
スーパー大切断で ファンの溜飲を下げてくれました


余談

仮面ライダーSPIRITS 第1部
第10話 密林の支配者前編より

“ !!・・・・な ムシビトが止まっただと・・・・!? ”


ムシビトとは?
このムシビト どこかしら仮面ライダーの臭いを残すこの意匠は
未使用に終わった
アマゾンの初期デザインである芋虫ライダーから来ており
後にそれはドラゴンライダーへと変遷し 現在の
アマゾンライダーが誕生するに到り
結果 この
仮面ライダーSPIRITSでは そのNGデザインが
決定稿を追撃するという なんとも皮肉な場面が描かれました




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