ノート12




2ちゃんねる

2ちゃんねるはひどい。便所の落書きといわれてもしょうがない部分がある。匿名性の良さ以上に悪さが出た典型だと思う。しかし驚く必要はない。世の中はこういうものだと思って間違いはない。そして思わぬ有用な情報が得られることも、まれにある。清濁あるが熱心な情報収集員が数多く集まっている。建設的な議論を期待してはいけない。しょせんお遊びの空間。

しかし、そんな場所にも一瞬、倫理的なものが垣間見れる瞬間がある。エロ画像の見方などを分からない人に親切に教えていたりする。あり得ないような倫理的な瞬間。そういうのを見ると2ちゃんねらーも人間なのだと思う。人間らしい瞬間。彼らもそういうものを求めている所がある。

2ちゃんねらーと呼ばれる人たちは基本的にはオタクだと思う。しかし彼らは罵倒し合いながらもコミュニケーションの意思はある。そうじゃないと掲示板などには来ないだろう。本当に閉じてしまった人はこういう掲示板にも来ないと思う。

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構造改革と自殺者

自殺者が3年連続で3万人を突破したという。日本は自殺率でロシア、北欧などに次いで上位にランクしている。構造改革のあおりをくった中高年の割合が高いという。

年間3万人という数字はすさまじいものだ。比較するものではないが、阪神淡路大震災の約6倍である。交通事故死の約3倍である。3万人という膨大な数の人々が、毎年静かに死んでいる。

自殺するんだったらクビにした奴を道連れに殺せばいいと、柄谷行人は言っていたが、そういう反乱は聞かない。そういう事件が多発すれば、経営者は安易にクビに出来ないと思う。しかし、そういう気力が出ないぐらいに陰湿に追い詰められていくのだろう。

構造改革を叫ぶのはいいが、構造改革で殺されている人々がいる、ということにも目を向けるべきだろう。政府が構造改革を声高に推し進めるのならば、同時に、政府はリストラで追い詰められた人々に対するケアも考えなければならない。そうじゃないと何のための構造改革か分からなくなる。少なくとも、死なずに済むようなケアが必要だと思う。

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パフィーのアメリカ・カナダ公演

パフィー(PuffyAmiYumi)がアメリカ、カナダ公演をしている。ワシントン・ポスト紙で酷評されたというが、ワシントン・ポストを読む限りかなり好意的だと思う。というか、ワシントン・ポストが取り上げたということだけでも十分好意的だと思う。

言葉の壁とかいうが英語で歌えばいいのだ。それだけのことだ。たいそうに考える必要は無い。彼女たちの肩の力が抜けた活動を見ているとそう思う。
パフィーが日本の音楽の代表とは思わないし、彼女たちもそんな気はさらさらない。でも、こういう試みは面白いと思う。

パフィーの曲がビートルズのパクリだとか言われてるが、ああいうのは遊びである。あれをパクリと言われたら、奥田民生はたまらないと思う。

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