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ユネスコ・ハノイ 越日文化交流クラブ

野球のページ

スポーツ大学練習風景 (1)
2001年12月1日−2002年1月19日 

12月1日 0900−1130
指導担当のMr.堀田がかねてより計画のあったスポーツ大学での講習を開始した。東京外大留学生 Mr新井がアシスタントとして同行。

12月8日 0900−1130
スポーツ大学の講習は本日から実地指導にはいる。Mr.堀田の他にアシスタントとして、Mr.長谷川、浦野、石原、新井が同行する。受講者30人(大学側で各科より選抜)。
まずはキャッチボールをしながら投球、捕球方法の説明、ものを投げたことのない人たちに投げる動作を教えるのは難しい。捕球はボールが怖いから、どうしてもへっぴり腰、正面の球は逃げてしまう。
一時間のキャッチボールの後、フリーバッティング。なかなかボールが前に飛ばない。バッティングばかりは天賦の才が必要である。
三月までソフトボールで練習したうえ、素質の有無も考慮に入れて更に20人程度に絞り、本格的に野球の指導を行うこととなった。

 

12月15日 0900−1100 
参加者30人 アシスタント Mr.石原、浦野、新井。
キャッチボール−投球、捕球の基本動作の練習を約40分間。投球動作はどうしてもぎこちない。上半身、下半身と腕の動きがバラバラで、見るからに不自然である。捕球もボールの正面に体を動かすことが出来ず、中には正面に来たボールさえわざわざ体を開いて、おっかなびっくりに片手で取ろうとする。前途多難、道遠し。
その後、内野及び外野に打球が飛んだ場合の、打球処理について説明し実演指導、練習を行う。



12月22日 0900−1100 
アシスタント Mr.石原、浦野、新井 参加30人
キャッチボール−投球、捕球の基本動作の練習約30分間。
試合形式で内野及び外野に打球が飛んだ場合の処理練習を行うが、まだルールがよく飲み込めないのかプレーの意味が理解できない様子。
内野(新井)外野(堀田)に別れてノック一時間(2グループに分け内外野各30分間)。内外野ともに及び腰の捕球。特に内野は両足そろえての腰高捕球姿勢が目立つ。正面のゴロは体が逃げる。無理もないがとにかく打球になれてもらわなければならない。

12月29日 0900−1100 
アシスタント Mr.浦野、新井 参加30人。
キャッチボール(投球、捕球の基本動作の練習)及び内野(新井)外野(堀田)に別れてノック一時間。紅白に別れて練習試合を行う

2002年
1月5日 0900−1130

アシスタント Mr.石原、浦野、新井 参加30人
キャッチボール−投球、捕球の基本動作の練習、大分フォーム良くなってきて、次第にプレーに個人差が出始める。しかし、上達の早い者でもまだなにがしかの違和感は拭いきれない。(Mr.浦野、新井は格別に野球の経験があるわけではないが、投捕球動作が形になっているのは、日本では日常的な、溢れるばかりの野球情報の故か。やはり文化の差は大きいと言うべきだろう)
内野(石原)外野(堀田)に別れてノック。内野ゴロの捕球がだいぶんサマになってくる。

1月12日 0900−1100
参加者28人 担当堀田。アシスタント・石原、浦野、新井
二組に分かれ、一組は内野ノック(新井、石原担当)、一組は遠投とベースランニングの計測(堀田、浦野担当)を行う。
遠投は、平均して60m前後、中には投擲点から63mにある高さ2mの金網を越して隣のグランドまで投げ入れる生徒もいる。これなどは優に75mを越すと思われるが、重く大きなソフトボールをこれだけ投げるのだから、地肩が強く野球ボールならば90m以上は楽だと思われる。ダイヤモンド一周のベースランニングは、12−13秒の間、野球の一周約110m(実走120m)14秒前後から推してかなりの好タイムと思われる。
約一時間後、三チームに別れて練習試合を行う。かなりルールも覚え、細かな点(例えば、フォースアウトになるケースとタッチが必要となる場合の違い、グラブタッチの無効、打球のフェアとファウルボールの判断等々)をのぞけば、一応試合が出来る状態になってきたように思われる。一塁走者の二塁封殺と併殺プレーも、自分たちの判断で出来るようになったし、お互いに声を掛け合い、プレーに注文を付けているところを見ると、一ヶ月前とは格段の上達振りである。

1月19日 0900-1130
参加者22人 担当堀田。アシスタント・石原、浦野、新井
 30分間のキャッチボール。投球動作はそれなりに形になってきたが、捕球動作は相変わらずぎこちない。2−3人を除いては、正面捕球、両手捕球が出来ない。日本人アシスタントもさほど野球の経験が深いわけではないが、投捕球の動作に違和感がないのは、やはり少年時から体得したものの差か。
その後、ボードを使用して、フォースアウトとタッチアウトの説明。理解できたのかどうか、彼等の表情を見る限りでは判然としないが、一度図上で説明を受ければ、後は実戦的に case by caseで体得させることにする。
 講習の後半、紅白試合6インニングを行う。
 今回より技術的に差のある一軍のA(将来のレギュラー候補?)、二軍のBの二グループにに分ける。すべてにノンポリ的な雰囲気を変え、チーム内でも競い合はせて技術の向上を計るのが目的であるので、当然技術的な評価によって、メンバーの入れ替えもあり得る。
 試合は意外なことにBチームの先制で進行し、コーチ陣の評価基準の軽重?を問われるような状況であったが、4回までに6点の差を付けられたAチームが、4回裏二本の本塁打を挟んで猛反撃し、一挙12点を奪って逆転、そのまま押し切った。

1 2 3 4 5 6
B 0 2 2 2 0 3 9
A 0 0 0 12 3 x 15

                         
 逆転した時の彼等の熱狂振りは、日本の野球風景と酷似するもので、これが契機となって彼等が野球のおもしろさを理解してくれればと願う。

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