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アナウンサーはシュンスケがお好き |
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選手
回数
時間(分)
頻度(秒)
呼 び 方 の 内
訳
前
後
率
中村
118
76
39
ナカムラ
30
14
38%
ナカムラ選手
1
ナカムラシュンスケ
27
30
62%
シュンスケ
5
1
シュンスケ選手
6
4
西沢
76
90
71
ニシザワ
41
30
99%
ニシザワ選手
4
ニシザワアキノリ
1
1%
鈴木
69
68
59
スズキ
24
25
83%
スズキ選手
3
5
スズキタカユキ
10
1
17%
スズキタカユキ選手
1
三渡主
53
45
51
サントス
1
43
92%
サントス選手
5
サントスアレサンドロ
4
8%
稲本
46
70
91
イナモト
27
15
100%
イナモト選手
3
イナモト君
1
久保
42
22
31
クボ
38
98%
クボ選手
2
タケダ(笑)
1
クボタツヒコ
1
2%
福西
38
90
142
フクニシ
14
23
100%
フクニシ選手
1
トルシエ
36
90
150
トルシエ監督
11
17
83%
トルシエさん
1
1
フィリップトルシエ
1
1
17%
フィリップトルシエ監督
4
森島
32
45
84
モリシマ
28
1
97%
モリシマ選手
2
モリシマヒロアキ
1
3%
市川
27
45
100
イチカワ
25
96%
イチカワ選手
1
イチカワダイスケ
1
4%
波戸
25
45
108
ハト
22
1
96%
ハト選手
1
ハトヤスヒロ
1
4%
宮本
25
90
216
ミヤモト
16
8
96%
ミヤモトツネハル
1
4%
松田
24
90
225
マツダ
16
5
88%
マツダナオキ
3
13%
中田浩
18
90
300
ナカダ
1
3
22%
ナカダコウジ
7
7
78%
楢崎
15
90
360
ナラザキ
9
2
73%
ナラザキセイゴウ
4
27%
小笠原
14
14
60
オガサワラ
14
100%
明神
9
20
133
ミョウジン
8
100%
ミョウジン選手
1
中田英
5
0
1,080
ナカタ選手
2
40%
ナカタヒデ
1
60%
ヒデ
2
山下
4
0
1,350
ヤマシタ
3
100%
ヤマシタ選手
1
小野
3
0
1,800
オノ
1
100%
オノ選手
2
川口
2
0
2,700
カワグチ
1
50%
カワグチヨシカツ
1
50%
柳沢
2
0
2,700
ヤナギサワ
2
100%
戸田
2
0
2,700
トダ
2
100%
高原
2
0
2,700
タカハラ
1
100%
タカハラ選手
1
森岡
1
0
5,400
モリオカ
1
100%
このページは、選手としての中村俊輔および彼を応援するサポーター・ファンを揶揄する意図は一切ない事を、あらかじめお断りしておく。
◆
日本代表のメンバー選考レースといえば、この男を置いては話が進まない。
そう、暗い表情とインタビューでの泣き顔が日本全国の母性本能軍団及びアンチトルシエ派の心をくすぐり、「ファンタジスタ」という枕詞と「トルシエに虐げられながら必死に成長し、ついには本大会メンバーに・・・」というドラマがなければ記事が書けないスポーツ新聞ならびにコメントできないTV局から絶大な支持を得ている(長いな)中村である。
そんな中村の何が不思議って、どういうわけだか、常にナカムラシュンスケと呼ばれる事だ。
言うまでもなく、現在の日本代表には、他に中村姓はいない。加茂監督時代に中村忠がいたが、この二人を間違う奴はいない(断言)。あるいは、彼はシュンスケとも呼ばれる。それも頻繁に。サポーターからの愛称ではなく、公の放送で、シュンスケと呼ばれるのだ。
俺の目から見ると中村自体が(サッカー以外の点で)あまり気持ちのいいものではないが(個人的見解)、大の大人であるアナウンサーや解説者から「シュンスケ」と呼ばれる状況は、それ以上に気持ち悪い(個人的見解)。
耳につく「シュンスケ」が思い過ごしなのかどうか、私は確かめたくなった。これは、その記録である。
| 【データサンプル】 5/2 日本代表×ホンジュラス代表 日本テレビ(19:15〜放送終了まで) ※19:00からの直前情報及びハーフタイムの前半ハイライト(VTR)は除く 実況:多昌博志 解説:武田修宏 ピッチレポーター:藤井&船越 |
「シュンスケ率」62%!
右の表をごらん頂きたい。ホンジュラス戦の中継内で名前が呼ばれた選手とその回数、及び名前の呼ばれ方の内訳である。「時間(分)」は各選手の出場時間、「頻度(秒)」は名前が1回呼ばれるのに要した秒数だ。
予想通り、中村の名前が呼ばれた回数は群を抜いていた。途中交代ながら実に118回。39秒に1回は彼の名前がお茶の間に流れていた計算になる。
この試合での中村は左アウトサイドでスタート。前半にFK(相手GKのミスによる)とCK(これは見事)を直接ゴールしている。さらに、森島が退いた後半は待望のトップ下でプレー。ファンやマスコミが喜ぶ要素が最大限に散りばめられた試合であった。足りないものといえば、「ヒーローインタビュー→涙」のパターンだけだ。
118回の内訳を見てみよう。「ナカムラ」「ナカムラ選手」の45回に比べ、呼称に「シュンスケ」が含まれた回数は73回。これだけで、フル出場した西沢に匹敵する。ちなみに「シュンスケ」率は実に62%に上る。
なかには「シュンスケ選手」なる新語まで登場している。が、これには訳があって、解説の武田修宏は各選手を「○○選手」と呼んでいたのだ。まだ呼び捨てにする度胸はないらしい。あるいは、数日前のスロベニア?スロバキア?(どこだっけ?)戦で「シュンスケ」を連呼していた高木琢也ほどのずうずうしさも未だ持ち合わせてはいないよう。(謙虚に見せかける新手のナンパ手法である可能性は否定できない)
とにかく、「○○選手」は全て武田修宏の発言であるが、今どきこんな呼び方をするのは幼稚園サッカーぐらいだ。うちの息子は「たける選手」と呼ばれている(笑)。
実況席は、確信犯的に中村を「悲劇的な選手」として扱おうとしている。後半の「表情にも明るさが戻ってきました」というコメントには、中村のキャラクターをネタに話を進めようとする意図が見え隠れして、私は気分が悪かった。
アナウンサーの深層心理(あるいは深読み)
さて。他の選手はどうか。
中田は「コウジ」率が78%。中田「ヒデトシ」との差別化を図る必要があるから、これは当然。
もっとも、呼ばれた回数自体がフル出場でわずか18回。彼はそれほどまでに目立たない選手だろうか。いや、そうは思えない。「ナカタヒデトシ」を大前提とする代表戦においては、中田浩二を「ナカタ」と呼んではいけないという暗黙の了解がある。6文字の「ナカタコウジ」は瞬間芸を要求される実況席では好まれない識別子(要は面倒あるいは実況席の力量不足?)であり、実況席が名前を呼ぶ事を無意識に避けているような節がある。
楢崎の「セイゴウ」率27%も結構多い。これは、「セイゴウ」という音が絵になる(矛盾した事を書いていますが)という事か。日本人的感覚で「セイゴウ」という音は実に「本丸を死守する大将」的な響きが、GKという彼のポジションと相まって気持ちがいい。
他では「タカユキ」「フィリップ」「ナオキ」が10%を超えただけで、先発した稲本・福西の両ボランチに至っては苗字オンリー。一度も名前を呼んでもらえなかった。意外だ。
そして久保
もう一人、注目の選手がいる。それは、わずか22分間の出場で42回に渡って連呼された久保である。名前が電波に乗る事、実に31秒に1回。中村や三度主を上回る勢いで、「知らない人と喋るのが苦手で、仮病を使って代表合宿から逃れようとする」と言われる、ある意味で中村の百倍はブルーなキャラを持つ彼の名前が日本中に染み渡っていったのである。
根暗(私見)っぽい中村をヒーローに仕立て上げようとするなら、久保にもそういう扱いをして欲しいと思う(嘘)。
・・・思うに、この「クボ」という音、恐らく「ナカタコウジ」と正反対で単純に呼びやすいのだろう。しかも、彼の強引なプレースタイルは、「久保!久保が持った!そのまま行く!久保シュート!」てな具合に連呼がしやすいと思われる。連呼と言えばマラドーナ。マラドーナに最も近い日本人選手が久保、と言ったら言い過ぎか?
蛇足ながら、多昌アナウンサーと武田が久保についてやり取りする中で、多昌アナが久保の事を「タケダ」と呼んでしまった事を、私は聞き逃していない・・・。
(2002/5/3掲載)