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戦評@浦和のサッカー
(2005/06/15 さいたまシティカップ・バルセロナ戦@埼玉スタジアム)
ラーションはあと2点獲れたよねとか、長谷部や横山のシュートが入っていたら結果はわかんなかったよねとか、永井の突破に萌えたとか、そういうのは、敢えて無視しよう。
帰りの車中でカミさんと話した彼我の差は、端的に言って、以下の2点のみ。
(1)トラップの差
(2)パスを出す選択肢の差
バルセロナが、トラップが上手いどころか「パスレシーブにフェイントを入れて、ボールを持つ前から主導権を握る」レベルであるのに対し、浦和はせっかくインターセプトしても、ボールが膝の高さに、あるいは腰の高さに微妙に浮いてしまい、その僅かコンマ何秒で間合いを詰められる・・・
それと、これは個人戦術なのか周囲の動き出しの問題なのか(恐らく両方だろう)というのはあるが、バルセロナのパスコースは浦和のそれより明らかに多い。浦和がなぜかプレスを放棄した事もあって、好き放題やられるのである・・・。
つまり、10年前に言われていた「日本と海外の差」が、今もそのまま残っているのだ。
もひとつ言うと、浦和のアタックで「ここで出せ!ここで撃て!」という瞬間に、しかしドリブルやキープが続く(そして結果的にゴールにならない)という瞬間を我々は1試合に何度か味わうわけだが、それに対してバルセロナの人とボールが中→外→中と動きタイムリーにパスを出す様は見ていて実に楽しい。浦和の方は、(以前も指摘したが)最終局面に近づくと「ピッチに対して斜めのドリブルはあるが、前目のプレイヤーは並行にしか動かない」という状況に変化はない。交代直前の岡野のシュートシーンぐらいカナァ・・・
あー、もうなんか愚痴しか出ない。
これで、浦和が勇気を持ってプレスをかけていくような展開になれば、同じ0-3でも気分は違ったと思うんだけどなァ・・・。
(2005/05/21 ナビスコ予選リーグ第3節新潟戦@埼玉スタジアム)
エメの玉離れの良さ。攻撃の連動性。啓太のゴール。達也の効果的な動きと、なのにゴールを決められない事。PK蹴りなおし。難しい時間帯のデビューを無難にこなしたセル。プレス皆無の新潟。アルパイのマーク以外にやる事がなかった船越の「フニャ腰」っぷり。
ネタは色々あるが、そういうのはみんな書くだろうから、俺はやめとくw
まず、新潟の海本について。
メンバー表の上では3バックと3トップ。鈴木慎吾と海本(いつの間に新潟に・・・)の前にスペースを残し、船越の実質1トップ。中央の堀之内と内舘・アルパイの間にギャップを作り出してこられると嫌だな・・・もしかしたら平川か山田を下げて4バックもあるのかな・・・そんな事を思いながら、試合に入った。
試合が始まると、新潟は予想通り1トップ+2。浦和も普通に3バック。
ところが、新潟は右のアタッカーの海本に何をさせたかったのか、対面の内舘を引き出す位置で使うでもなし、サイドに張って平川を足止めするでもなし。左の鈴木慎吾を走らせるプレーが多かった事、海本自身が何度か中に入っていったところを見ると、むしろ浦和の中盤インサイドに対するプレッシャーであたり囮役であったりという指示があったのかもしれないが、これがさほど効果的とは思えない。しかも、永井が比較的左目をプレーエリアとしていた事もあってか、右サイドバックのアンデルソン・リマが最終ラインから前に出られない。
かくして、海本に邪魔されず、アンデルソン・リマに遮られることもなく、浦和の左の平川が相手陣奥深く進出する事によって、結果的には浦和の攻撃のリズムを逆に作り出しているようにしか見えなかった。
テレビ埼玉では海本が絶賛されているんだが・・・・・・海本自身の良し悪しより、使い方の良し悪しなんだろうけど。
次にアルパイについて。
アルパイは「熱さ」「高さ」「強さ」みたいなキーワードで語られる事が多くて、それがある意味での誤解を招くところでもあるんだけど、俺が思うに、彼は単純明快なガチンコ系というわけではなく、絶妙のタイミングで飛んで高さを制する空間認識能力、多彩なスライディングタックル、視線までフェイントに使ってインターセプトする狡猾さ、確かな足元の技術、前線まで見据えた広い視野と、それを生かす正確なフィード、そういう色んな能力が非常に高レベルでまとまっていて、それが彼の存在感というか、重厚さというか、「そこにいるだけで安心する」という雰囲気を出していて、、、、、、、要は俺はアルパイが大好きだっつーことなんだがw
今日もすばらしいプレーがあった。前半20分過ぎだっただろうか、左サイドに張り出していた長谷部への長いダイレクトのサイドチェンジには、思わず声が出た。同じく前半に、スライディングタックルで奪ったボールを全く浮かせる事なく自分の足元に納め、やはり長谷部へ長いサイドチェンジを決めたプレーもあった。
彼は俺たちの宝物じゃないかい?
(2005/05/15 リーグ戦第12節横浜戦@日産スタジアム)
まず、連戦を戦ってきた横浜には、敬意を表したい。
さて、勝つ気満々でゴール裏で前のめりになってやっていると、少々のピンチには全く動じなくなる。
前半10分ぐらいの横浜のオフサイド、20分過ぎくらいのクロスバー2連発、山瀬の裏への飛び出し、何を見ても特に怖い気はしなかった。リアルタイムでTV観戦の人はどう思いながら観ていたんだろう。むしろ、山瀬の突破(ホント敵にするとイヤな選手だ!)を後ろから追いついてクリアする内館の姿の方が脳裏に焼きついて、「全然オッケーじゃん」などと現地の俺は思っていた。
今日は徹底的に内舘を褒めるが、彼は本当に今日もよく動いていて、スタメン発表の際には内舘左アルパイ右の4バックを想像していたんだが、山瀬のマークに付きながら左ボランチの位置でアレを助け、さらに果敢に前に飛び出していく姿には、心底頼もしさを感じていたのだ。中盤が縦に動かなければどうにもならないのが今のレッズだが、内舘という選手に対する先入観念を取り払って見てみると、今日は充分に攻撃的な動きができていた。彼の上下動と、エメルソンが低めのポジションで早めにボールを捌いていた事、このあたりに、今日の(特に後半の)スムーズなボールの動きの要因があったのではないだろうか。
内舘ボランチはアルパイ復帰の副産物だとは思うが、ポジションは変わっても、ここ数試合の安定した好プレーはチームの柱として充分な働きだと思う。
あー、あと、あれだ。アルパイ。いや、アルパイ様。アルパイの兄貴。
俺が好きなプレイヤーだからかもしれないが、彼がいると、空気が変わる。ボールが落ち着く。セットプレーで競り勝って・・・というより抜群のポジショニングでフリーで折り返しす確率が抜群に高くなる。
開始直後にファールを取られた時に、正直、俺は心配した。しかし、一瞬でもそんな考えを持った事を、俺は恥じる。今日のアルパイは、本当に素晴らしかった。堀之内を鼓舞しながらラインを上げていく様は、彼もまたコンパクトなゾーンをベースにした浦和の攻撃力アップのための重要なピースである事を感じさせた。
なんか、ダメだな。この試合、レッズの事を冷静に論評する事なんか、できないよw
(2005/05/01 リーグ戦第9節名古屋戦@埼玉スタジアム)
足元じゃなくて、スルーパス。エメ・達也の2トップ+永井+長谷部が繰り出すオープンへのパスと、それに飛び込むアタッカー(ときに一人スルーパスあり)。この攻撃をしつこく繰り返す事によって、レッズの縦に早い攻撃が覚醒した。
現地では、そんな印象かな。とにかくラインの裏へのスルーパスが多かった。
前半、名古屋の守備はゴール前に人数をかけて守備的という感じではなくて、角田がエメに、古賀が達也に、あと誰かわかんないけど左サイドの選手(吉村?)が永井にそれぞれマークについていたけど、人垣でドリブルを止めるような感じでもなく、比較的ノーマルな守備隊形だったと思う。そういう意味では、足元パスや低い位置からの1対1ドリブルでも、たぶんそれなりのチャンスは作れていたのかもしれない。
ところで、俺の目の前の名古屋ディフェンスラインで気になったのは、ラインの真ん中でマークすべき相手もいなくて独りションボリの秋田。どう贔屓目に見てもスピードがあるとはいえない秋田がカバーリングに回るわけで、2トップがそのマークを外す事ができさえすれば得点の予感、大。
秋田を決定機に晒す事が得点に繋がるとするならば、その一つの方策がスルーパスだと思うわけで、浦和のストロングポイントと名古屋のウイークポイントが上手い具合に噛み合ったのかなぁ、という気がします。
で、これは結果論なんですが、裏へのパスにラインから飛び出した達也に最後に付いていたのは秋田、エメに最後に対応していたのも(こちらは最終局面はスルーパスとは無縁だが)2度とも秋田。
最後に秋田が控えてるというのは3バックの構成からして至極ノーマルなんだが、まぁ、名古屋の選手はよく知りませんが、何を考えているのかわからない選手起用ではあります。
●秋田豊選手(名古屋)
「エメルソンの2点目? あれはキツかった。浦和の3人は前を向いたらトップスピードでゴールに向かってくる。それをDFは止めなきゃいけないけど、かなり厳しいね。もっと前で止められない理由? やっぱりポジショニングとか連携とかでしょうね。35分までは何とかぼかしながらやっていたけど、90分は難しいですね」 J's GOAL
あー、結果としての3ゴールは秋田が絡んでるわけですが、それ以前にスペースを使っていく、そこに走り込むというプレースタイルは、無駄走りをも厭わない、前の3人の信頼関係をベースにしたコンビネーションがあるわけで・・・やっぱり人間とボールの両方が動けば、流れが良くなるのは必然なんですね。
それから、ちょっと精神論ぽくなるんですが、今日は全体的に「前のめり」のプレーがよかった。
例えば、2点獲った後の前半40分くらいの右オープンのパス、達也が徒競走のような感じでDFを抜き去って追い付いたシーン。(→シュートまで行く)
あるいは、後半8分ぐらいの自陣深い左サイドでのテクニカルなパス交換からドリブルであがった長谷部が倒されそうになりながらキープして、さらに突進した場面。(→永井のシュートが楢崎にかき出される)
こういうプレーが、チームのムードを、スタジアムのムードを、高めるのだ。
(2005/04/28 リーグ戦第8節磐田戦@エコパ)
例によって冷静に試合を観ていたわけではないので、録画を再確認して、試合中の印象を思い出しながら書いてみよう。
90分のうち80分は問題なかったと思うんだけど、やっぱりあの1失点目と、その直後のうろたえっぷりっていうのは、強い気持ちを持ちきれずにいる今の浦和を象徴する時間帯だったように思う。
前田のシュートは弾道の真後ろにいたのでGK的にはノーチャンスなのは打たれた瞬間にわかっていた。だから現地では「事故」だと思っていて、都築の怒りようが不思議だったんだけど、映像を確認すると、ボールホルダーに誰も行かずに最終ラインに4人も5人も入っている。その直後に都築のセーブとクロスバーで難を逃れた場面も全く同じ(これは現地でも、フリーにさせ過ぎと思った)で、こういったケースで闘莉王が突っかけて行くのか中盤がマークを続けるのか、そういうのが決め事としてあるのかなーという疑問が残る。それ以外の時間帯はピンチらしいピンチはなかったわけだけど、それは磐田が単純な縦ポンに終始したからで・・・
攻撃は、特にどのプレーがと言うより、(結果的にはセットプレー崩れとパス一本からの得点だったけれども)エメルソンの玉離れの良さが好循環となって攻撃に流動性ができたという印象。真ん中からのごり押しドリブルの減少と、少し低めの位置での永井とのポジションチェンジなどは、相対的に両サイド、特に田中達也の飛び出しを誘発し、それはエメルソンのニアへの飛び込みという武器を復活させることにも繋がり、さらには左のアレックスをフリーにさせるという裏ドラまで乗って、左右からの低くて早いクロスから決定的なチャンスを迎えた事が2度、3度、4度・・・。特に後半は長谷部と鈴木啓太も前のめりになって、決して負のスパイラルに陥ってはいないことを実感させられる湯浅なのです・・・
じゃなくってw
浦和のアグレッシブさは、例えば鈴木啓太のチェイシングや激しいボディチェックが体現してるわけですけど、それは決して啓太のがんばりだけでできることではなくって、それにはコンパクトなゾーンが必要なわけで、それを実現するのは最終ラインの押し上げで、要は闘莉王が乱暴にラインを押し上げることって、凄く大事だと思うわけですよ。
それで、磐田が縦ポンで来る時間帯ってのは、ある意味で裏を取られる危険も大きい時間帯なわけですよね? 現場では、後半の最終ラインの高さなんてぜんぜんわからなかったわけですけど、録画を見直してみると、ムービングFWの前田や縦に早いカレン、マークを外して裏を取るのは名人芸の域に達している中山相手に、きちんと高い位置を保っている。(まぁ前田は中盤に下がることも多かったし、カレンはサイドに寄っていたから、闘莉王がケアする場面は少なかったのかもしれないけど)
足への負担とか、もともと裏へのスピードがないとか、もしかすると闘莉王は相手ボールでラインを上げるのが怖いのかな?なんて思ってもみたけれど、どうもそういう風でもないので、よけいに1失点目が悔やまれたりするのです。
前線の蓋が取れた今、最終ラインにあと少しの、本当にほんの僅かの勇気が加われば、その時こそ浦和のアグレッシブなサッカーが、ゴールと勝ち点というご褒美を受け取れると思うのですが・・・・・・。
(2005/04/23 リーグ戦第7節C大阪戦@駒場スタジアム)
今日の試合は「サポーターとして」とかそんなの関係なくて、サッカー自体がうんこだった。よって、批判する。
あんな試合の録画を観る気は更々ないので、試合中に頭に浮かんだ事と、その後の数人との会話の記憶だけを頼りに、書く。
あ、その前に言いたい事があった。
試合前の選手のコメント、なんか浮ついてる気がしてイヤだった。「ホーム初勝利を」とか、なんかスポーツ新聞の見出しみたいな事を言うヤツばかりだ。湯浅タンが煽るから書くがw、そんなカッコつけてんじゃねーよ、と。てか、普段のインタビューを考えると、そんなシャレた事を言える選手なんて何人いるんだろう。ヤラセか? ヤラセなのか? 「コメントの中の人」でもいるのか? 「アルパイの約束だ!」とか、普通言うか????
さて、失点シーンは、空いた口が塞がらなかった(塞いだけど)。西澤がいる事を知らなかったとしか思いようのない闘莉王のブチ抜かれっぷりもさることながら、案山子が4〜5本立っていただけの2失点目は・・・あの直後にコールを再開する方の身にもなってくれ、とグチを言うぞ!今日は!
で、それ以外の場面で頭に残っているのが、真ん中にいるはずの闘莉王が右に引き出されている場面。たぶん西澤が頻繁に左に(ウチから見ると右)開いていたと思うんだけど、そこでなぜか右ストッパーの堀之内ではなく闘莉王が付いていく。いや、なぜかって事はないか。確認してないんだけど、たぶん堀之内はセレッソの左アタッカーをケアしていたはずで、守備側で数的優位が作れていないのだ。
全く同じ事が逆サイドでも起きていて、俺のいる東のクルヴァの間近では、左ストッパーの坪井が裏に、あるいは平川のケアに大忙しだった。
時間帯によっては永井が妙に下がっていたり、山田が下がったりして4バックっぽい陣形になり、それによって闘莉王も坪井も左にオフセットしていたように見えたんだけど、最初っからハッキリそれで良かったんじゃなかったのかなー。後半にも決定機を2度作られて、まーそれは遠くて、都築のファインセーブに至る経緯も忘れてしまったけど、浦和の3バックを前の3人で攻略する(あるいは浦和が4バックに移行することにより浦和の右サイドを殺す)ための戦術・戦略をセレッソは持っていた、浦和はそれに対処する約束事を持っていなかった・・・と。
これって、西澤の後ろで森島と古橋(だっけ?)という強烈なアタッカーを要するセレッソに対して3バックは間違った選択という事じゃないでしょうか?
(結果論ですけどね。てか、相手のフォメを見ても、ガス戦と同じで行くと思ってたヨ・・・)
攻撃は、もう足元足元のオンパレードでフォローがない状況は、レッズの内容が悪い時のいつものパターン。いい加減にしろ、としか言いようがない。
で、終盤、ギドは岡野を入れて明確に右サイドから行くという意思表示をしたわけですが、その岡野が低いところからクロスを上げる展開は、あまり効果的とは思えません。リードされた終盤で前にスペースはなく(今年の対戦相手は、みな一様に浦和の右前を消してきます。研究されまくりです)、しかもセレッソの左の6番のスキンヘッドの外人は、確か岡野投入の直後にシュートまで行ったシーンがあったように思いますが、岡野相手にスペースを消すのではなく、逆に前に上がって岡野の足を止めるという・・・。
言い換えると、岡野を明確に使おうという浦和の意思統一に対し、その岡野に後ろからクロスを入れさせる役目しか与えなかったセレッソの戦略にハマったというか、浦和の選手は個性が強いが故に、できる事が限られている。そこに想像通りの選手交代では、既に相手監督のゲームプランに組み込まれてしまうだけ、という感がなきにしもあらずです。
●堀之内聖選手(浦和)
「2失点ともに自分が絡んでしまった。2点目は特にマークの受け渡しに失敗した。今日のDFラインははじめてのコンビではないけれど、相手の3枚の動きについていけず混乱してしまった。上位に行くためには落としてはいけない試合だった。負けてしまったことは痛い。次に向けての気持ちの切り替えをしっかりしていかなくては。」
Q:西澤選手のマークについて
「DFがいくのかボランチがいくのかあいまいだった。そこでDFラインの方から声をかけていかなくてはいけなかった。」
Q:ボールウォッチャーになっていたのでは?
「その辺も誰が誰に付くのかはっきりしなかった。」
●布部陽功選手(C大阪)
「うまくはまったと思う。相手の特徴であるスピードを出させないことを目標としてやって、それが出来た。最後までよく絶えて我慢できた。1人1人がしっかり自分の役割を出来ていた。」 J's GOAL
こんなコメントが出てるヨ。セレッソの戦略が、うちの約束事のなさを凌駕した図式がみてとれるヨ・・・。
選手も監督も、しっかりしてくれよ。
(2005/04/16 リーグ戦第6節FC東京戦@味の素スタジアム)
今日はサッカーの事なんて書けない。だって、振り旗と前のヤツの背中以外、なんにも見えないんだもんw
でもせっかくだから、サポートの事を書く。完全に俺の独断・電波・妄想である。
- 間を詰めようという時に、席に立って、前の席の背もたれに足を乗せるのは意味がないからヤメレ。(本人はカッコいい気分かも知らんが)
- ウォーミングアップでの「2/3/4拍子」と「ゴールで熱くさせろ」は、ぬるいプレーに対する叱咤と不安なメンタルに対する激励の両方の意味が感じ取れた。
- 民族大移動が、昨年の鹿島戦にも似た一体感の醸成に一役買ったと思う。勇気を出して移動したヤツら、乙。
- いつもは長い「フォルツァ浦和」を展開に応じてサックリ切ったり、いい流れが続いている間は「アレフォルツァ浦和」(←正樹のヤツ)をしつこく続けたりと、いい展開だと思った。
- 2点目を取った後も「アレ浦和」で押す流れもよかった。
- で、押し詰まってきたところで都築のナイスセーブの直後から「プライドオブ浦和」で10分間押し切るという、試合展開に最後までマッチしていた。最後はみんな疲れてたけどなw
- 太鼓が前のめりでアップテンポw
難しい事は抜きにして、今日は飲むべ。正月だからなwwwww
(2005/04/09 リーグ戦第4節G大阪戦@埼玉スタジアム)
背番号も見えないのにサッカーを語ると・・・どうも周囲と意見が噛み合わないと思っていたら、俺は長谷部と啓太を試合中ずっと見間違えていた。
というわけで、今日は試合+TV録画を踏まえて、書いてみる。
まず、俺は縦方向にコンパクトでボールも早く動くサッカーが好きなので、それを踏まえての話になりますが。
前半10分過ぎくらいに立て続けに3本、中盤から右サイドのオープンに田中達也を走らせるパスが出た。俺はこの時間帯、この展開に大いに興奮していたのだが、このパスの出所が全て右ボランチの鈴木啓太で(←俺が長谷部と見間違っていたプレー)、前線が混雑する前にFWが敵陣深く進入した時には、最後のクロス勝負まで行けている。結果的には「エメのヘッドが外れる」「クリアされる」「オフサイド」で得点にはならなかったわけだが、すべて「決定機」と言って差し支えないと思う。さらに言えば、得点の直前に長谷部の戻しから簡単にクロスを入れてエメがヘッドを外してしまったプレーも、得点に繋がるCKを取ったプレーで平川を走らせたのも、鈴木啓太。
こういうシンプルな速攻が好きだから贔屓目になるのかもしれないけど、決定機を作るという意味においては(少なくともガンバ戦では)ドリブル遅攻より、手数を掛けないシンプルな縦へのプレーが効果的で、この低い位置でのプレー選択に、主導権を奪って試合を支配できるかどうかの分岐点があると自分は考えている。そして、少なくとも鈴木啓太のプレーは、「裏へのボールを意識して狙っていた」という試合後のコメントに裏打ちされるように、それを踏まえてのものだったと思う。
そうすると、長谷部が言うところの「2列目の頭の上をボールが越えていった」というコメントは、(それが前半のことなのか後半のイメージなのかはわからないが)攻撃のストロングポイントと、微妙に噛み合わない。FWをフリーにする動き、あるいは外に開きがちなFWの代わりにフィニッシュに持ち込むためのプレー選択。それらが「ラストパス」より重要だという結論を導き出す事もできるのではないか。
その意味で、俺が試合中にもっとも大きな舌打ち(←心の中で、よ)をしたのは、エメのスルーパスに反応してシュートを外したシーンではなく、後半20分にバイタルエリアでフリーでボールを持って、一瞬の躊躇があってシュートにいけなかったシーン(TVでは「ぽっかり前が空きました」といわれたところ)だった。
もうひとつ。
このところ攻撃のバリエーション不足について言及する人が増えているが、それはいったい具体的にどういう事なのかを自分なりに考えてみた。で、ふと思ったのが レッズって、斜めの動きが少なくないか? という事。
エメや永井やアレックスが、あるいは山田が45度の角度でドリドリ行くシーンはてんこ盛りなんだが、それはフィニッシュに持ち込むための最終局面に近い時点での話であって、平時のプレー選択としては、パスも選手も妙に縦か横にしか動かない。なんだか「俺は直角」を見ているようだ。
で、同サイドに固執しないがためのサイドチェンジがあるわけだが、浦和のサイドチェンジは、そのサイドでの1対1勝負を開始する宣言というか、
「さぁ、こっちから切り込むでござるよ! やぁやぁ我こそは浦和の国の左サイド三都主アレサンドロであーーーーる!」
みたいなイメージがあって(こんなイメージ持つのは俺だけだよなw)、最終局面ではドリブラー・マーカー・フォロワー、みんなが同じ方向に走っていってしまう。ピッチの形を基準に考えれば斜めの動きだが、ボールを基準に見ると平行線なのだ。それでは、その混戦から局面を打開する事は、やっぱり難しいですよね。
その意味で「!」と思ったプレーが2つあった。
一つ目が、後半開始直後にエメが左サイドでマーカーをひきつけておいて、酒井が右の平川を走らせた鬼パス(失敗)。サイド勝負開始のためのサイドチェンジではなく、左サイドの勝負を引き分けに見せかけて逆サイドからシンプルにフィニッシュさせる意図が見えて、酒井の好判断だったと思う。
二つ目は、前述の長谷部が決定機を外した場面。田中達也とエメが同方向ではなくスイッチするような形でマークを剥がしつつ中央から走りこんできた長谷部に託すという、これは浦和ではあまり見られない質の動きだった気がする。普段はどちらか1枚が開いてしまうから・・・。
中山と高原がゴールを量産していた頃の磐田はこういう動きが実にいやらしさがあったわけだけど、そういう意味で、浦和のFWはコンビネーションという意味では、物足りないよな。
それでまぁ、「!」というプレーがいずれもゴールに結びつかないわけだから、勝ち点が1しか取れないのは無理もないわけで・・・。
(2005/03/26 ナビスコ予選リーグ第2節大宮戦@駒場スタジアム)
この戦評を書くようになって、スゴイなァと思う事がある。それは、ゴール裏でヤっているのにも関わらず、全体としての印象だけではなく、「誰の、どのプレー」といった事を覚えている人がたくさんいるという事だ。それも、「相手との関係において」である。
それって、単に目がいいというだけですか? 違いますよね。相手方も含めて、その戦術と基本的なフォーメーションをベースに、個々の選手のプレー特性とかプレーエリアとか、そういうのがある程度わかっていないと、対敵関係の観点からは語れません。
で、そういう目で、記憶の彼方から昨日の試合を引っ張り出してみると、最初に感じたのが試合開始から10分程度、浦和の左・大宮の右の攻防で完敗だった事(汗。西村がいいというよりはアレックスのプレーが軽かった(←90分を通じて)と思うんだけど、非常に嫌な感じがしたものです。ところがその逆サイドでは、さしていいとも思えない平川が、酒井・山田とのコンビネーションもあって浦和が完勝。その右を起点にすることでペースを握って、左サイドが危険に晒されずに済むという・・・意図してのものではないはずだけど、結果的に不利な局地戦を避けて右よりの10対10のゲームにした時点で、浦和が優位に立つ事ができたのでは・・・という気がしました。
もう一つ、試合の流れの中で感じたのは、逆サイドを使う浦和、同サイドを使う(同サイドしか使えない)大宮、という構図。
これは、右サイド主導になってからの流れですけど、それによって高い位置でフリーになる事ができたアレックスへの右後方からのパス供給、あるいは左を使いながら長谷部を経由しての右サイドへの展開。ところが大宮は、アレのサイドならアレのサイドでボールをキープすると、真っ正直にそこを突いてくる。浦和のプレスのレベルなら、同サイドでのディレイはそれほど難しい事ではないので、まず失点の危険性を感じる事はなかったですね。前半は。
さて、こういった印象をもとに、一つ一つのプレーにまで遡って検証してみようかと思ってビデオテープを回してみたわけだが・・・
○| ̄|_ ・・・・・・120分に渡って真っ黒な画面が録画されている!
(2005/03/19 ナビスコ予選リーグ第1節神戸戦@神戸ウイング)
前半は押し込んで後半は押し込まれる。こうなると、俺の視力では何も語れないわけで・・・orz
それでも、前半のサッカーはプレスが効いて・・・うーん、あれも組織的なプレスって言っていいのかな、神戸はスマートに集団で囲む(けどあまり間合いを詰めない)、浦和は一人一人が体を当てて足を出してというところまで頑張って、次のホルダーに対して次のチャレンジャーが現れるという流れの中で、上川主審の笛もなんだかウチ寄りで、得点の匂いがし始めたところでポンポンと2点取って、こりゃいいわと思ったんだが・・・違った。
後半になると、そのプレスでボールを奪えなくなった。背後からアタックをかけてもボールを取れなくなり、あるいはファールとなり、キープできなくなると(川崎戦でもそうだったが)守りが下がり目真ん中寄りになり、カズがワイドに開いたところでフリーになる場面が増え、そこを基点に浦和ゴール前をボールが横切る場面が増えた。失点シーンは単純なミス(堀之内ではなくて長谷部の方だと思う)だが、この場面をピンポイントに責めるよりも、なぜ守れなくなったかが問題だと思う。
前半、間近で見たディフェンスは、3バックの中でのマークの受け渡しとかができていたと思うんだけど、なぜか後半は自分の手持ちの仕事で手一杯という印象と言うか・・・単純にフィジカルなのか? 誰か論理的に解説してくれw
ただ、その中で内館は非常に広いエリアをカバーしていて、印象的だった。後半の6分ぐらいに左サイドに流れたボールをタッチライン際に追っていって、勢い余って前のめりに倒れちゃったプレーがあったと思うんだけど、それはもう、一生懸命さと言うかひたむきさと言うか、そのカッコ悪いプレーがこう、俺のハートをグっと掴んじゃってね。
あと、後半30分過ぎくらいかな? その頃はもう俺にも余裕がなくなっていたので時計もよく見ていないんだが、右サイドの守りから左サイドに振られたボールをスライディングで捌いたプレーもよかった。
いやほんと、いい選手だよ。
(2005/03/13 リーグ戦第2節川崎戦@等々力)
等々力の1階は戦況を見るには全く不向きなので、全く見当違いの事を書きそうだ。録画も観てないし。
しかしまぁ、簡単に点を取られるもんだ。
が、問題は「PK」「ネネがいない間の失点」「FK」という、失点場面だけではない。攻撃の枚数と守備の枚数が時としてフォーメーションどおりの3対3になる事もあり、全体的に押し込まれる時間が(試合前の想像よりは)長く、特に顕著だったのが、横方向に伸縮を繰り返していた川崎の前の3枚に、いいように「前を向かれてプレーされていた事」だ。それは、いいエリアでボールを持たれていたという事で、さらに遡れば後ろからいいパスが出ていたという事。
が、川崎の展開がいいとは思わなかった。むしろ、浦和の中盤のプレスが甘く、去年は完勝していた「中盤のルーズボールのツツキ合い」に勝てない。さらに言えば、前の動きが悪く、アタックは深くまで行けない、川崎DFのボールを追いまわせない。そういうところまでキッチリ修正しないと、堅実なゲームを作る事はできないだろうと感じた。
そこで今の中盤の構成をもう少し突き詰めていくと、酒井は右サイドをやっていた期間が長いからなのか、縦方向の突進はするんだが横方向の展開が少なく感じるのだ。と同時に、山田は右の平川とはいい関係に見えるんだが、左のアレをうまく使っているようには見えない。実際のところはどうかわからないが右寄りの単調な攻撃という印象があって、、、
で、ここに啓太が入ると、1人飛ばして平川なり永井なりを走らせるプレーだとか、もう少し長い、ピッチの対角線上に出してFWを走らせるプレーだとかがあって、サイドチェンジとかも出て、もうすこし横方向に幅のあるサッカーができるのかな、と。
そのへんから好循環が始まればいいな、と。
攻撃面とか、印象に残ったプレーについても書く意欲はあるんだが、なにしろ今年の初参戦で疲れて、眠い。
キーボードを満足に叩けなくなってきたので、寝る。
(2005/02/27 PSM草津戦@熊谷)
今年はサッカーの話をしよう・・・と、2月6日のコラムで宣言した手前、録画放送が始まる前に、今日の試合を俺なりに振り返ってみる。
鈴木啓太の離脱でネネが左ボランチに入ったが、前半はこれが全てだったように思う。
長い足でパスカットしたりフィードを跳ね返すプレー(3バックの前にもう一人CBがいる状態)は目立ったが、何しろ絶対的な運動量も俊敏さも、鈴木啓太と比べるレベルではない。よって、プレスから始まる(と俺は思っている)浦和のサッカーとは馴染まず、中盤の突付き合いになるとマイボールにできない。よってタメができず、右サイドの平川をうまく走らせる事ができない。平川のプレー特性として、右サイドで起点になる事もできない。長谷部が2列目にいるから、後ろ目から一発のパスで局面を打開することもできない。何かの拍子に長谷部・山田・永井の前の3人が絡むと勝負になるが、そこに絡む中盤の上下動も見られず、言いたくはないが「山瀬離脱後の、悪いチーム状態のとき」を思い出させるような展開だった。後半は平川アルパイと内舘が入れ替わったが、その効果の程は、反対サイドだったこともあってよくわからない。録画中継で観てみよう。
それから、長谷部の「もはや別格」の動きとか、岡野が右サイドを駆け上がると途端に息を吹き返す(なぜ岡野抜きでそれができないのか、あるいは岡野以外の誰か・・・例えば横山!)チームの空気とかは充分に予想の範疇だったが、それにも増してアレックスは素晴らしかった。単発のFKは置いとくとして、左サイドからの早めのクロスは、充分に得点の匂いがあった。新しいチャントに大喜びしていたようだがw
ちなみに俺は、今日はノーコール。90分立ってるだけでも辛かったです。駅とスタを徒歩で往復するとは思わんかったよw
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