脱毛の前にB:毛の生え方
脱毛をしているとなぜ次から次へとこんなにも毛が生えてくるのかと不思議に思うことがあります。抜ける毛と再生する毛、各部位によって伸びる長さや速度が決まっています。それが「毛周期」です。
毛周期は「成長期」「退行期」「休止期」という3つのサイクルから成り、これによって伸びる長さも決まります。
- 成長期: 毛が伸びている状態。成長期が長ければ毛は長く伸びます。毛が伸びる速度も各部位によって異なります。毛包が肌の奥深くまで入り込み、毛乳頭としっかり結びついています。毛母細胞が毛乳頭から栄養を取り込み、上に向かって伸びている期間ですから毛はどんどん伸びて生きます。
- 退行期: 成長を終えた毛が抜けるまでの期間。毛乳頭の活動が止まり、毛母細胞への栄養供給が止まります。毛包が収縮するため、毛は外へ押し上げられます。
- 休止期:毛が抜けて次に成長を始めるまで活動を停止している期間。毛包の深さは成長期の1/3まで縮みます。毛は完全に固着力を失い、引っ張れば簡単に抜ける状態となります。毛乳頭は次の成長期が来るまで活動を休止します。
休止期に入ると、電気(絶縁針)脱毛では脱毛できませんしレーザーの場合でもターゲットとなる毛がないので脱毛はできません。永久脱毛が一度の処理でできないのはこのためです。次に生えてくる毛の 発生は、毛乳頭だけがつかさどるというのではなく、皮膚腺にある 毛の因子が、ホルモンの影響によって毛乳頭へ下がって毛を再発生させます。これ までが一般的な毛の発生の仕組みですが、まれにストレスやホルモン剤の投与など により今まで生えていなかった部分に毛が生えたり、毛が濃くなったりすることがあります。