戦略的に生きる
戦略的経営管理論
創造力
企業力・組織力開発のための戦略的経営管理の原則は
戦略的思考と問題解決力を基本とする。
企業倫理の厳守
企業倫理とは、企業人として守り行うべき事であり
善悪・正邪の判断において普遍的な基準として守り行
うべき事、即ち法令の順守を大前提とする。
日本国憲法は最高法規であり
法規とは今日では法令と同義語である。
法令とは
憲法・法律・政令・内閣府令・省令・規則・条例を言う。
本書はこれらを前提としている。
人間は、時間にしばられた生き物です。私たちは、未来を感じる事が出来るのです。私たちは、未来のことをよく知りたがります、それには現実的な理由があるのです。つまり未来は、私たちの一生のなかで、私たちが変えることの出来るただ一つの部分だからであるのです。過去は終わり過ぎ去ってしまっていて、もはや変えることは出来ないものです。現在は、ほんのつかの間の時であり、現象的には過去と未来を分ける次元の扉であるのです。どの扉を選択するかによって未来が決まる根元となります。未来はまだ起きていない、私たちがこれから思考することと、行為することとによって、未来の現実は、こねられ変えられ、創造されるのです。
私たちのなすべきことは、どのようにして決められるのだろうか。明日への道を、私たちはどのようにして選び、創造して行けば良いのだろうか。それは、知識と思考と行為によってなされるのです。好奇心と言う本能を職業へ適用しようではないか、未来を創造する技術を学ぼうではないか。
本書は、国・政府・経済界・産業界・学校などの企業家であるかたがたの創造力を開発することを中心テーマとし、一般企業や文部科学省及び各省庁・公私立の学校などの実務家である方々に問題提起し協力を得て調査・研究し、次のような構成で執筆しました。
第一として、創造力とは何かの定義から取り組みました、この創造と言う言葉は決して目新しいものではないが、色々な方々がそれぞれに自説があり、学者の数ほどその定義があると言われています。現代において、創造力の定義はごく基本的なものに限定して取り上げられています。私達が思考する「ありたい姿・あるべき姿」を理想として確立し実現することであり、それを実現化していく前途に横たわる問題を解決することが大切であります。この能力のことを創造力と定義されているのです。そして創造力を開発するために、最も基本となる事は、心身を修める事いわゆる修身する心であると考えます。修身の本質は日本の伝統的精神を基盤とするものであると考えます。一般の方々や官公庁県市学校の実務家のひとたちもこの意味であれば別に反対する事ではなくむしろ望ましい事であるとの見解であります。
第二として、企業存立の要件を中心課題として取り上げています。これは企業が大成するために必要な理想像を設定するために理解しなければならないことです。企業はその目的を効果的に達成するために、組織を編成し運営されているわけですが、この編成と運営においても理想像としての原則があるのです。また問題とは、理想像(ありたい姿・あるべき姿)と現状との差のことです。 この差を把握するためには、理想像は原理・原則を基礎として理解していかなければなりません。いわゆる判断基準としての「理想像」を確りと把握していなければならないのです。企業とは如何にあるべきか、組織とは如何にあるべきか、企業人として如何にあるべきか…等々。これらの事柄を企業存立の基礎として解説し、明確な判断基準を確立していただくための、基本的な知識として取り上げました。
第三として、戦略思考と問題解決を統合する事の大切さに取り組みました。 問題解決の基本的な手順は、現状を診断し・本質を見極め・対策を練り、実行していくと言う手順で進めています。ここで大切な事は、現状を診断したり、対策を考える場合に、戦略思考に基づいた思考が必要とされているという事です。今日では、問題解決は戦略的に取り組まなければならない課題となっているのです。
第四として、創造力開発の究極の願いは、理想像を実現化する行為の事です。行為、いわゆる実現化行動力の要件は、リーダシップ能力の開発にあります。そしてリーダシップを発揮するためには、コミュニケーションが唯一の手段です。そしてコミュニケーションのあり方がその人の個性であり、実現力は構成員の個性の確立により効果を現すものなのです。最後に創造力と個人の個性にふれ、人事考課要素の解説をして締めくくりとしました。
本書をご愛読いただくにあたり、常に念頭において頂きたいことは、人間の成功の条件は、自己の能力を開発することにあるということです。能力とは、自分の目的を遂行するために必要な力のことであり、知能=知識力・技能=技術力・情能=情操能力・体力・健康力が心身の機能としての基礎能力であります。目的的能力としての、社会適応能力・業務遂行能力・問題解決能力・性格行動能力が上げられています。その中で最も基礎的な能力は、知識であります。人間が他の動物と違うのは 、言葉・理論・道理があるからです。出来事・物事・思い・気持・…等々を伝え聴き、そうすることにより、やり方、考え方や真理を知識として蓄積できるのです。そして知識を活用することにより、有効な考えが生れ、明確な判断が生れ、効果的な行動が出来るようになるのです。そのようにして、人間として知識を確立して成長し、社会を科学を自分を発展させていく事ができるのです。しかし、最近では一般社会や教育の世界において、ヤサシイ言葉を使うことが強調されるあまり、企業の原則に関する専門用語を難しいとして嫌う風潮が出ているようです。企業は原理・原則により組織化されており、合目性と合理性・有効性を追求しているのです。以上のことを鑑みるならば、企業の中で活用されるべき原理・原則は共通概念として活用されることが大切であり且つその理論には現実性が要求されているのです。専門知識が、諸々の情報が、知識として蓄積されることにより、企業の体質が強化され新らしいエネルギーを生んでいくのです。
企業とは、国語辞書では、サービスの提供や物資を生産して供給する活動単位でその経営活動により価値を生み出す事を目的とした組織体の事であり、公企業、私企業、法人企業・個人企業、大企業、中小企業など等に分類されています。企業において目標管理の制度の導入を必須としています。この制度は経営管理により目標を効果的に実現させるための方法に関する理論の導入でありますので、 戦略思考による問題解決の原則・人事評価制度を前提としますから本書は目標管理の原則と同じ前提に立ちます、よって当該原則を以て企業における目標管理の手段と致します。国の組織運営に関する法令の有権解釈は人事院規則及び・人事院JSTの原則を前提としている。人事院は内閣の所轄(直轄)下にあります(国家公務員法3-1条項)ので人事管理上重要な位置にあります。
サービスとは、英語の辞書では、慈善、奉仕、有用(価値ある事)、公共事業、公の勤め、軍務、接客、礼拝などの意味があります。故に一般企業のみならず、特に官公庁・学校・その他の公企業に企業家精神の涵養が求められているのです。利益(価値)を創造するために、基礎理論を学び、共通言語として活用されて初めて有効性と効果性の実現が可能になるのです。このことを確りと念頭において熟読していただき、読者諸氏が企業と共に生き生きと成功の道を極めるために、本書を活用していただければこの上ない幸せです。
初稿 1988年 吉日 戦略的に生きる 創造力を開発する 出版社 原書房
2007年 吉日 戦略的に生きる 戦略的経営管理の原則 創造力。 無料公開
2012年 吉日 再編(言葉の整理のみ)
戦略的経営管理の原則
経営における創造力
第一章 創造力開発の意義
第二章 概念形成を確立する
第三章 戦略思考と問題解決を統合する
第四章 実現化行動力を開発する
第五章 実現化過程の調整
第七章 ま と め
戦略思考による問題解決力を創造力と定義する
一. 概念形成能力
二. 問題解決能力
三. 戦略構想能力
四. 実現化行動力
五. 自己啓発能力
第一節 日本の伝統的精神より学ぶ
一. 正義に徹する
四. 日本国憲法の精神
五. 教育基本法の精神
三. 人生における道場である
四. 幸福を実現する場である
一. 価値を創造する
二. 社会性を創造する
三. 企業成長の要件を創造する
第四節 企業体制を確立する
一. 組織の形成過程
二. 企業組織の概要
三. 組織運営の原則
第五節 企業組織の構成要素
一. 組織環境
二. 組織体制
1.戦略構想
2.組織構造
3.組織構成員
三. 組織活動
1.管理活動
2.業務活動
第六節 企業活動を遂行する
第七節 組織力を創造する
一. 組織の相互関係を強化する
二. 組織の創造力を開発する
第一節 戦略の意義
第二節 戦略思考を確立する
第三節 戦略思考と問題解決の統合
一. 問題とは何か
二. 問題と問題認識
1.問題の判断基準
@.社会における基準
A.企業における基準
B.個人における基準
2.問題認識
@.被害者意識
A.評論家意識
B.問題意識
3.問題解決の思考
@.活動思考
A.内省思考
三.問題解決とは何か
第五節 問題解決の手順を確立する
一. 問題形成の確立
1.問題意識の棚卸
2.挑戦課題の決定
3.理想像の確認
4.背景事実の確認
5.派生問題の吟味
6.原因診断の推進
7.問題の構造化
8.開発課題の設定
二. 戦略構想の確立
三. 実現化行動の遂行
四. 実現化過程の調整
五. 成果の評価と再計画
第一節 リーダシップ能力を開発する
一. リーダーシップ研究の経緯
1.地位・立場の研究
2.役割・機能の研究
3.性格・行動の研究
4.状況・環境の研究
5.パワーの研究
二. リーダーシップの定義
第二節 コミュニケーション能力を開発する
一. コミュニケーションの定義
1.表現力を開発する
2.傾聴力を開発する
一. 交流分析学(TA)
1.人生脚本分析
2.自我構造分析
二. 自己啓発の意義
三. 自分の性格が成果を生む
フィードバックシステム及び評価要素を確立し組織活動を展開する、
いわゆる管理活動・業務活動を遂行する事が基本となります。
第一節 能力開発の制度設計
第二節 能力開発システム
以 上