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我こそは無差別格闘早乙女流 名乗る間もなく拳 「今日ここで貴様に会ったが百年目」良牙 やみくもに俺を惚れ抜く女 モテすぎて困ると失笑するおれの頭蓋を砕く君のとんかち ブロックを軽々砕く黒帯の猛き自分の許婚を見る 「ねえ乱馬きっと美味しくできたわよ」女ささやくわっと飛びのく 大きければいよいよ切なげなる気分君 理由 唐突に君の笑顔を思い出し修行が足りぬと父に殴らるる ひところは「世界で一番強かった」タイヤで遊ぶ白黒の父 俺を身ごもりし母のことふと思う天道家墓前もうでつつ 祇園精舎の鐘の声諸行無常の響きあり ワカメ頭の踏み心地如何 竜巻に九能ムースが舞い散って東京都練馬の午後 藁人形に入れる髪くれないかと五寸釘 水かぶり紅をひきつつしな作る一部始終を見ていた少女 「ミニスカはすーすーするがもう慣れた」冷えた目で乱馬 馬鹿変態ゴキブリ男とそこまで罵倒逆に爽快 面当てに愛されたれば尾をふる黒い子豚あり 良牙くん 手の甲で頬の涙を拭う君俺を見ぬ君何の誤解ぞ 向きあいて無言の我ら殴り合い火中天津甘栗拳 ゆっくりと大地めざしてゆくように倒れはじめている良牙 ポシェットの男溺泉 小太刀さん君は薔薇より美しい 尖ったヒールで踏んで欲しくて 「乱ちゃんは遊んどったらええのんや」確かに俺に稼ぎはないけど 君という優柔ねたまし春の日のたとえばデートの安売りのこと あなたにはブラのサイズがあることの何か悲しき下着売り場よ 「あいつはな可愛くなくて不器用でよければ俺は替わって欲しいぜ」 君の表情憂 つんと強がる横顔見て俺はさしこむように「好き」と思えリ 「乱馬とじゃなにもおこりっこないわ」ってなめとんのかこのアマ 「その弁髪 |