十手の種類

 

 

          十手の種類   (十手の形による分類)

1.定寸角型十手 
  地方の下級捕吏が使用したもので長さは1尺2寸から1尺2寸5分まであります。

ここで言う定寸とは十手使用者が十手を逆手に持って腕に着けた形で構えたとき、その肘から十手の頭頂上までの長さを指しています。従って、定寸はおおよそ肘と拳骨を足した長さとなり、人によって単長の違いがあります。腕の長い人は1尺2寸5分が定寸となり、短い人には1尺2寸が定寸となります。

2.鳶口十手 (とびくち じって) (同心が指揮をする時に使用)
  出火の際、町火消しの防火、進退の指導をするときに使われていました。

3.鍔付十手 (つばつき じって) 鈎がついてない

4.鈎付鍔付十手(かぎつき つばつき じって)

5.鍔鈎(つばかぎ)十手   価格 \15,000  (送料別)

鍔鈎十手 (Tsubakagi Jitte )TBK-1     
制作時間 受注後 2週間くらい

 つばと鈎がひとつの鋼片でできており、つばの中心に棒身を差し込んで十手とします。(鈎がかしめ留めになってないのが特徴です。)目明し十手の一種で長さは約 37cm、273g、鈎の長さは約 5cmです。
 

6.なえし十手 短  懐中に忍ばせるときにかさ張らなため内カラクリ止め 
なえし十手 (短) 内カラクリ止め  
 
なえしとは捕り方が変装密行の際に懐中にしのばせる一番手軽な簡略化された十手の一種です。 なえしには鈎も鍔もなく、鉄製の短棒と考えてよいでしょう。
 4角から6角、丸型とあり紐付き部分はカラクリ留めで回転するようになっています。
長さは6寸(18cm2mm)から1尺6寸(48cm5mm)まで各種あります。
全長20cm

7.実戦用長十手
 鉄製6角、8角型があり、長さは1尺2寸から2尺1寸(63cm強)までと定められていました。捕物出役の時は刃引きした長脇差し刀と長十手を刀に添えて左腰に差して携行したようです。
 常廻り、隠密廻りともに袱紗(ふくさ)に包むか、細い袋に入れて内懐に入れて携行しました。

8.刃鈎(はかぎ)十手 
 鈎の内側に刃がついていますが、その使い道は定かではありません。

9.鉄砲十手        
 取り方の信号用、または犯人の目潰し用に散弾をつめ、鈎元にある火口に火縄を押し付けて点火して撃ったようです。

10.分銅鎖仕込み十手
 十手の棒身中に鎖が入ったもの。鎖の先には分銅がついています。

11.打払い十手
 長十手よりずっと長く、1mくらいのものもあります。鈎が二つ付いた二鈎十手や三つ付いた三鈎十手もあります。騎乗でも使用。

12.その他 
 目潰し十手、催涙液発射十手(明治時代)、南蛮十手、朝鮮十手、、キセル十手、矢立十手、如意十手、組合せ十手、一角流まろほし、穂槍十手、 鉄扇十手

 竹節形十手

サーベル十手 定寸                                     価格 \ 35,000

全長 36cm  500g   棒身の直径 14mm

十手携帯の役職

火付盗賊改め役
 徳川幕府では若年寄の支配下にあった先手組(さきてぐみ)旗本に加役されたものです。通常は、盗賊火付改めまたは火付盗賊改めと呼ばれていました。
 1665年(寛文5年)10月に御手先頭が盗賊改めを兼務し、その後1683年(天和3年)正月の御改め役の名称になりました。1725年(享保10年)12月に町奉行の所管に移されました。
火付盗賊改メ方の十手は、与力・同心のものよりも長さが平均的にもう少し長く、太いものを使っていました。特徴的なのは、小さな鍔(つば)がついていることです。

 
    打撃力強化のために先太りにしてある種類のものです。 \35,000   
 
(Tsubatsuki Jitte Hexagonal with a Wooden Grip) 制作時間 受注後 3週間

定火消し御役 
 1658年(万治元年)9月、前年の明暦の大火を反省し、江戸幕府は定火消し御役を結成しました。1組には与力6騎、同心30人,臥煙という渡り中間の火消し役が300人おり、それが10組ありました。
 因みに、町奉行所にも与力2人、同心4人からなる町火消し人足改めという係りがあり、11月から3月までは、更に与力1人と同心2人が追加されました。

 八州取締り出役 
 
関東一円の取締まりのため、村々を巡回する八州廻りは文化2年6月から始められました。天領、私領、寺社領を問わず取締まりました。八州取締役の代官手附と代官手代は長さ9寸(27cm3mm)から1尺(30cm3mm)の鉄製丸型十手を用いました。鈎は真鍮性。

八州番太  
 手先の八州番太は楠流十手(握り藤巻)を用いており、背後に右斜上から左斜下に向けて、帯びにさして携行しました。長さは1尺8寸(54cm5mm)、棒身は8角で、紐は2尺(60cm強)で赤房が付いています。

与力   
 与力は普段は十手を携行しませんが、捕物出役の場合は騎乗で指揮及び見聞を任務とするために(十手は現警察幹部の指揮棒と同様なので)刀と同様に差して携帯したと思われます。与力のものと同心の巡回用十手の長さは1尺(約30.3cm)です。

同心 
 巡邏用は真鍮製銀流しで、長さは9寸あり、懐中に隠し持ちます。紐付きで房は朱です。捕物実戦用は鉄製6角、8角型があり、長さは1尺2寸から2尺1寸(63cm強)までの長十手を持っていきました。

奉行 (勘定・寺社・町) 
 同心巡邏用と同じ(町奉行は赤房)通常のお貸し十手には装飾がありません。
(勘定奉行の房は紺、寺社奉行は白房です。)

目明し  
  鉄製で長さは1尺2寸から1尺2寸5分まであります。
手元近くにかぎ(太刀もぎ)がついており、敵刃を棒身で受け鈎ではさんで刃筋をねじり、自由を封じて敵をとらえます。
 房はついておらず、3尺の捕縄を束ねたものが付いています。岡引は羽織着用の時は角帯に右腰に差して携行します。

 

 

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