光芒の彼方へ2
1995/5 会報VOL.17 最終号

 


 V E L V E T P Λ Wより
  猫の手も借り隊の皆さんへ    



Smile Back TOURも 無事終了することができました。

たくさんの皆さん 観に来てくれて 本当にありがとう。



隊員の皆さんには 突然の事で申し訳ありませんが

ベルベット・パウの活動休止に伴い 猫の手も借り隊の
                            
活動も やむを得ず止めることになりました。

猫の手も借り隊の発足以来 ずっと 応援してくれた

皆さんには 心から 感謝しています。

 

ベルベット・パウも 今後しばらくは それぞれの活動

に頑張って行きます。 ライブ等 情報も お知らせして

いきたいと思っていますので 応援してくださいね。



 
皆さんと また 会える日を 楽しみにしています。












 新しい春もすっかり落ち着いて、暮らしの中の “変化” にも、皆だいぶ慣れてきた頃

だと思います。元気ですか?寒かった3月に比べて今年の春は、なんて穏かな日が多

いんだろう。

 3月3日のLive後、きつく締め上げた着物の帯をほどく時のように、ベルベット

・パウというバンドは活動を停止した。人生の中で一番変化の多い、多感な時代を、
      
パウという時間の流れの中で10年以上も歩き続けてきた。夢中で走り続けてた頃、悩み

立ち止まった事、笑い飛ばしていられた時。共に過ごしたたくさんの季節にピリオドを
 
打った。

 ベルベット・パウが常にめざしてきたものは、今思えば、完成された、計算され尽く
    
した、構築美だったような気がする。夢中で求め続けた過去には、とても美しく理想的

に見えた。だけど歳月の流れは、私を大人に変え、生身の人間に変えていった。人間っ

てそんなに完璧じゃない。すっきりしたものじゃない。でこぼこしてて歪んでるけど、

暖かいものなのだと私は信じている。今の私には、“血の流れ” のある音楽が必要だ。

そして、ベルベット・パウというバンドは、そういう集合体にもなれる、なれるはずだ

と思っていた。でも、皆が思い描くキャンバスには、一人一人別の未来が描かれていた

気がする。

 人間は皆、一度は自分を探しに、旅にでかけるものだ。ずっと探し続けてきたつもり

だったのに、私には今からなのだ。長い旅が始まるのかもしれない。今まで私がここで

すごしてきたのと同じ位の時間がかかるかもしれない。意外にすぐ、かも知れない。
          
でも私は、口ずさむメロディーに魂を吹き込みたい。

今しか出来ない事、いや今だから、出来る事が始まるの

だと、そう信じて。
 
 1人になる淋しさと自由。過去と未来。私は唄って

います。皆に届くように。だから待っていて下さい。

 もうすぐ緑の燃える季節になります。

早く外に飛び出していきたいな。


                    須賀 直美
  






     事情はどうであれ、パウの活動を楽しみに待っていてくれた皆さんには本当に申し訳
    ありません。私もものすごく残念で仕方がありません。
     この方針がやむなく決まったのは、約半年前ですが、その時と、ラストライブ、3月
    3日の後は、今迄に無く落ち込み、何も出来ず、何かというとすぐに涙が出て来る毎日で、
    「生きていてもしょうがない」などとも思ってしまいました。
     私がベルベット・パウに入って3年半の中で、特にここ2年ぐらいから、去年の夏まで
    は、ものすごく充実し、楽しかったです。スケジュールも過密で、週に一回は徹夜の日
    や、睡眠が2〜3時間の日もありましたが、つらいとは思いませんでした。
     でも、今回の事で、バンド維持の難しさをつくづく感じました。
     前回の会報の活動停止の声明文でも書いてありますが、テクニック向上等の目的も理
    由の一つですが、やはりこれには、たとえペースが遅くなろうと、定期的に集まって音
    を出していた方が良いと、私は思います。あと、メンバー同士が、家族みたいな所があ
    ると話をしていましたが、確かにそう思っていたし、お互いのわがままもしょうがない
    なあと許せたり。
     私は実際の家族も少ないので、気が許せて、普段はうるさく感じる事もあるけど、お
    互いの事を心から思っていたし、そういう関係の人は多勢いる方がすごくうれしいと、
    思っていたんだけど3月3日以降は、当然の事かもしれないけど、やっぱり家族にはなれ
    なかったんだなあと残念に思います。
     まだまだやり残した事もあるし、ずっと続けたかったけど、私なりに精一杯やってき
    たつもりです。

    今迄応援して来てくれた皆さん本当にありがとうございました。
     一つ一つを忘れずにこれからも頑張って
    いきたいと思います。特に、ラストライブ
    の最後の瞬間は、思い出すと今でも胸が熱
    くなります。
     最後に、今後の活動は全く決まっていま
    せんが、音楽はやっぱり止められないと思
    います。とりあえず元気が戻ったから、次
    のことを考え、機会がある事にステージには
    出て行きたいと思っています。
    本当にありがとう・・・

                              

          伊東 憂紀
        “今 思っている事”







《Smile Back TOUR》のライブ、みんなどうも

ありがとう。

 Egg−manのライブの2日くらい後かな、おますちゃんと

“飲もう” ということに2人で飲みに行きました。

 おのずとキーボードの話になって、“あれ、むずかしくって泣
    
きそうだった” という話になると、2人でおかしくて、涙が出る
    
くらい、笑いころげてしまいました。

 なんだか うれしいくらい、おますちゃんが近くに感じました。

3月3日は ベルベット・パウのOBも集まり、同窓会のようでした。

 ベルベット・パウというBANDは、いろんな人の時代があっ
  
て、ちょっとディープ・パープルしてる、さしずめ私は、在籍の

短さからして、トミー・ボーリンというかんじかしらん。


 音楽は大好きです。Liveも
           
好きだし、聞くことも好き。その

気持ちをいつも見失わないように

見つめていれば、今、自分は本当

に何をやりたいのかという心の声

を聞き逃すことは無いと思う。

 今はそんな自分のほんとを大事

にして、ほんとの自分で音楽を

やっていきたい。

 どこかでそういう私に逢ったら、

声をかけてくださいね。

    

船越 支代美







    10数年前、クラシックしか知らなかった私は、Led Zeppelin や Yes を聴いて、その
   エネルギーと世界観に圧倒され、バンドを組みました。クラシックとは別世界の自由で
   力強い音楽を見つけたと思ったのです。バンドを組んで半年後、洋楽のコピー等を楽しむ
   うち、なんで自分は洋楽ばかり聴いているのだろうと思うようになり、そして私の聴き
   たい音楽が日本にないのなら、自分で作ろうと思うようになりました。世間知らずで大胆
   不敵な思いではありましたが、それこそが、今まで私がベルベット・パウを続けてきた
   エネルギーの源だったのです。
    私は基本的に陽気ですが、とても神経質で、頑固な面があり、曲を作っても、作品
   が出来上がった時点で、自分の中で完結してしまうようなところもありました。でも、
   作品は結局、作っただけではまだ産まれていないも同然、聴いてくれる人がいて、それを
   楽しんでくれる人がいて、はじめて価値のあるものだと、実感として感じられるように
   なったのは、正直ここ3〜4年の事です。つらい時に、パウの音楽を支えにしてくれて
   いるというファンのみんなの応援を通して、私にとっての音楽は、本当に心を持つものに
   なれたのだと思います。パウの音楽を支えだといってくれる皆さんに支えられてきたのは、
   本当に私の方でした。また、私が音楽を表現する形態としてバンドを選んだ事で、他では
   体験しなかった様な精神的苦労も味わったけれど、色々な悩みや喜びを分かちあう素晴ら
   しい仲間を得ることも出来ました。
        人生で、ベルベット・パウをやっていた時間の方が、やっていなかった時間より長く
       なってしまった私にとって、活動休止を決意するのは、大変勇気のいる事でした。でも、
       ずっと走っている時には、見えないことが、休んでみて初めてわかる、という事もあると
       思うのです。このまま、まっすぐ一本道を走っていっていいのか不安になったのなら、
       一度車を止めて、地図を見直し、どこへ行きたいのか、考え直した方がいい、ついでに路端
       の花もつんで、腹ごしらえもしていこう、深刻に思い悩むより、今はそう考えています。
      中学生の頃抱いた、純粋で向こう見ずな夢を忘れず、また、まっ白な気持ちで曲を書い
        ていけたら・・・ と思っています。
    ピアノのおけいこをさぼっては、妙な即興の歌を、
   一人熱唱していた変な子供は、その三つ子の魂を、
   自分なりの Pop Music のなかに見出すべく、今も
   日々、八十歌未満の音楽たちと過ごしています。
   今後、私の音楽が、また、皆さんに聞いてもらえ
   る機会があったら・・・ どんな形になるかはまだわ
   かりませんが、また、是非、会いに来て下さい!!
   その日を楽しみに・・・
   また会える日まで♪





                       桐生 千弘






 長い間バンドをやって来てわかった事。バンドには波があります。生きが良い時と、どんよりと悪い時。
成長して考え方や感じ方が変わったり、状況も変化するので、ず〜っとコンスタントな方がきっと奇跡で
す。今まで、パウが休んでたような時期は、今思うとそんな時期だった気がします。今のパウはその時期な
のです。

 ただ私は最近ちょっと前とは違って、そのどんよりの回復より、違う方向から音楽をしたくなってしまっ
たのです。 最近の私には、根性出してどーだ!とやる音楽より、自然に生まれたものの方が気持ちよく
思えます。 スポーツの試合のように取組んで出来たものはおもしろくないと思うようになって。
 遊んでいるのといっしょみたいな所が音楽のいい所なのに、がんばりました!という生まじめなにおい
がまず先に漂うのは、ちょっとつまんなくなったというか。 音楽は幅広いんだから、まだ手つかずだけ
どやってみたい事もあるし。 壁に穴を開ける試合に懸命になるより、心が正直にひかれるものへどんど
ん行くほうが、やっぱり気持ちがいい。 今は、そういうやり方をしてみたいんです。 まだ具体的には決
まってないけど、これからはそういうテンションを大事にしていきます。
 基本的にのろまなので、同時進行だと納得出来る形までできなかったから、落ち着いてやりたいなと思っ
ています。 でもまあー、歳をとってきちゃったし! というのもありますし。できるうちにやるぜーと
いうのもあるから大丈夫。 なるべく歳もね、これ以上とらぬようがんばろーット、というかんじでね。
 パウではできなかった事を、いろいろやってきます。

 中学でベース、高校でバンドを始めて、パウに入った時はまだ10代でした。(!) バンドや音楽に
ついていろいろ考えるようになったのはこの11年位の間です。いろんな事があって、いろんな人に出
逢って、いろんな音楽に出逢って、「うーん」とか「おー!」とか思うことがいっぱいありました。
 大事な事をひとつずつ知る事によって、なーんにもわからずやってきた気持ちが、音楽の良い所にだん
だん近づいた気がします。 ここまで来れたのも本当に、たくさんの人たちのおかげだと、心から思って
います。

 まず、ファンの皆さん、猫の手の皆さんの応援には本当に助けられました。いつも盛り上げてくれてあ
りがとう!! 私はパウのメンバーだけど、1ファンでもあります。 パウを「パウの世界を喜ぶであろ
う人種の人」に教えてあげたいという思いでずっとやって来たので、仲間がこんなに増えてとても嬉しく
思います。 この間ツアーでも演奏しながら、お客さん増えたなあーと、昔チケットの手売り10枚を友
達に無理に買ってもらってた事を思い出しました。 デビュー前からのファンの皆さん、デビュー後から
のファンの皆さん、ライブを見に来てくれた人、来れないけど思っててくれた人、CD買ってくれた人、聴
いてくれた人、友達に勧めてくれた人、手紙やプレゼントをくれた人、パウを好きになってくれて本当に、      
ありがとう!!!

 そして、スタッフの皆さん、未熟な私たちのために多忙にもかかわらず身を粉にして動いて頂いて、本当
にありがとうございました。私たちの力が足りず、中途半端な所ですいませんでした。皆さんの暖かいご支
援のおかげで、ここまで育つ事ができました。  スタッフの方も含め直接的な事ももちろんいっぱい教え
て頂きましたが、皆さんの何げない言葉や姿にふれる事自体が、なにより私には一番効きました。
 音楽やRockに大事な事を知っている、そんな人たちをこれからも大切に、ずっと一緒にいたいなーと思っ
ています。

 そーして、とりあえず照れるのでメンバーにはここで・・・・。
 いやー山あり谷あり(山はあったか?!)、長かったね〜! 迷惑かけたし勝手な
奴だし世話になったし、おつきあい頂き、ありがーとー! おつかれ〜!!
いやーけっこういいバンドだったよね。これからもやる時は、いいバンドをやろう。
 皆 体に気をつけて、がんばれ!

 という事でいろいろとまあーありましたが、パウという形に係わってくれた人達の
おかげで、たくさんの宝物ができて良かったです。皆さんにもそんなものが少しでも
あれば嬉しいです。
 応援やご協力に、お金や、大きくなる事では返せなかったけど、これからまたやって
いく音楽で、皆さんの気持ちを良くする事で返していきたいと思っています。
 だから是非、その時は皆さん見に来て下さいね。 皆元気で頑張って下さい。
私もがんばって大好きなロックとベースと、もっともっと仲良くなろうと思います。
 これからもよろしくね。 またね。
                                       平野 安芸子

  










  

        

                      

        

              

        


 






VELVET PΛW
       

   THANK YOU  SEE YOU AGEIN...



HOME
当HPの画像、文章の転載は固くお断りします。