小さな幸せを見つけるヒント

 

「ストレス=悪」と考えなければイライラは防げる

 

心と体が疲れを感じストレスが溜まってくると、
ちょっとしたことでもイライラしたり、憂鬱な気分になるものです。
下手をすると、ストレスという言葉を聞いただけでも心が沈んでくる、
ストレスとはそれくらい、やっかいなものだと思っている人も多いかも
しれません。

 

しかし精神医学の世界では、そもそもストレスは生活になくてはならいない
ものだとされています。ストレスが無いと、健康を害したり、身に危険が
及ぶことすらあるというのです。大抵の人はストレスこそ心と体を蝕む元凶
だと思っているはずですが、これはどういうことなのでしょうか。
確かにパソコンに使い過ぎで目や肩が疲れたり、責任ある仕事を任されて
憂鬱になったりなど、ストレスは全身にさまざまな悪影響を与えます。
しかしこれは、「そろそろ休みなさい」という信号が体に送られてくるのと
同じこと。つまり、ストレスとは、体にとって一種の警報機といえ、もし私たち
の体がストレスを全く感じなかったとしたら、疲れがたまっていることも知らず、限界まで
酷使し、心も体も元に戻れなくなるほどボロボロになってしまうというわけです。

 

逆に言えば、私たちが心や体に異常をきたすのは、ストレスという警報を無視して
大丈夫、大丈夫とやっているからともいいえます。
長時間のパソコン労働や、残業、夜更かしなど24時間体制で個人も街も
動いているような、今の環境そのものが、ストレスフルであるといわれます。
しかも日本人は意欲や気力にかかわる、脳内の伝達物質セロトニンという物質が
早く消耗するともいわれています。
とにかくストレスを感じる要因は、まわりに十分揃っている、そして生きている限り、
ストレスがなくなることはありえません。
初めから「ストレスは悪」だと考えているなら、なんだか絶望的な気分になって
しまうかもしれませんが、既に述べたようにストレスは、人間に休養を余儀なくさせ、
心と体が活動を弱めている間に、エネルギーを回復させるという重要な役割を
持っているのですから、「ストレス=悪」だとは考えないほうがいいですね。

 

ストレスが溜まってきたなと思ったなら、体に休めのサインを送ってくれているのだな
と感謝する・・・そんな気持ちになれれば、すでにあなたはストレスと上手に付き合って
いるといっていいでしょう。