突発SSです(爆)
雪の上の…小さな足跡が…
さらに降り積もる雪で消えて行く…
音もなく、雪は降りつづける…
まるで、思い出そのものを消して行くようで…
時の流れをあらわしているようで…
足跡は…消えて行く…
Wanderin’ Destiny
〜Written by WAY〜
「あゆ―――――――――――――――――――――――――――!!!!!!!!!」
『ボクは…空だよ』
『今、空だよ…』
『今、空になってるんだよ…』
『空になって…祐一君の側にいるんだよ…』
『だから…』
『祐一君、そんなに泣かないで…』
『ボクがきえても…泣かないで…』
…………
『タイヤキ………祐一君と食べたいよ……』
「あゆ………」
ベッドに寝転がって口ずさむ愛しい人の名前…
何を俺は思えばよかったのだろう…
目の前で…あゆは消えた
それは…事実だ…
天使の人形も…今はない
願いは…
願いは…
ねがいは………
あゆのねがいは…
アユノネガイハ………
『ボクのこと……忘れてください』
……全然叶えられてない
頭の中から
あゆの顔…
困った顔…
泣き顔…
そして…笑顔が頭からはなれない…
あの木の下で、あゆを抱きしめた温もりは
未だに胸を焦がしている…
……
窓を見ると、雪
音もなく、雪
いつだったっけ…
あゆがこの部屋に忍び込んできたのは…
記憶が薄れる…
時間の色が曖昧になっていく…
そして…
あの時の心の風景から…あゆの小さな小さな足跡が消えて行く…
『かけらさえなにも残さないように…』
『ボクは…ここからいなくならないといけないんだ…』
『それはいま…』
『叶おうとして……いるね』
『なにもかもは……元通りに……なるね』
『出会う前の…あの頃に…』
『夢の学校にも…雪が降り始めたよ……』
『授業は…終わっちゃったよ…』
『もう…帰る時間だね……』
『祐一君……また……あしたね』
『ボクにあしたって………もうこないんだよね……』
………
『祐一くん』
目の前に…あゆがいる
でも、これは…夢だ
その自覚は…ある
これは…夢だ
『祐一くん、一緒に遊ぼうよ』
あゆ…
このあゆは…俺の想像でしかない
「あゆ……お前はどこに行ったんだ……」
『ボクはここにいるよっ』
「違う…おまえはここにいない…」
『祐一くん……』
「あゆは…消えたんだ…」
『ボクは……』
「お前は…俺のかってな想像だ…」
『うぐう…ひどいよ…』
「頼むから…消えてくれ いると…辛いんだ…」
『………』
「頼むから消えてくれ!!!!俺の心まで足跡を残さないでくれ!!!!!」
『ボク……行くね』
………
「待ってくれ!!!」
行かないでくれ!!!!
「あゆ!!!、待ってくれ!!!」
夢でもいい、俺はお前に会いたいんだ!!!
「待てって言ってるだろ!!!」
行かないでくれ!!!行かないでくれ!!!!
『やっぱり…だめなのかな』
『何もないなんて…ボクには…祐一くんには思えないのかな…』
『ボクも……側にいたいよ……』
『ずっとずっと……祐一くんの側にいたいよ……』
『だって…しょうがないよ……』
『ボクも……祐一くんが好きなんだから……』
『いつまでも…そばにいたいんだから……』
『ボク達…さ迷ってるね……』
『どこまでもどこまでも、さ迷っているね……』
”What’s going NOW…”
『祐一くん……』
”What’s going NOW…”
「あゆ……」
”What’s going NOW…”
『あいたいよ……』
”What’s going NOW…”
「俺もだ…あゆ」
”What’s going NOW…”
『一緒に…寝転がりたいよ……』
”What’s going NOW…”
「そして……キスしたいな」
”What’s going NOW…”
『うん……ボクもだよ……』
”What’s going NOW…”
会いたい……………
<Fin>