ヒンディー語(ヒンズー語)は22の公用語の中でも英語と並び最も重要な公用語となっている。デヴァナガリ文字で書く。各文字はそのままの状態で何等かの子音であると同時に一般に母音「a」を潜在的に持っており、この子音の周りの上(superscript)、下(subscript)、左(sinistroscript)、右(dextroscript)の四箇所の内の一つの場所に他の母音記号を施すことでこの子音とその母音を組み合わせた音節を作り出すcircumscript(周囲配列母音文字)の形式を取っている。このような子音と母音の配列はタイ語にも見られる。
 二重子音や三重子音を作るにはそれぞれの子音を左右に分割し、右側断片を除去しここに二番目の子音を書く。この任意の組み合わせが予想もしないような奇妙な文字形状を作り出す。これはギリシア語に見られる"ks"及び"ps"という音価を持つ文字の現象に似ているが、ギリシア語の場合、組み合わせの名残りを全く残さず、単純な恰も単子音文字であるかのような形状になっている。ラテン文字では"x"がその例である。
 ヒンディー語における複文の配列は主文+従属文という英語に良く見られる結論優先型をしているが、これは寧ろ例外的である。単文における機能別の役割配列は日本語と同じで、S+O+Vであり、S+V+Oではない。
 ヒンディー語は母音はa, e, i, o, uのみであり、日本語と一致し、単純であるが、子音は口蓋音と非口蓋音、破裂音と非破裂音の対比が完全にあり、恐らく世界で最も多い。そのため音声学上では理想的なモデル言語となり得る。
 インドは物価が安いためシルバー計画(老後海外移住年金生活計画)の候補地となり得るかも知れない。その場合はヒンディー語を習わずに済まされないことであろう。
 ヒンディー語は印欧語族の属するため、サンスクリット語由来の固有の語彙は英語等の我々が既に慣れ親しんでいる言語のそれに類似している。借用語の中ではアラビア語由来の語彙が目立つ。
 



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