インテルリングエ語(以下「Interlingue」と呼ぶ)はインテルリングア語の先駆けに当り、当初はオクツィデンタル語(以下「Occidental」と呼ぶ)と呼ばれていた。
東欧で普及し始めたエスペラント語が東側陣営の政治理念を代表するような雰囲気があったことから、この「西洋語」又は「西欧語」とでも響きかねない名称は「この東側陣営に対する反発から生まれたのではないのか」とする意味のない猜疑を受けないようにする意味で廃止され、現在の名称がついたのだとされている。
Occidentalはロマンス諸語で共通に使用されている言葉を土台に作り上げた人工語であるが、自然語からの語彙の選出の根拠が明確でなく、この事実はラテン語からのみ単語を抽出して作り上げたLatino sine Flexione(屈折なしのラテン語)と顕著な対称を成している。後にはこのLatino
sine FlexioneもInterlingueもより近代のロマンス諸語に近い自然な形式のInterlingua語にedge out(ジワリジワリ排斥)されてきている。Interlingua語は人工語の中では恐らくEsperanto語に次ぐ話者人口を誇っていると思われ、Skypeを用いたチャットが盛んに行われており、小生も僭越ながらそこに加わっている。この「Interlingua」と呼ばれるチャットルームではInterlingue語を話す人もほぼレギャラーで現れていて、盛んにInterlingue語で筆記チャットをしている。Interlingue語やinterlingua語の他にはエスペラント語やラテン語も飛び交う。
一頃はInterlingue語単独のチャットがあったが今は影を潜めているという話を書いている記事をInternetで目にしたことがある。
最近ではInterlingua語を話す人達の間で「ロマニカ語」(Romanica)と呼ばれる更に自然に格段と近づけた人工語も現れている。Romanicaは格変化こそないが人称変化を復活されており、益々ラテン語に接近している。但し、人工語が持つ学び易さを確保するために、ラテン語や近代のロマンス諸語に見られる不規則変化はほぼ見られない。
その意味でもRomanicaはラテン語攻略を目指す野心的語学学習者には必修の人工語といっても過言ではない。
もしかしたら、このような勢いの中でInterlingueは骨董的付加価値が付き始めているのかもしれない。
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