タミル語はインド南部で話されている4大ドラヴィダ語の内の一つであり、他の三つはマラヤラム語、カンナダ語及びテルグ語である。
タミル語の話者人口は約7,400万人である。国語学者の大野晋氏は日本語の起源がタミル語にある可能性が高いと指摘して物議を醸し出した。これには多数の学者が反論を唱えたこともあり、真相究明には諸君のタミル語研究への参加が期待されている。
タミル語をローマ字に転記した物は長母音や長子音(二重子音、促音)が目立ち、フィンランド語に酷似している。
インド北部ではヒンズー語を初めとする多数の印欧語族が展開しているが、タミル語は語順の点ではこれらのヒンズー語等とも共通性を持つ。
タミル語はa, i, u, e, oという短母音とaa,
ii, uu, ee, ooという長母音を持ち、その点でもヒンズー語と共通である。
タミル文字(表音文字)はcircumscript(囲み文字)であり、各子音は潜在母音"a"を持つ。例えば"k"はそのままで"ka"と読む。"ki"と読ませたい場合は"k"の右側に"i"を添える。但し、各添え母音はそれぞれ固有の場所が指定されている。例えば"ke"と読ませたい場合は"k"の左側に"e"を添える。即ち、"ek"と書くことになるが、これは"ek"と読んではならず、"ke"と読まねばならない。それでは"ek"と読ませたい場合はどのようにすれば良いのであろうか。その場合は母音"e"を独立文字で表記(例えばこの独立体を"E"と表記)し、"Ek"と書けば、"e・k"と発音される。兎に角、各母音は子音の右側、左側、上側、下側のいずれかに配置される。子音を無母音で発音したい場合、子音の上側にドットを打つ。
タミル語まで学び進む人は極めて稀にしか見られず、小生もある人からタミルを教えて欲しいと依頼されたために、初めて習い始めた。オーダーメイドで学ぶという滑稽な背景がそこにはある。「タミル語教室」というキーワードでホームページを展開すれば、間違いなくトップページに躍り出るに違いない。
タミル文字はヒンズー語やタイ語を既習言語に持つ小生にとっては簡単に学べ、2、3日しか掛からなかった。タミル文字のキーボード入力も一週間の練習で快適な水準に到達できた。キーボードでの入力練習はタミル文字認識の練習にもなるので是非お勧めしたい。
それでは、その他の神秘的なタミル語の世界はレッスンで紹介することにする。