トルコ語はウラル・アルタイ語族に属する。つまり、フィンランド語、ハンガリー語、モンゴル語、韓国語、日本語の仲間です。語順は日本語とまったく同じです。関係代名詞が印欧語族そして例外的にフィンランド語及びハンガリー語においては先行詞について明確な説明ができるのに対して、トルコ語は中国語(シナ・チベット語族所属)、韓国語、日本語の場合と同様に不明瞭な説明しかできない。例えば:

「私が食べる()箸取って!」の意味はこれを述べた人が「箸を食べる」ことを意味しません。でも意地悪く解釈すると、そう取られても仕方ないです。このような現象が起きる言語においては本当の意味での関係代名詞は存在せず、「asyndetic」(関係代名詞省略)と呼ばれます。

 (ここで: "a-" = 非, syn- = 一緒, "det-" 縛る, "ica" = 形容詞語尾, 従って"非連結型").

 ここで:
「私が」: 食べる行為者
「食べる」: 行為
( ):この部分はトルコ語は「-ig-」、中国語は「-的-」、韓国語は「nwn」という無格連結詞を用いるが、日本語では時々「ところの」という無格連結詞を用いるが大部分の場合、この無格連結詞も用いず、完全に「空洞化」(無格無連結化)する。そのために( )として印した。
従って、結論は:
「私が食べるという行為に関係を持っている〜」。

 ここから解るように、これは「私が食べるという行為に関係を持っている箸」、あるいはより解り易く言えば:
「私が(それを道具として)食べる箸」という意味になる。

ここでは, この場合、「
道具としての」関係(即ち「具格」)は単に曖昧に「示唆」されてはいるが、明確には「指摘」されてはいないのである。

 実際にはトルコ語、中国語、韓国語、日本語において、上記の現象が原因で話が通じなくなるということは滅多ありません。逆に西洋人がこの曖昧なトルコ語や日本語なりを巧みに話しているのを聞くと微笑ましくなります。



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