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刃物編 4
705 :抜いたら負けかなと思っている :2005/08/30(日) 23:09:40 ID:LvNsELUcO
車種・メーカー「しかし、よくここまで治ったもんだな。」

刃物「致命的な損傷だったからな。
少々気がひけたが、卸し鉄として一から打ち直した。
その時の鉄が非常に良いものだったんで材料物性には検査をお願いしたんだ。」

車種・メーカー「随分な大仕事みたいだな。
ここ数日は人の出入りが激しかったしな」

刃物「ああ。」


回想・刃物が修復を始める少し前
最初に鍛冶場にやってきたのは日本史、美術鑑賞の二人だった。

刃物「二人の率直な意見を聞かせてくれ」



706 :抜いたら負けかなと思っている :2005/08/30(日) 23:10:56 ID:LvNsELUcO
日本史「刃物ならもう分かってるんじゃないの?
まともに撃ちあいができる状態にするには・・・打ち直すしかないと思う。研ぎだけじゃ無理ね」

美術鑑賞「日本史さんに同意します。
もったいないですけど」

刃物「やはりそうか・・・」

日本史「かなり大変よ?一人で大丈夫?」

刃物「ありがとう。出来るだけやってみるよ。
車、二人を送っていってもらえるかな?」

車「おう。」

日本史「がんばってね!一応、記録は残しておいてね」

美術鑑賞「う〜、もったいない。でも仕方ないか〜。できたら見せてくださいね★」


707 :抜いたら負けかなと思っている :2005/08/30(日) 23:12:02 ID:LvNsELUcO
現在・鍛冶場

車種・メーカー「それから神社・仏閣もきたんだろ?」

刃物「お祓いしてもらったからね。
この時期はお盆にくわえて怪奇現象のお祓い頼む奴が多くて
大変だってぼやいてたな」

車種・メーカー「うはwwwwwwスマソ
その後鍛冶場にこもりっぱなしになったよな?」

刃物「時間がおしかったからな。身の周りの世話してくれてありがとな」

車種・メーカー「日本史に美術鑑賞も時々様子見にきてくれてたからな。
後でお礼言っとけよ」
刃物「そうだったのか。迷惑かけたな」



708 :抜いたら負けかなと思っている :2005/08/30(日) 23:13:17 ID:LvNsELUcO
車種・メーカー「気にするなって!
そういえばあの焼き入れってのすごかったな。」

刃物「刀に命を吹き込む作業だからな。
もっとも緊張する瞬間だった・・・」


回想・刀を治し始めて数日後

三戦「失礼する」

日本史「お邪魔します」

美術鑑賞「失礼しまーす」

車「お、日本史に美術鑑賞、それに三戦まで。
どしたの?」

三戦「刃物が見せたいものがあると言うのでな」

車種・メーカー「そういえば昨日から鍛冶場の方が静かだな」

三戦「まだ刀が治ったわけではないそうなのだが・・・とにかく行ってみよう」
709 :抜いたら負けかなと思っている :2005/08/30(日) 23:14:42 ID:LvNsELUcO
鍛冶場

刃物「お、きたか」

車「おお、随分刀の形になってるな」

車種・メーカー「しかしなんで泥まみれなんだ?」

日本史「あれは土盛りといって、強度の違いをだすためなの。
土を薄く塗った場所は固く、厚い場所は柔らかくなるの」

美術鑑賞「その境目が刃文になるんですよ」

刃物「今から焼き入れを行う。刀に新たな命が宿る瞬間だ。
三戦、相棒の誕生の瞬間、よく見ておいてくれよ」

刃物は真剣な眼差しでホドの中に刀を入れた。



710 :抜いたら負けかなと思っている :2005/08/30(日) 23:17:34 ID:LvNsELUcO
しばらくして、十分に熱せられ、真っ赤になった刀身を取り出すと
皆が固唾を飲んで見守るなか、清水に沈めた
ジュワッ ジュー

清水を瞬時に気化させる音が産声のようにあがった

鉄が、日本刀となる瞬間だった

車「すげぇ、刀がさらに反り返った!」

車種・メーカー「刀の反りってこうやってもできるんだ。知らなかった。」

日本史「お見事」

刃物「・・・よし、問題ない。またせたな三戦、あとは研げば終了だ」

三戦「すまない・・・ありがとう・・・」

車「あ、三戦、うるんでるw」

ガスッ

車「てぇ」




711 :抜いたら負けかなと思っている :2005/08/30(日) 23:19:08 ID:LvNsELUcO
日本史「はい、ちゃちゃは入れないの」

美術鑑賞「あとちょっとですね!がんばってください!」

回想・終了

車種・メーカー「で、研ぐのも終ったのか?」

刃物「だいたいな。後は少し手直しすれば刀身は完成だ。
あとは車達の帰りを待つだけなんだが・・・」

車種・メーカー「そういえば車になにを頼んだんだ?」

刃物「拵もだいぶくたびれてたんで、これを期に新調しようと思うんだ
ただ鍔やはばきならともかく、鞘や柄は俺じゃ無理なんで日本史と美術鑑賞といっしょに芸術デザインに頼みに行ってもらったんだ」




712 :抜いたら負けかなと思っている :2005/08/30(日) 23:20:35 ID:LvNsELUcO
車種・メーカー「芸術デザイン・・・まじでか?」

刃物「この際しかたなかったんだが・・・今頃どうなっているかな・・・」

そのころ車達は、東南アジアの海にいた

車「うおぇぇぇ」

美術鑑賞「しーんーどーいー」

農林水産業「おいおい、大丈夫か?w」

日本史「横になってたほうがいいわよ」

航空・船舶「だからやめとけと言ったのに
この船は速いけど揺れるんだよ
でも日本史が無事なのは意外だな」

日本史「遣唐使船ほどは揺れませんからw」

農林水産業「うはwwwwwすげえwwww」



713 :抜いたら負けかなと思っている :2005/08/30(日) 23:23:18 ID:LvNsELUcO
航空・船舶「しかし芸術デザインもすごいこと言うな」

日本史「最悪でしたよ〜、いやだ、乗り気じゃないってわめかれた挙げ句、
鮫皮とってきたら造るとか言い出すんだもん
船お借りしてすみません」

農林水産業「いいってことよ!ま、芸術家は難しいからな〜
でも鮫皮って鮫の皮じゃないんだな」

美術鑑賞「鮫皮はエイの一種の皮で〜
東南アジア産が主なものなんです〜」

日本史「美術鑑賞、ねてなさいw」

車「くそっ、車じゃ酔わねえんだが」

航空・船舶「早く釣り上げないと、死ぬぞw」

714 :抜いたら負けかなと思っている :2005/08/30(日) 23:25:11 ID:LvNsELUcO
車「あ〜、釣れろ釣れろ釣れろ釣れろ、つれろー!!」

ザバッ
クマー(AA略)

車「およびじゃねー!」

バキッ、バシャーン

日本史「なんでクマが・・・」

車「うっぷ、はやくしないとやばいな・・・」

数時間後

ザバッ

日本史「つれた!このエイだ!
・・・あれ?二人は?」

農林水産業「のびてるw」

航空・船舶「こりゃまずいなw
ヘリ飛ばすからすぐに帰ろう」

日本史「本当に、すみません
ほら、二人とも!行くわよ!」

美術鑑賞「ふにゅ〜、きもい〜」

車「おし・・・これで刀がなおる・・・おぇ」

715 :抜いたら負けかなと思っている :2005/08/30(日) 23:26:34 ID:LvNsELUcO
工作室兼ガレージ

車「と、いうわけで、その後芸術デザインも協力してくれてなんとか造ってもらえた」

刃物「すまない、苦労をかけた」

車「おいおい、何かあれば手伝うっていったろw
気にするなってw」

美術鑑賞「私もはやく完成品を見たかったですし」

日本史「仮にも従姉妹のピンチだからねw」

車種・メーカー「!?日本史と三戦は従姉妹だったのか?」

日本史「あれ?知らなかった?w」

車「とりあえず刃物、組んでみろよ」

刃物「ああ、ちょっと待っていてくれ」

刃物は拵を持って鍛冶場に引っ込んだ


716 :抜いたら負けかなと思っている :2005/08/30(日) 23:28:14 ID:LvNsELUcO
しばらくして、刀を携えて刃物が戻ってきた

刃物「またせた」

車「お!きたきた」

刃物「とりあえず、見てくれ」

刃物は美術鑑賞に刀を手渡した

美術鑑賞「・・・それでは拝見致します」

美術鑑賞は静かに鞘をはらった。
刀身が姿をあらわした
美しい波模様の刃文
伸びやかに反り、優雅にすら思える姿
大気中の水分を集めてしまいそうな
冷たい輝き
気品溢れる風情と、
静かな闘志を感じさせる刀であった

美術鑑賞「板目肌よく詰み、のたれ、互の目交じり。
匂口明るく冴え、金筋・葉はいる。
いい仕事ですね〜」


717 :抜いたら負けかなと思っている :2005/08/30(日) 23:29:51 ID:LvNsELUcO
日本史「短めで先反り。戦国期の作風ね。
元の刀にも似てるわね」

刃物「三戦もそちらのほうが使いやすいだろうからな。
それに、あくまで蘇らせただけだ
こいつを最初に打った刀匠の心意気を大切にしたかった」

車「詳しいことはわかんないけど、
凄いものだってことはわかる」

車種・メーカー「きれいだな〜。
こんなにきれいなもんなんだ。
なんか雰囲気が三戦ににてるなw」

刃物「そう言ってもらえるとありがたい」

美術鑑賞「眼福でした」

美術鑑賞は刀を鞘に納めると刃物に返した



718 :抜いたら負けかなと思っている :2005/08/30(日) 23:31:20 ID:LvNsELUcO
刃物「大仕事だったが、無事に終ってよかったよ」

ドサッ

車「!刃物!?」

日本史「大丈夫?」

車種・メーカー「無理もないよ。刃物はここ数日不眠不休だったからな。
奥でやすませてくるよ」

日本史「手伝うわ。ほら、刃物、行くわよ」

車「そういゃあ、随分やつれていたもんな・・・
しかし肝心の三戦はなにしてるんだ?」

美術鑑賞「刃物が呼んだはずなんですけど・・・遅いですね」

ガタッ

園芸「助けて下さい!三戦が!」

車「!?園芸!三戦がどうしたんだ?」

園芸「エロゲーとエロコスプレに襲われて・・」



719 :抜いたら負けかなと思っている :2005/08/30(日) 23:32:45 ID:LvNsELUcO
車「またあいつらか!」

美術鑑賞「三戦、今丸腰でしょ?
さすがにやばいんじゃ・・・」

車「俺が届けてくる!
車種・メーカー、俺の車は?」

車種・メーカー「完璧にして車庫においてある!
俺も行こうか?」

車「届けるだけだから一人で大丈夫だ。園芸、場所は?」

園芸「校舎裏です!」
車「行ってくる!」

日本史「気を付けてね!」

車は刀を掴むと、車庫にむけて駆けていった。


校舎裏

三戦「はっ」

エロゲー「うお」

エロコスプレ「さすがに丸腰でも強いね〜
でも、そろそろ限界かな?」

三戦「くっ」

720 :抜いたら負けかなと思っている :2005/08/30(日) 23:35:04 ID:LvNsELUcO
丸腰の三戦にくらべ、エロゲー、エロコスプレの二人は
襲撃の準備を万全に整えていた

エロコスプレ「ボディアーマーきてきてよかったねエロゲー」

エロゲー「この前は随分酷い目似合わされたからな。
・・・たっぷりお返ししてやるぜ」

三戦(さすがに、まずいわね)

三戦が襲われたのは
園芸の花壇を手伝っていた最中に
刀の修復が終ったという連絡を受けた直後だった。
エロゲーとエロコスプレが武装しているのは分かったが、
園芸に危害が及ぶのを避けるため、
挑発に乗って校舎裏に来たのであった

エロゲー「これで終りにしようや」



721 :抜いたら負けかなと思っている :2005/08/30(日) 23:41:08 ID:LvNsELUcO
エロゲーが上段から金属バットを降り下ろしてきた。
後ろに下がって避ける三戦
そこにエロコスプレが体当たりをかましてきた

三戦「!?」

吹っ飛ばれる三戦。

エロゲー「ナイス、エロコスプレ」

エロコスプレ「これで終りだな」

三戦「!?っ・・・」

エロコスプレのスタンガンが三戦をとらえた
ぐったりとなる三戦

エロコスプレ「よっしゃ〜!」

エロゲー「さ、はやいとこ他にいって
楽しませてもらおうぜw」

エロコスプレ「コスプレ!コスプレ!(AA略)」

エロゲー「調教!調教!(AA略)」

二人は気絶した三戦を車に押し込み、
校舎裏を後にした


722 :抜いたら負けかなと思っている :2005/08/30(日) 23:42:46 ID:LvNsELUcO
ウ゛オォォ・・・キキッ・・・

車「くそ、遅かったか」

遥か遠くに、エロゲーたちの車が走っていくのが見えた

車「・・・いけるな。頼むぜ、シルビア」

ヴオォォ・・・

エロゲー「なあ」

エロコスプレ「ん?」

エロゲー「さっきから、凄い勢いで追い付いてくるのがいるんだが・・・」

エロコスプレ「!?あれは、車の・・・」

車「速さで俺に勝てると思うなよ!」

エロコスプレ「まずいな・・・どんどん迫ってくるゾ」

エロゲー「まあ、そう焦るな。まかせとけって」

ギャアァァァァ!

車「よし、追い付いた、諦めろ」

723 :抜いたら負けかなと思っている :2005/08/30(日) 23:45:37 ID:LvNsELUcO
エロゲー「あらよっと!」

ドガシャッ

車「うおっ!・・・体当たり!?」

エロゲー「スピードじゃかなわなくても、
こういう方法もあるんだよ!」

車「のやろう・・・あったまきた!!
シルビア、ごめんな。
ちゃんと修理するからがまんしてくれよ。
うおぉぉぉぉ」

ヴゥオオォン

エロゲー「!そっちも体当たりかよ!」

エロコスプレ「うわっ!」

グワシャ!!ギャリギャリギャリギャリ!!

エロゲー達の車はガードレールと車に挟まれる形で
ガードレールに押し付けられた
激しい音と、火花をちらして、車は停止した



724 :抜いたら負けかなと思っている :2005/08/30(日) 23:47:58 ID:LvNsELUcO
三戦「んっ・・・」

車「気が付いたか?三戦」

三戦「・・・ここは・・・!そうだ、エロゲーたちは?」

車「むこうで気絶してるよ」

車が顎で指した先には、
エロゲー達のクルマがとまっていた。

三戦「助けてくれたんだな・・・ありがとう」

車「うはwwwwwなんか照れるな
三戦、ほら」

三戦「あっ」

車の手には、三戦の刀が握られていた

車「刃物や美術鑑賞がおすみつきの出来栄えだ
ほらっ」

三戦は刀を受け取ると胸もとにひきよせた

三戦「みんな・・・ありがとう」

そういって、刀を静かに抱き締めた

車「ニヤニヤ、あっ!」


725 :抜いたら負けかなと思っている :2005/08/30(日) 23:49:35 ID:LvNsELUcO
三戦「どうしたの?」
車「あれ・・・」

見ると、エロゲーが金属バットをもって近付いてきていた

エロゲー「どこまでもコケにしやがって・・・
コロス」

車「三戦・・・」

三戦は黙って頷くと刀を携えて進み出た

エロゲー「うらぁあ!」

バットを降り下ろすエロゲー
三戦にバットが当たりそうになった瞬間
三戦は抜刀し逆袈裟に斬り上げた

カランカラン

車「すげぇ、
金属バットが真ッ二つに・・・」

あっけにとられているエロゲー
三戦が口を開いた

三戦「もし今度、私達に危害を加えたら・・・
容赦しない」

ドカッ

726 :抜いたら負けかなと思っている :2005/08/30(日) 23:51:11 ID:LvNsELUcO
エロゲー「がっ」

棟打ちの一撃を浴びて、エロゲーは昏倒した

車「おわったな・・・
さ、帰ろうか。乗れよ」

三戦「うん。クルマ、酷い傷だな。すまない」

車「大丈夫だって。
(また車種・メーカーに怒られるな)」

バタン ヴオォォ・・・

工作室兼ガレージ

車「無事もどったぞ」
三戦の姿をみて、
それまで落ち込んでいた園芸が飛び付いてきた

園芸「三戦、大丈夫だった?」

三戦「心配かけてすまなかった。
刀を治すまでのみんなの苦労は車から聞いた。
みんな、すまない。ありがとう」

ふかぶかと頭をさげる三戦


727 :抜いたら負けかなと思っている :2005/08/30(日) 23:52:41 ID:LvNsELUcO
刃物「いや、こっちもいい仕事をさせてもらって
嬉しかったよ。
ありがとな」

美術鑑賞「斬鉄もできたんですか?すごい!
業物か、ひょっとしたら大業物ぐらいにはなってるかも」

日本史「苦労したかいがあったわねw
三戦、久しぶり!無事でよかった」

車種・メーカー「こっちは無事じゃないな・・・」

車「スマソ」

三戦「すまない」

車種・メーカー「ま、気にすんな!
また完璧に治してやるからよ」

コンコン

神社・仏閣「こんばんは」

材料物性「失礼しまーす」

未来技術「きたぞ」



728 :抜いたら負けかなと思っている :2005/08/30(日) 23:54:32 ID:LvNsELUcO
航空・船舶「おーすっ」

農林水産業「いよぅ!
途中で魚とってきたぞw」

芸術デザイン「きてあげたわよ」

車「うはwwwwなんだいったい」

車種・メーカー「お祝いしようと思ってな、
みんなに声かけといた」

園芸「さすが宴会部長w」

刃物「wじゃ、飲むか」

農林水産業「酒もたんまりもってきたからなw」

神社・仏閣「お神酒もかっぱらってきましたよw」

未来技術「おいおいw」

刃物「では、刀が無事なおったことと」

車「とりあえず、みんな元気そうなのを祝して」

かんぱーい!




729 :抜いたら負けかなと思っている :2005/08/30(日) 23:56:26 ID:LvNsELUcO
しばらくして・・・車庫

三戦「車、どうした?」

車「ああ、風にあたりたくなってね
みんなは?」

三戦「まだ大騒ぎしてる」

ガレージの方から、
時々盛大な笑い声が聞こえてきた

車「みんなすごいなw」

三戦「愛車、すまないことしたな」

車「大丈夫。こいつも刀みたいに治るよ」

三戦「すまない・・・」

車「せっかくの飲み会なんだから
そんな顔すんなよ」

三戦「うん・・・」

リーン、リーン

車「あ、スズムシ」

三戦「昼は蝉がまだ鳴いているのに・・・
もうすぐ、夏もおわりだな」

車「三戦」

三戦「ん?」


730 :抜いたら負けかなと思っている :2005/08/30(日) 23:58:22 ID:LvNsELUcO
車「もう一回乾杯しようか?」

車はグラスとワインを
どこからともなく取り出してきた

三戦「w急にどうした?それに、そのワインは?」

車「昔ワインにゆずってもらった、俺の秘蔵w
ま、いいじゃねぇか
虫の音がきこえて、風が気持よくて、
月がきれいなんだから。
こんな夜は飲むにかぎる」

三戦「おまえ、何言ってるんだw」

車「自分でもようわからんw
ま、固いこと言わずほれ」

三戦「うん」

車「では、三戦と刀の再会を祝って」

三戦「皆に敬意をあらわして」

車 三戦「乾杯」





731 :抜いたら負けかなと思っている :2005/08/31(日) 00:01:45 ID:XnK4AZSNO
車「ん、美味い」

三戦「洋酒もいいもんだな」

車種・メーカー「おーい、二人とも、こっちで飲めよ」

美術鑑賞「酒がたんねぇぞゴルァ」

未来技術「おいおい、酒乱かよw」

車「wいこうか?」

三戦「うん。」

三戦は目を細めて笑うと、車の後をついていった。
修復を終え、ずっと手に馴染むようになった刀を携えて

宴はいつはてるとなく続いた

古の刀匠に鍛えられ
幾星霜の時を経て、齢数百年になった後
若者達の手で蘇った日本刀
その刀と晩夏の月が、彼等のしばしの休息を見守っていた





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