ブーンはこれまでに色々なバイトにチャレンジしてきました。
コンビニのレンジを燃やすところから、ガソリンスタンド、ファミレス、弁当屋
魚屋、殺し屋に焼肉屋、スーパーのレジに駄菓子屋、風俗……etc
とにかく働きました。
色々な別れもありました。出会いもありました。
店長、彩音、しぃ子さん。
みんなブーンにはとてもいい思い出です。






( ^ω^):かしこまりましたお

今のところはいい調子です。さすがに今までいっぱいバイトをしただけのことはありますね。

( ^ω^):いらっしゃいませだおー
女性客:すいません!助けてください!
( ^ω^):一体どうしたんだお!?
女性客:どこかに私をかくまってもらえませんか!?お願いします!
( ^ω^):とりあえずバックヤードにいくお

―バックヤード―
( ^ω^):一体どうしたお?
女性客:ストーカーに追われてるんです……最近過激になってきて……
( ^ω^):じゃあここに少しの間隠れてるといいお
女性客:ありがとうございます……
( ^ω^):じゃあ僕はお店にでるお。

―再び店内へ―
( ^ω^):いらっしゃいませだお
男性客:ここに少し前女がこなかったか?
( ^ω^):そりゃコンビニだから女の人も来ると思うお
男性客:どんな女だ?髪はながかったか?
( ^ω^):しらないお
男性客:……ちっ!じゃあな!
( ^ω^):ありがとうございましたーだお

今のお客さんが女の人の言うストーカーなのでしょうか?





あの日から一週間が立ちました。女性客の姿は今のところ見えないようです。
ストーカーは収まったのでしょうか?

( ^ω^):いらっしゃいませだお
井上藍:すいません!また助けてもらっていいですか?
( ^ω^):早くバックヤードにはいるお!

しばらくするとまたあの男です!こないだと同じようなやり取りをして帰っていきました。
―バックヤード―
( ^ω^):もう大丈夫だお
井上藍:またお世話になっちゃって本当にすいません!
( ^ω^):大丈夫だお。お世話なんかしてないお
井上藍:どうしても今日は撒けなくて……もう私家にかえるのが怖い……
( ^ω^):じゃあ乗りかかった船だし、ブーンの家にとまるお。
井上藍:いいんですか?
( ^ω^):その代わり、バイトが終わるまで待ってて欲しいお
井上藍:それは大丈夫です。本当にありがとうございます!
( ^ω^):気にしないでいいお^^今は疲れた体を休めるお^^
( ^ω^):そこの椅子にでも座って、暇だったら今日下げた雑誌でも読んでるお^^
井上藍:じゃあお言葉に甘えます。

こうしてブーンは同居人を抱えることになりました。
この先一体どうなるのでしょうか






ブーンと井上さんの同居生活が始まりました。
荷物や洋服などはストーカーのいない早朝にとりに行きました。
またこのところストーカーは姿を現しません。一体どうしたのでしょうか。

( ^ω^):いらっしゃいませだおー

今日も姿を現しませんでした。

( ^ω^):ただいまーだお
井上藍:おかえりなさい。ご飯つくっといたよ
( ^ω^):ありがとだお^^藍の作るご飯は本当に美味しいお
井上藍:やだ!ブーン君ったらw
( ^ω^):照れなくていいお^^本当のことだお^^
井上藍:もうw今日の夜も張り切ってご飯作っちゃうぞw
( ^ω^):楽しみだお^^

一緒に暮らすことで井上さんもストーカーの恐怖からくるストレスがなくなったようです。
それにブーンは井上さんに恋をしているようです……w

さて今日もバイトです。
( ^ω^)。oO(今日の帰りは藍にケーキでも買っていくお^^
おやおやブーン君?仕事中にそんなことを考えていいんですか?

考えどおり、ケーキを買って家路に着くブーン君。井上さんは今日はどんな風に迎えて
くれるか楽しみですね






家に着いたブーン君。今日も美味しいご飯が待ってるよ!
ドアを開けるとそこには……
( ^ω^):!!!!!!!!!!!!!!!
ケーキの箱を落とすブーン君。
目の前には頭と口から血を流す井上さん。もう手遅れのようです……
急いで救急車を呼ぶものの、わかったのは死因ぐらいでした。
その日の午後、放心状態で病院のテレビをみるブーン君。
( ^ω^):これってコンビニで見た男だお。
( ^ω^):……捕まった……んだお。よかったお……
ブーン君の目からは涙がこぼれていました。
どうやら犯人はストーカーで、井上さんがウトウトしているときに犯行におよんだそうです。
( ^ω^):僕が仕事を休んで見守っていれば……僕のせいだお!!!
( ^ω^):藍!本当にごめんだお!!!!!!!
ブーン君はいたたまれなくなり病院から出て走りました。
ひたすら……ひたすらに走りました。
やがて夜になり、ブーン君は野原につきました。
そこで倒れるブーン君。そのまま意識を失ってしまいました。






どうやらブーン君は倒れてそのまま寝てしまったようです。
無理もありません。今まで一睡もしていないのです。疲れてしまったようです。

( ^ω^):あれ?ここは自分の家だお?
井上藍:おかえりwご飯作って待ってたよw
( ^ω^):今日も美味しそうだお^^お!このナス美味しいお^^
井上藍:でもこれでブーン君にご飯を作って上げられるのが最後なの。
( ^ω^):なんでだお?僕のこと嫌になったお?
井上藍:そんなことない。私はブーン君が好き。でも出来ないの。
( ^ω^):僕も藍のこと好きだお!だから……嫌だお!毎日ご飯つくってお!
井上藍:今まで本当にありがとう。生まれ変わったらまた会おうねw
( ^ω^):嫌だお!藍!藍〜!!!!!

ブーン君はおきたようです。悲しい夢を見たのでしょうか。涙が頬を伝っていました。
泪を拭くと、ブーン君はバイト先に向かいました。
家には警察がいるでしょうし、今はあそこを見たくありません。
バイト先に着くと、警察がブーン君に用があるらしく、待ち伏せをしていました。
警察 :君がブーン君かね?
( ^ω^):そうだお……何の用だお?
警察 :被害者がおそらく君に残したものを届けてあげようと思ってね。
警察から渡されたものは手づくりのブーンと井上さんが手をつないでる人形でした。
……それから一年後。いまだにブーン君はコンビニを続けています。
あの人形?ええ、ちゃんと今でも手をつないでしっかりとブーン君の家の
窓辺で二人で笑っているようです……




終わり