ディジタルRIAA
エレクトロアート製 AT1201 基板上の FPGA にRIAA(ディジタル)フィルタを実装して頂いたので、
今まで使っていたアナログ・イコライザと比較した。アナログ・イコライザは、
TIの技術資料 "Keeping Up with the Expanding Demands of High-Performance Audio"
の CRイコライザ 部分をプラグイン式にして、RIAAとFlat特性を差し替えできるようにしたものである。
電源は、充電式リチウム電池±7.4 Vと低いので、初段のオペアンプだけリップル・フィルタを通し、
後段は電池から直接給電してある。信号出力は、疑似バランス化のため、信号および GND 両側に
同値の抵抗を通している。
AT1201 ADC の電源も電池だが、TPS7A4700 および TPS7A3301 レギュレータの enable 端子を
フォトカプラ経由で同時 ON/OFF している。
機器の接続

PCに録音する場合、ADC の s/pdif 出力を MR-2000sにつなぎ、レベル・チェックと録音を同時に行なう。
PC に録音された音の再生は、UDA2 基板の s/pdif 出力を Caprice につなぎ、ヘッド・ホンで聴く。
ソフトウェアは、WaveSpectra, Audacity (ASIO 対応版),Reaper のいずれかを使用。
WaveSpectra にレベルメータ表示をさせた場合が最も使いやすかった。
Software RIAA は、Audacity の Effect の Equalization にある RIAA を使った。
PC に録音する場合の組み合わせ
| |
アナログ・イコライザ |
RIAA |
Flat |
| ADC基板 |
RIAA |
× |
○ |
|
Flat |
○ |
Software RIAA |
MR-2000s に直接録音する場合、 アナログ・イコライザRIAA 出力を XRL 入力に接続する。
サンプリング周波数 192 kHz で上記の4つの条件を試聴したが、ヘッド・ホン試聴では、
違いがよく分からなかった。
苦労した点は、EQ/Amp.のゲインが固定だった事。ゲイン調整ができるプリアンプを
入れればよいのかもしれないが、信号が通過するアンプの段数を減らしたいのと、
バランス出力のあるプリアンプは少ないし高価なので、使えなかった。 Caprice には
バランス出力があるのだが、ゲイン調整ができない。