Dorcus Office(ドルクス研究室)と掲げる通り、これまで、愛知、山梨、阿古谷、津山、川西、久留米、能勢の国産オオクワ、アンタエウス、タイワン、ホペイなどの外国産オオクワ、ツシマヒラタ、本土ヒラタ、本土コクワ、トカラコクワなどの他のドルクス類も飼育してきました。
最近でも、国産派?極太派?好きな飼育種は?などの質問を受けますが、私の場合は、種に関係なく「大きく」「カッコよく」「きれいに」羽化させることを目標としているため、産地とか血統には特にこだわりがありません。
成虫個体は、飼育法追求のための研究対象と表現した方が正しく、むしろ幼虫の飼育過程を楽しんでいる言っても過言ではありません。
私のめざしているものをひと言で言うなら「最高の飼育法の追求」となります。
飼育法の善し悪しは、羽化サイズ(最高値または平均値)に直結するため、それらの数値を飼育レベルの判断基準として重視することにはなりますが・・・・。
ところで、最高のオオクワ飼育法をめざすと言っても、その優劣を判断することが難解です。
少なくとも、しかるべきデータの集積により明快な根拠を提示できなけば、信頼できる飼育法とは言えません。
世の中には、商売目的のために作られたニセ情報や推論の域を脱し得ない情報がたくさんあります。
根拠を示すことで、それらの情報に対して「No」を提示していくことが、当サイトの存在意義と考えています。
収集した情報、検証結果、活動の軌跡を書き留めておく場所として空間を選びました。
2003年6月8日、Waizuドルクス研究室を立ち上げ、Web上や雑誌から集めた情報をまとめ、オオクワ飼育全般に関する内容をまとめました。
オオクワの生態を研究する上で、飼育法の非常に類似しているコクワも飼育対象に加え、平行して飼育法を検証しています。
HP活動としては、出来る限り根拠のある情報提供を心がけ、これまでタイトルは様々でしたが、「ひとりごと」「Diary」「Report」と題して、苦言、提言、観察記録、実験結果などを自由に展開してきました。
2004年10月に5万アクセス、2005年11月に10万アクセスと、みなさまにご愛顧を頂き、おかげさまで、本年9月4日に30万アクセスを突破することができました。
今後も更なる充実を図って行きたいと思い、30万を節目にサイトデザインを変更しました。
私の目標をひと言で言うなら「最高の飼育法の追求」であると紹介しましたが、特に重きをおいているのがEvidence(根拠)です。
まことしやかに流れる情報の中には、根拠の示されないものがたくさんあります。
推論・想像の域を出ないもの、単なるこだわりでしかないもの、業者が放つ商売目的の情報など・・・。
特に性質が悪いのが、商売が絡んだ情報で、根拠どころか嘘、偽りもあると思えてなりません。
ブリーダーの経験談には、それなりの根拠がありますが、「対象群を設定する」「比較項目以外の条件を統一する」「無作為化できるものは偏らないよう配慮する」などの比較検証の基本を守って検証が行われていることが、エビデンスレベルを高める意味で重要になってきます。
今後も、信頼性の高いデータを求めて挑戦していくつもりです。
これまでダニ駆除対策に始まり、ゼリーの液だれと水分含量の相関、菌床比較、管理温度など小学生の夏休みの課題研究程度で、しかも少ないサンプルではありますが、様々な試みに挑戦してきました。
しかし、まだまだわからないことがたくさんあります。
先にも述べましたが、オオクワガタ幼虫と言う生命体は、環境への適応能力を備えているため、こちらが飼育条件に変化を与えても、ある程度までは適応することが可能なため、差が出にくいようにも感じています。
また、同じ個体でブリードできるのは、よくて2〜3年、長期に渡って同じ飼育サンプルをそろえることは不可能です。
さらに、同腹であっても歴然と個体差を生じ、気候も毎年変動、菌床原料もLOTごとに差が生じます。
このように、ちょっと考えただけでもデータに影響を与える偏りがたくさん存在し、それらの影響がクリアなデータを出しにくくしていることにも苦慮しています。
まして、ひとりが少ないサンプルで検証するのですからなおさらです。
以上を考慮すると1つの答えを出すのは難しいのかもしれません。
個体によって適する飼育法が違うかもしれません。
また、山の頂上をめざす時に幾通りもの道が存在するように、甲乙つけ難いさまざまな飼育法があることでしょう。
やってみないとわらない以上、前に進み続けるしかありません。
最高の飼育法に近づき続けたい!
この思いが続く限り、このサイトは存在し続けることでしょう・・・。
これからも、当サイトの考え方に賛同頂ける方に訪問して頂ければ幸いです。
当サイト内の記事及び画像の無断転写・転載はご遠慮ください。
また、当サイト内の情報を参考に実践されることは自由ですが、その結果に対し当サイトは責任を負いませんので、ご了承ください。
|
|