■概要
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Clam AntiVirusとSpamAssassin+maildropを使用してメールサーバー側でメールに対するウィルスチェックとスパムチェックを行う。 なお、メールサーバー(qmail)とClam AntiVirus、SpamAssassinとのやりとりはQmail-Scannerを仲介して行なう。 ここでは、自宅サーバーに構築したメールサーバーに外部から送られてきたメール及び、内部から送り出すメールのウィルスチェックを行い、ウィルスを検出したらメールを破棄するようにする。 また、外部から送られてきたメールについてはスパムチェックも行ない、スパムメールであると判断した場合、受信メールサーバーがIMAPの場合はスパムメール専用のメールボックスへ配送するようにし、受信メールサーバーがPOPの場合はメールクライアントで振分けられるようにメール件名に「***SPAM***」という文字列を付加するようにする。 ※メールサーバー(qmail)、アンチウィルス(Clam AntiVirus)を導入済であること |
■SpamAssassinインストール
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■SpamAssassin起動
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■SpamAssassin設定
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SpamAssassinの初期設定では日本語のスパムメールに対応していないため、TLECで公開されている日本語のスパムメールに対応したSpamAssassin設定ファイルをセットアップする。 |
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■Qmail-Scannerインストール
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(1)maildropインストール Qmail-Scannerがメールを解析するのに必要なreformimeを含んでいるmaildropをインストールする |
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(2)qmailのQMAILQUEUE環境変数対応 qmailとQmail-Scannerの連携は、qmailのQMAILQUEUE環境変数を介して行われるため、qmailにQMAILQUEUE環境変数対応パッチを施行する。 ※qmailにQMAILQUEUE環境変数対応パッチを施行したqmailを再インストールするため、先にqmail本体、各種必要パッチの入手及び、各種必要パッチの施行まで=qmailインストールの直前までの手順を行っておくこと⇒メールサーバー構築(qmail編)の「■qmailインストール」の「(2)qmailインストール」を参照 |
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(3)setuidgidインストール Qmail-Scannerインストールに必要なsetuidgidコマンドをインストールする。 |
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(4)Qmail-Scannerインストール |
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■Qmail-Scanner設定
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■サーバー側でのスパムメール振分け設定(受信メールサーバーをIMAPにする場合)
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SpamAssassinによりメールヘッダにスパムメールの印を付けられたメールはスパムメール用メールボックスへ、その他のメールは通常どおりのメールボックスへ配送するようにする |
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(1)スパムメール用メールボックス作成 既存ユーザについては、メールボックスにスパムメール用メールボックスを追加する また、新規ユーザについては、ユーザ追加時に自動でスパムメール用メールボックスが作成されるようにする |
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(2)qmail、maildrop設定 SpamAssassinがスパム判定したメールはスパムメール用メールボックスへ配送するようにする。 また、未承諾広告メール(件名に「未承諾広告※」が含まれているメール)は自動的に削除するようにする。 |
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■メールソフト設定(受信メールサーバーをPOPにする場合)
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SpamAssassinによりメール件名に「***SPAM***」を付けられたメールはスパムメール用フォルダへ保存するようにする (1)スパムメール用フォルダ作成 Outlook Expressを起動し、「ローカル フォルダ」右クリック⇒「フォルダの作成」⇒「フォルダ名」に"Spam"と入力して「OK」ボタン押下 (2)スパムメール振分けルール追加 Outlook Expressを起動し、「ツール」⇒「メッセージルール」⇒「メール」 ![]() 「件名に指定した言葉が含まれる場合」をチェック 「指定したフォルダに移動する」をチェック 「指定した言葉が含まれる場合」のリンクをクリック ![]() 「***SPAM***」と入力して「追加」ボタン押下、「OK」ボタン押下 ![]() 「指定したフォルダ」のリンクをクリック ![]() 「Spam」フォルダを選択して「OK」ボタン押下 ![]() 「OK」ボタン押下 ![]() 「OK」ボタン押下 |
■メールソフト設定(受信メールサーバーをIMAPにする場合)
Spamフォルダを表示する![]() メールアカウント選択して「IMAPフォルダ」ボタン押下 ![]() 「リセット」ボタン押下して「Spam」フォルダが表示されること ![]() 「Spam」フォルダを選択して「表示」ボタン押下、「OK」ボタン押下 ![]() 「Spam」フォルダが表示されていること |
■ウィルス&スパムチェック確認
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Qmail-Scannerに付属していたツールを使用して、ウィルス感染メールの排除、スパムメールの検知及び、正常メールの正常配送を確認する ※テストメールはroot宛に送信されるので、あらかじめroot宛メールをメールクライアントに設定したユーザ宛に転送するようにしておくこと |
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「Qmail-Scanner test (1/4): inoffensive message」という件名のメール(正常テストメール)が受信トレイに配送されること 「Qmail-Scanner anti-spam test (4/4): checking SpamAssassin [if present] (There yours for FREE!)」という件名のメール(スパムテストメール)がSpamフォルダに配送されること 「Qmail-Scanner viral test (2/4): checking perlscanner...」という件名のメール(ウィルステストメール)が配送されないこと 「Qmail-Scanner viral test (3/4): checking non-perlscanner AV...」という件名のメール(ウィルステストメール)が配送されないこと |
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■スパムチェック誤認識対応(受信メールサーバーをIMAPにする場合)
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SpamAssassinが誤って正常メールをスパムメールと判断したり、逆にスパムメールを正常メールと判断してしまった場合、以後の誤認識を防止するためにSpamAssassinに学習をさせ、チェック精度を上げる。 ここでは、受信トレイの既読メールを正常メールとして、Spamフォルダの既読メールをスパムメールとして、定期的にSpamAssassinに学習させるようにする。 ※SpamAssassinが誤って配送したメールは、ユーザ自身の操作により正常メールなら受信トレイへ、スパムメールならSpamフォルダへ移動しておくこと (放置しておくと正常メールをスパムメールとして学習したり、逆にスパムメールを正常メールとして学習してしまう) |
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