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このコーナーは私の全く個人的な見解です。反対意見の方もいらっしゃるでしょうし、押し付ける気は毛頭ありません。ただ、もしわずかでも「そうだったんだ…」と思ってくださることがあるなら、それでじゅうぶんです。
もともとペットロスを癒す目的のページとは趣が違うことなので、載せていなかったのですが、個人のHPですし、私の独断でページを作らせていただくことにしました。
お気持ちに沿わない際は読み飛ばしてください。
文の無断引用・転載はお断りいたします。利用されたい場合は、メールでお知らせをお願いいたします。
「野良犬・野良猫」と簡単に言います。しかし、もともとそんな犬猫はいません。「野良が生んだら野良でしょう」と言えない事はありませんが、もともと人間が飼育を放棄しなければ、野良犬や野良猫はいないのです。つまり、ノラはすべて人間が作ってしまったものなのです。
玩具のように安易に手に入れないで下さい。
繁殖をコントロールして、幸せにできない命は生ませないで下さい。
電池が切れた玩具のように捨てないで下さい。
迷ったり事故にあったりしないための工夫もしてください。
【飼う前に考える】
・「子どもが欲しがるから」という理由で犬猫を飼い始める人が圧倒的に多いと思います。しかし預かるのは命です。最後まで飼えるかどうか、よく考えましょう。
・犬猫とも寿命が延びています。少なくとも10年から15年…。飼って!とねだった子どもは、もう家にいない確率が高いのです。その時、残った家族が最後まで面倒を見られますか?特に大型犬の世話ができますか?
・犬猫が飼えない環境に引っ越す可能性はありませんか?
・食費は勿論のこと、予防や治療にかかる医療費のことを考えておられますか?「お金がかかるから、治療はいいです」と見殺しにされることが最も辛くて悔しい、とある獣医さんがおっしゃってました。
・高齢に伴い、寝たきりや認知症になる場合があります。手間もお金もかかります。最後まで家族として看取れますか?
【繁殖について考える】
・「うちの可愛い○○ちゃんの子が見たい」。誰でも思うことですね。でも、生まれてきた命全てを幸せにできるでしょうか?私は専門知識のあるブリーダーを除いては基本的に、どこかの時点で、雌雄とも去勢避妊をしたほうが良いと思っています。
・犬の場合ですが、オスは去勢によって発情期のストレス(メスのにおいを感じ取っても、行きたくても行けないという強いストレス)から開放されます。早めにすれば、かけ尿の習慣もつきません。メスの場合は子宮の病気がゼロになる他、乳腺の病気も減ります。いずれも子犬の頃のあどけない性格が保たれやすいといいます。
・「避妊はかわいそう」
そう言い続けて100頭以上の犬を庭に飼い、ほとんどが皮膚病や寄生虫に冒され、近親交配で奇形も多く生まれ、共食いすら発生している現場を、私は知っています。これは極端な例ですが、一人がきちんと飼える頭数には限界があります。また、生まれた子を買ってもらったり、もらってもらうにしても、その先で幸せかどうか、私だったら気になってとてもだめです…。
確かにからだにメスを入れるのはかわいそうですが、個々に良い世話が受けられない状況とどちらが「かわいそう」だと思いますか?
・「人間がコントロールするのは自然じゃない」
という人もよくいます。しかし犬猫は野生動物ではありません。餌やねぐらを人間に与えられた時点で、すでに「人間がコントロールしている動物」なのです。
あなたの犬猫が、人を見れば警戒し、好きな時に好きなところに糞をし、夜になれば狩りに出るというのであれば別ですが、いろいろな点で人間がコントロールしている家畜・ペットは、繁殖も人間がコントロールするべきではないでしょうか。彼らにはバースコントロールはできません。
・捨てる=手を汚さない犬猫殺し
「誰ももらってくれなかったら保健所に連れて行くしかありません」という言い方でもらい手を探す人がよくいます。まるで他人の責任のようですね。
処分場を知っていますか?たいていの場合「愛護センター」等の美しい名前がついていますが、毎日大量の犬猫が殺処分されています。ほとんどの場合、手間とお金のかかる「安楽死」ではありません。ガスにより悶絶し、苦しみぬいて死にます。子犬や子猫は、悶絶する大きな犬猫に踏み潰されて死ぬといいます。
捨てるとか、保健所に連れて行くということは、これらを目の当たりにしないだけで、そして行政の職員に肩代わりさせているだけで、やっぱり犬猫殺しなんです。自分の手を汚さないで殺しただけなのです。
・「動物愛護団体があるから、なんとかなる」
そういう考えの人もいます。でもどこも手一杯。「里親探し探しの手伝いはするが、引き取りはできない」というところが多いです。また、引き取っているところは数が多すぎて世話が行き届かず、結局は多頭飼育現場と変わらないような環境になってしまっているところもあります。さらに、その施設の周りに捨てに来る人が多く、近所とのトラブルも大変だそうです。
愛護団体の預かりスペースは、「本当にどうしても飼えない状況になった」というケースのために空けておいて欲しいのです。例えば「一人暮らしの飼い主の入院、死亡」や「大きな災害で飼い主が避難生活中」といった場合です。
【迷子にさせない】
・室内飼いであっても、必ず名札をつけましょう。何のはずみで出るかわかりません。
・犬は雷などに驚いて飛び出すことがあります。雷や花火の時はドアの開閉を慎重に。
・雄犬は、去勢することによって、発情時の家出→野良化や捕獲死・事故死がなくなります。
・猫は外に出さないようにしましょう。室内飼いでも、外が見える高い場所などがあればじゅうぶん落ち着いて暮らせます。猫を外に出さないことで、交通事故死、ケンカによる死傷、猫エイズ等の伝染病から守ってやれます。
これを「かわいそう」という人もありますが、ペット事情先進国では、危険がいっぱいの外に猫を出すことを「虐待」と表記しているところもあります。
【迷子になったら】
・一刻も早く、警察と保健所に届け出ます。ぼんやりしていると捕獲→殺処分になってしまいます。
・写真入の張り紙を作り、近くのゴミ集積所・スーパーなど人が集まる場に貼らせてもらいます。貼り紙は、見つかればすぐに、見つからなくても汚くならないうちに回収しましょう。
【次の子を飼う時】
・流行犬種の子犬をショップで買うのも結構ですが、里親探し会などにも目を向けてくださいませんか。あなたとの出会いを待っている子がいます。その子の命があと数日で終わるのか、あと10数年続くのか…愛されることを知らずに死ぬのかそうでないのか…。それは誰かとの出会いにかかっています。
・成犬・成猫からでは、なつかないとか、しつけができないという人がいますが、全く間違いです。愛情はその子を変えますし、しつけはいくつになってもできます。救われたその子は必ずあなたに何らかの恩返しをしてくれると思います。たとえば抱かれることさえ嫌がっていた子が自分からあなたの膝に乗ってきたとき、あなたの心にどれだけ嬉しい灯がともることでしょう。素晴らしいことだと思いませんか? |