「和牛」と「国産牛」、いったいどこが違うの?

国産牛=和牛」ではありません。

国産牛はホルスタイン種などの乳用種と乳用種と肉用種を交雑させた交雑種(F1)です。

乳用種の生産は、乳の出なくなった廃牛を出荷するものと、雌の人工出産により生まれた雄の子牛を18か月間飼育し去勢したものなど。

ホルスタイン種は乳用種なので、肉自体は肉用専用種の和牛や輸入牛(肉用種)よりもだいぶ劣る。

表示としては「和牛」とあれば肉用種、単に「牛肉」とあれば乳用種または交雑種です。

「黒毛和牛」とは表示していないので注意が必要。

例)コンビニのお弁当に黒毛牛弁当がありますが「黒毛和牛」とは書いてありません。

黒毛牛は黒毛和牛ではありません。ブラックアンガス種で輸入牛です。 

飛騨黒毛牛、前沢黒毛牛など。あたかも和牛のようで、わざと間違わせているかのようです。

輸入牛はヘレフォード種、アバディーンアンガス種、ショートホーン種など。

輸入和牛が平成10年から輸入されている。肉自体は和牛で、日本国内で肥育された和牛となんら変わらない。 ただし、業者によっては国内で肥育された「和牛」として取引しているものもある。(国内で一定期間肥育すれば国内産としても良いことになっている。)

日本には、黒毛和種、褐毛和種、日本短角種、無角和種の4種類の肉牛がある。

味の良い和牛としては但馬牛、近江牛、米沢牛などが有名。

松坂牛は但馬牛を特別に松坂で肥育したもの。但馬牛は神戸牛としても販売されている。  

日本短角種

(にほんたんかくしゅ)

在来種にイギリス原産のショートホーン種を交配して改良を図ったもの。

青森、秋田、岩手の3県と北海道で飼育されている。

放牧に適し、比較的体重の増加も大きいが、肉質は黒毛に比べてやや劣る。

褐毛和牛

(かつげわぎゅう)

熊本系のものは肥後の褐毛、高知系のものは土佐の褐毛と呼ばれている。

熊本系のものは産肉量の点では黒毛和牛に勝るが、肉質の面では劣る。

高知系のものは黒毛和牛の肉質に近い。

 無角和牛

(むかくわぎゅう)

在来種にイギリス原産のアンガス種を交配して作り出されたもの。

山口県の萩市とこれに隣接する阿武(あぶ)郡に飼育されている。

黒毛和牛に比べて早熟早肥で枝肉歩留まりも高く、飼料の利用性に富む。

黒毛和牛

(くろげわぎゅう)

かつては日本の水田耕作と密接に結びついた役肉牛として

長年にわたって改良されてきたが、近年は肉用種として改良が進められている。

肉質はほかの品種と比べて優れている。

黒毛和種(松坂牛、神戸牛、近江牛など)が、和牛の9割を占めています。

5「オーストラリアやアメリカの牛肉は日本の肉とはどこが違うの?料理によって使い分けることができるかしら?」

基本的な違いは、飼育されている牛の品種と飼料と肥育期間の違いです。

ただし、日本の商社や食肉メーカーが海外で直接(現地子会社)、間接的(技術提携)に日本の牛(和牛)を生産しているものもあるのでアメリカの牛肉、オーストラリアの牛肉と言った具合に一くくりにはできません。日本の肉も多種多様で一くくりにすることはできません。

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