セント・ディビッド






N3級戦艦


<高槻”セント・ディビット”梢>










■要目


     排水量 48,500トン
     全長   250m
     全幅   32m
     喫水   9.8m
     速力   23ノット
     出力   80,000馬力 
     兵装   45口径45.7cm3連装砲3基
        50口径15.2cm連装砲8基
        45口径12cm単装高角砲6基 
     同型艦  <セント・アンドリュー>
            <セント・ディビット>







■N3級戦艦実艦について

 第1次世界大戦後、英国が計画した18インチ砲搭載戦艦です。
 英国は日本の八八艦隊計画・アメリカのダニエルズプランに対抗した建艦計画として計画艦名G3級巡洋戦艦及びN3級戦艦をそれぞれ4隻
建造することを意図します。
 G3級巡洋戦艦は16インチ砲9門搭載・速力30ノットオーバーの事実上の高速戦艦であり、N3級戦艦は低速ながら18インチ砲9門の大火
力に、後の大和級すら部分的に上回る装甲を備えた重防御を誇る強力な戦艦でした。主砲を艦橋を挟んで前部に集中することにより全長とヴ
ァイタル・パートを短くし、排水量を軽減するなど、それまで英国が培ってきた造艦技術を存分に注ぎ込んだ本級は、速力を別にすれば日本の
十三号級巡洋戦艦やアメリカ「サウスダコタ」級戦艦を圧倒できるだけの能力を付与されるはずでした。
 しかし日米との軍拡競争を望まない英国の提唱により、ワシントン海軍軍縮条約が締結され、N3級戦艦・G3級巡洋戦艦は計画破棄される
ことになったのです。
 もとより第1次大戦で疲弊した英国は本気で軍拡の意思は無く、N3級戦艦・G3級巡洋戦艦は日米に対する当て馬的意味合いが強いものだ
ったとも言われています。




■HMS〈セント・デイビット〉

 隆山条約によって、日米がそれぞれ16隻もの16インチ砲戦艦の保有を許されたのに対し、英国は僅か6隻のみという事態に陥りました。し
かし条約特例として6隻中2隻は18インチ砲戦艦の保有が認められます。完成時世界最大の巨艦セント・アンドリュー級2隻はこうして生をうけ
ることになります。
 しかしその強大な攻防性能を誇るにも関わらず、その戦歴は華々しいものではなく、特に2番艦セント・デイビットは「薄幸」の戦艦として人々
の記憶にとどまることになります。
 1930年諸事情により漸く完成・竣工したセント・デイビットはWW2開戦前に機関の換装や対空能力の強化などの改装をすませ、WW2後
は大戦への参加と引き換えに独立したインドへと売却され、そこで長い余生をすごすことになります。

内気で眼鏡っ娘・でも料理下手、高槻 梢(たかつき こずえ)嬢に例えられた戦艦セント・デイビットの物語は
「皇国水軍隆山鎮守府」様のページにおいて知ることができます。






■モトネタ


高槻 梢(たかつき こずえ)
Wing&Wind/Clear


 両親を数年前に事故でなくし、その関係で今住んでいる家から出て行かなければならない状況に、自らの居場所をもとめ、苦しむその姿は余
りに儚いものでした。

バクスブリタニカ最後の時代に生まれ、第2次世界大戦と英本土陥落、連邦再編成による帝国の終焉という時代を静かに生きたHMSセント・
デイビットもまたその儚さとともにあります。











































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