第6回 紙漉き作業学習 研修会 プログラム
2004.8.18.
1.楮(こうぞ)の木と 苗の移植について (見学)
2.大きな紙(菊判)溜め漉きのセッティングと漉き方
3.内皮の取り出しとパルプ化
楮 (蒸す) ⇒ (皮はぎ) ⇒ (黒皮取り) ⇒ (炊く)
⇒ (かす取り) ⇒ (楮たたき) ⇒ (ミキサーかけ) ⇒ パルプ
※ 黒皮取りの作業・・・LD・自閉 − 自閉・重度・軽度・ダウン
※ 楮白皮仕入れ先
4.材料作り(こうぞたたき)
体全体を使った粗大単純作業 ・体に秘めたリズム・続けることの快感
重度自閉・重度・ダウン − 軽度・自閉
5.パルプの違い
こうぞ ・ 牛乳パック ・ シュレッダー紙
−ザルから流れ出す・廃液
こうぞを炊く設備・場所・溶媒としての弱アルカリ剤(ソーダ灰)
6.こうぞと牛乳パックの漉く上での違い
こうぞはパルプ繊維が長い分、しっかり揺すらないと端がきれいに仕上がらない
1枚ものの名刺やハガキをきれいな形で漉きあげるのに技術がいる
それでもこうぞの和紙には
1枚ずつに繊維の流れの表情があり、
暖かい手触りがあり、
見た目きれいで高品質の洋紙と、紙質で張り合う必要がない
さらにそれぞれの施設のブランド商品として工芸品につなげていく可能性を秘めている
7.パルプの染色
シリアス染料(工業用染料10g210円)
1gでバケツ1杯のパルプが染められる
お湯に溶かすだけで染色できる
8.ネリの有効性
○ パルプが絡まりすぎて、「だま」になるのを防ぐ
○ パルプ液内の濃度を一定に保つ
○ アミから落ちる水のスピードをコントロールし揺すりのタイミングが調整できる
化学ねり・・・ビスマ−ク 1s 1000円(99年価格)・・・「西部喜一商店」
化学ねり・・・アクリパ−ズ「P−NS」・・・「ダイヤフロック梶v
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ビスマ−ク 即効性、水に溶いてすぐ使える、夏場すぐ成分が消える。
アクリパ−ズ すぐ溶けないが、長期保管できる、粘性長持ちする
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9.薄い紙を漉く 厚い紙を漉く
漉きあげた料紙を 手に持って扱える − 工芸品への道筋
漉き舟(シンク)内のパルプ濃度を一定に保つ方法
−求める厚さの紙を団子にしたものが、1枚漉く毎に足していく団子の大きさ
10.漉き具の作り方 − 資料及び実物
11.製品のいろいろ
専門的な研修
和紙職人さんの若手が毎年集まってされる研修会「全国手漉和紙青年の集い」
今年の6月に東京で開催されたみたいです。持ち回りで開催しているみたいですが。
美濃が中心になって、H12年に「新・全国手漉和紙青年の集い」と改称して再活動しているみたいです。
季刊和紙18号に別刷りではさんでありました。
http://www.tesukiwashi.jp/p/washijoho6.htm
楮(こうぞ)
【特徴】
くわ科の落葉低木で、成木は3mあまりになり、栽培が容易で毎年収穫できます。
陽性植物で強い日照を好むので、暖かい南面の山腹傾斜地が栽培に適しています。また、
梅雨前後の雨が生育に大きく影響するので、降雨量が多く、強風は、枝同士が触れ合い靭皮を傷めるので、
なるべく風当たりの少ないところで栽培します。
繁殖法には、分根法、挿し木法等がありますが、分根法が適しているようです。
11月頃、地表近くに張っている根を掘り起こし、15cmほどの長さに切り、一カ所に集めて囲って冬を越させ、
翌春の4月頃、適当な間隔に挿し、管理をします。中耕、除草は、春の萌芽前(3月)、梅雨頃(6月)
、土用(8月)の年3回行なうのが普通です。
収穫は、落葉から翌年発芽する前まで(12月〜1月頃)に行ない、毎年収穫できます。
本格的に収穫できるのは3年目頃jからです。株の寿命は20〜30年といわれていますが、
100年経た古株でも収穫できるものもあるようです。繊維は太くて長く強靭なので、
幅広い用途に和紙原料として最も多く使用されます。
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