2001.2.5.〜
こうぞ
楮による和紙制作
=材料作りから製品化まで=
材料(楮・雁皮・三椏)を入手する
日本の山にはどこにでも自生している。
ただし、蒸して皮を剥ぎ、さらに黒皮をとる工程が増える。
原材料 楮を購入する
タイ楮(白皮) 1〆50s 23000+5%+送料
ベトナム楮(白皮) 1〆50s 32500+5%+送料(2000年)
フィリピン雁皮 1〆50s 20000+5%+送料(96年)
こうぞ
1.楮を水で洗う
(汚れをとり、水を吸わせて柔らかくする)
2.楮を炊く
(約3時間 ソ−ダ灰を入れて煮込むことで、繊維を柔らかくほぐす)
18リットルなべに400gのこうぞとソ−ダ灰50g(洗剤スプ−ン1杯)を入
れ、沸騰して踊る状態で2時間炊く。
楮 1s500円/ソ−ダ灰 500g120円
ソ−ダ灰は弱アルカリ、強アルカリとしては苛性ソ−ダがあり炊きあがりも早いが、素手では扱えず廃液の問題が生じる
アルカリを溶媒として炊くことにより、植物繊維間の成分を溶かし、パルプ繊維を1本ずつにばらけるようにする。
3−1.楮のアクを洗い流す
水に付け込む(使うまで太陽の光で漂白する)
太陽にさらせばさらすほど紫外線の働きで白くなる。
−2.ちりをとる
4−1.楮をたたき、繊維をほぐす
−2.ミキサ−にかける(より適切なパルプの状態にする)
漉き具を作る・・・
上下に分かれた漉き具が多いが、漉いたり揺すったりする動作に専念するためには、2つの物を固定して持つ動作をなくす方がよい。取っ手を付けて握るだけにしてある。
す
5.紙を漉く
・はがきを漉く
・名刺用紙を漉く
・封筒用紙を漉く
・大判和紙(A4版)
(B4版)を漉く
・柾板を漉く
@ パルプ溶液を作る―――→A紙を漉く―――→Bアクリル板に取る
―――→C水分を取る―――→Dあて布をして重ねる―――→Aにもどる
楮等の長い繊維の和紙は牛乳パックとは次の点で異なる
・ 漉く動作の時に揺する事で、長い繊維を絡ませ、こしがあり丈夫な紙を作す事ができる。
・ 陽に透かしたとき繊維のきれいな流れがあり、1枚1枚に表情がある。また手触りも繊維の波打つ暖かい感触を得ることができる。
・ 漉きあげた直後に、その濡れた紙を手に持ち貼り付けたりの加工を行うことができる。
6.プレスにかける
(一晩プレスして、水分を搾る)
7.紙を干す
(自然光で剥がれ落ちるまで干す)
8.ロ−ラ−にかける
(ざらざらな裏面を滑らかにする)
アクリル板や木に貼った面は平坦であるが、反対面はどうしてもざらざらの
凹凸が残る。印刷したり、字を書くためにその凹凸を減らすために必要である
9.製品作り
9−1.はがき作り 計量 3〜4gを合格にする
ゴム印押し 郵便番号・切手の欄・生徒作品
5枚ずつ数える
帯まき
袋づめ
9−2.封筒作り 端のカット
折る
のり付け
印刷
封筒の形に切り抜くための道具として、トムソン刃の木型を作ると便利。
10.製 品
その他
パルプの染色
シリアル染料(工業用染料10g200円)をお湯に溶き、パルプを入れ
て染色し、水で洗えばOK。
大きい紙(菊判636×939)作り
溜め漉きで行う。大きい漉き具を作る。その漉き具を沈められるだけの
プ−ルを作る。
漉き具の中にパルプを放り込み、手で混ぜる。プ−ルの水を抜き、大き
な板に貼り付け、干す。乾いたら出来上がり。