| 鳥海山 湯ノ台ルート
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■ 2002年5月2日(木) 晴れ ■ 5:57 大台野・長野台下付近(830m) 7:21 滝の小屋上付近(1230m) 9:13 ボサ森の西(1760m) 10:14 伏拝岳(2100m ) 10:51七高山(2230m) 11:50 伏拝岳 12:50 下山 ■ 山スキー BANDIT ■ 単独 ■ 高度差 1400m 13号と月山道路経由で酒田市に向かう。途中、米沢のリッター73円の軽油を入れそこない、結局酒田市で深夜営業のスタンド探しに手間取った。山形市を通らずに寒河江に抜けるR458は国道であることが不思議なくらいの狭い生活道路で、全然近道にならず、勉強にはなったが時間がかかった。 八幡町から山道を鳥海高原旅行村に上がるが、そこにはクルマは全くなく、もう一本東の筋の大台野の道を上がる。夜中に初めて通る道は、けっこう不安が大きい。それでも、かなり開けた道で、夜景を見ることもできる。 残雪と凍結で走れなくなる場所まで上がるが、車は一台もない。というか、けっこう勾配があるので、快適な車中泊ができない。それでしばらく下って割とたいらな停車帯に停めて寝る。 5時のアラームで起床。フロントガラス越しに朝日を浴び始める鳥海の雄姿が飛び込んできた。それを見たら一瞬で目が覚め、そそくさとカメラを持って行動開始。深夜に到着して、翌朝初めて見る風景は、モチベーションを一気に高めてくれる。 道路の西側の沢沿いにトレースと赤布があったので、それをたどって登りはじめてみる。しかし、起きはじめた潅木低木が非常に厄介で閉口させられる。伐採後30年くらいのブナ林だろうか。原生林ではない。 結局、林の中を諦めて荒木沢にかかる橋のたもとで道路歩きに転換する。道路は所々アスファルトが見えている。つぼ足で歩いてるので、どっちでもいいが、下りは苦労させられそう。 九十九折をショートカットしながら道路終点と思える場所をすぎる。そこからはしばらく大斜面が広がり、まだ堅い雪をアイゼンなしで快調に歩く。 途中で何の気なしに登った雪渓の上部が手におえない背丈くらいのハイマツ帯だったため、150mくらい滑る。20分くらいロスした。 河原宿の東端から大雪渓に登る。雪面は洗濯板のようなボコボコだが、まあこんなもんだろう。徐々に急斜面になっていくので、この辺でアイゼンをつける。 月山森とボサ森がいい感じで左手に見える。高度を上げるにつれて、庄内平野の田んぼの水の輝きが強くなっていく。 雪渓は外輪の稜線までは続いておらず、最後の5分くらいは草地を歩く。 伏拝岳に上がると、向こう側の景色が見える。それよりも、田植え前の庄内平野の風景が、なんとなく海と続いているかのように瑞々しくていい感じだった。結局、月山や鳥海といった雪や森の山から流れ出る水の豊かさが、庄内平野の水田を潤しているというのが、一目瞭然といった景色である。 そこから帰るのもなんなので、七高山までいってみる。祓川ルートはさすがに人がいて、自分ひとりしかいなかった湯の台コースとは大違いである。たしかに祓川はずっと雪が多い。 登ってきたルートを滑って下る。長い割にはターンを楽しめる斜面が少ない。河原の宿までひと滑りすると、あとはダラダラと緩斜面が続いていく。 道路も適当にショートカットして滑れるが、ブッシュがいやらしいので、殆ど道路沿いに滑って降りた。 下ってみると、さすがに7・8台クルマがあった。時計の温度計は24度。暑い。 1時間くらいのんびりしてから、温泉に入りにいく。昨夜というか、3時半頃に誰かがクルマのワイパーにはさんでいった観光協会のパンフとコピーにあった「ゆりんこ」という温泉に行ってみることにする。 八森自然公園という場所の一角にある。露天風呂・サウナ・ジャグジー・シャンプー・ドライヤーのフルセットで350円。非常にお徳である。もっとも山形県の温泉はこの辺が当たり前なところなのだが。 明日は祓川ルートに鶴岡在住のPaNTaH氏と行く予定なので、その打ち合わせをする。 道の駅三川で車中泊。連休中なので、車中泊と思えるクルマがけっこう多い。ちなみにこの道の駅は菜の花温泉という宿泊温泉施設に隣接してある。非常にりっぱな施設である。道の駅で寝るというのは私の旅では常識となっている。クルマで寝ることを考えた車選びをしてきたが、今乗ってるデリカスペースギアは非常に快適である。ワゴン車はやめられない。一人で2トンのクルマで移動するということは環境問題的にはよろしくないが。次は軽ワンボックスか。 鳥海山 祓川ルート 写真へ ■ 2002年5月3日(金) 晴れ ■ 7:31 祓川駐車場(1200m) 8:21 七ツ釜(1530m) 9:32 舎利坂下(1960m) 10:02 七高山(2230m) 11:59 祓川駐車場 ■ 山スキー BANDIT ■ 2名 (同行者PaNTaH氏) ■ 高度差 1030m 道の駅三川で車中泊。4時半に窓をたたく音に起こされる。PaNTaH氏が到着した。さっそく出発準備。祓川まで2時間はたっぷりある。鳥海山の裾野をぐるっと反対側まで回り込んでいく。昨日のような快晴ではなく、薄曇といった空模様だ。 新緑の鳥海高原はとても気持ちいい。途中でブナの新緑と鳥海山を写真におさめたりする。 7時前に祓川の駐車場に到着する。上の駐車場はすでに満車になりつつある。その気になれば5時前からでも出発できるので、泊り込みの人たちは早立ちの人が多いだろう。 PaNTaH氏はスキー靴とゲレンデ板を担いで山靴にアイゼンで登る。私は今回は最後までスキーにシールで登ってみることにする。 昨日の登山開始位置は標高830mくらいだったが、今日は1200mあるのであたりまえだが雪の量が違う。今年は黄砂の飛来が多いのか、残雪がやたらと汚い。 スキーとツボ足だが、話をしながら快調に歩く。PaNTaH氏と山歩きするのは、何年振りのことかとっさに計算できないくらいの年になってしまった。 舎利坂まではいっしょに登ったが、最後の一本の登りを登っていたところ、後ろからウエストバックだけのハイペースな人が登ってくるのが見えたので、ついつい張り合ってハイペースになってしまい、追いつかれないようにガンガン飛ばし、15分くらいで舎利坂を登った。それでも殆ど呼吸が乱れず、やはり昨日一本登ったおかげかと感じた。 七高山は昨日の倍くらいは混んでいた。PaNTaH氏に山頂である新山まで行くかと尋ねたが、ここでいいだろうということになった。じっさいに、ここまできて新山まで行く人は1割もいないように思う。 昨年は新山の斜面を4回登って滑ったが。それやってるくらいなら、舎利坂を登り返したほうが気持ちいいかもしれない。 250ミリ缶のビールで、久々のいっしょの登山に乾杯して滑降準備をする。ゲレンデ系の滑りやさんが多いので、ハイスピードでかっとんで行く人も多い。 さっそく滑り出す。山スキーがはじめてのPaNTaH氏だが、滑りは私よりもかなりうまいのでゲレンデとは別の雪質だが安定した滑りだ。ザラメのコンディションはけっこういいので、ゲレンデ並ということもできるが。 さすがに一気に滑るのはもったいないということもあり、さらにけっこう足にくるので止まり止りすべる。それでも40分ほどで終わってしまった。 下ってみると、駐車場はさらに満杯になっていた。山に登らずに、その辺の雪の上で遊んでいる人もけっこう多い。たしかに、そこらじゅう遊べる場所だらけでパラダイスだ。 混雑してるので、さっさとフォレスタ鳥海の風呂を目指す。 フォレスタ鳥海の駐車場もけっこう一杯だった。結婚式とかもあったらしく、そのような服装の人たちもいた。新緑の鳥海での結婚式は気持ちよさそう。 入浴中にPaNTaH氏の財布が盗難に遭うというハプニングがあった。カギ付きのロッカーに入れてたのが盗られたということで「うそだろう」と思ったが、サウナに入るときに若干カギを手放した間にシャンプーの入ったポーチごとやられたらしく、これは最初から目をつけられていたのではないかと考えられる。 フォレスタ鳥海は、シャンプー付きだから、シャンプー入れをとは思わずに現金の入ったポーチと勘違いして盗まれた可能性もある。いずれにしても、一緒に風呂に入っていた誰かなので、非常にいやな感じだ。 フロントに届けると警察を呼んでくれ、到着するまで、サービスされたアイスティをいただきながら新緑の鳥海をながめていた。精神状況はそんな風景を楽しんでる場合ではないのだが、すばらしいロケーションであった。 というわけで、最後に番狂わせのハプニングがあったが、PaNTaH氏も鳥海の滑りは満足できたようであった。 |