「コーノ式かなざわ珈琲」のコーヒーの淹れ方をアレンジする
はじめに
「コーノ式かなざわ珈琲」という本には、コーノ式ドリッパーを使って簡単に美味しいコーヒーを淹れる方法が書かれています。
日頃ハンドドリップでコーヒーを淹れている方で、「なかなかおいしい味にならない」「どうしても渋味や雑味が出てしまう」「淹れるたびに味がばらつく」といった悩みをお持ちの方には、ご一読を強くお薦めします。 選ぶ道具や抽出手順が、わかりやすい写真付きで詳細に説明されています。 私は、この本の推奨する手順に添うようにしただけで、コーヒーを格段に美味しく淹れることができるようになりました。 それまでの試行錯誤は何だったんだろう、とバカバカしくなったほどです。
ただし、ハンドドリップのビギナーである私には、この本のとおりに淹れるだけでも、それほど簡単ではありませんでした。 なぜなら、「コーノ式かなざわ珈琲」が推奨する手順では、抽出時間が短く抽出量も少ないので、注湯のしかたやタイミングのわずかなブレが味に影響してしまうからです。
そこで、「コーノ式かなざわ珈琲」のやり方を少しだけアレンジしています。 その内容を以下に紹介します。 こちらの淹れ方の方が、ドリップの技量が少し乏しくても、安定して美味しく淹れられるような気がしています。
アレンジの内容
1. コーヒー豆は中挽きよりも粗く挽く
挽きが細かいと、特に蒸らし段階において、コーヒー粉の内部で湯の浸透ムラが起きやすいような気がします。 粗めに挽いたコーヒー粉の方が、かけた湯がコーヒー紛の内部まで速くまんべんなく浸透し、蒸らしの効果がよく出るように感じます。 コーヒー豆が新しければ、泡が湯を保持しますので、蒸らしが不十分のまま湯がすぐに落ちてしまう、ということもありません。
2. ドリップポットの湯の温度は少しぬるめの85度ぐらいにする
ドリップポットの湯が少しぬるめになるまで冷ましておくと、動作に多少もたついて注湯に時間をかけてしまっても、渋味や雑味が出にくいような気がします。
3. メジャーカップをキッチンスケールの上に置き、重量の変化を見ながら淹れる
注湯の最中にメジャーカップの目盛を読んで抽出液の量を知るのは、実は難しいのです。
注湯の最中に最も重要なのは、刻一刻と変化するコーヒー粉の表面の様子を、上から覗きこんで観察し続けることです。 それをやりながらメジャーカップの目盛を読もうとすると、斜め上から角度を付けて読むことになり、正確な量がわかりません。 かといって、メジャーカップの目盛を真横から正しく読むためにコーヒー粉の表面から目を離してしまうと、コーヒー粉表面の変化を見落としたり、ドリップポットを持つ手が揺れてしまうなど、抽出の動作を台無しにしかねません。
そこで、注湯の最中は、代わりに全体の「重量」をキッチンスケールで量ることにします。 キッチンスケールの文字盤は上を向いていますので、上からコーヒー粉表面を観察しながら、ちょっと視線を動かすだけで、キッチンスケールが指す重量を確認できるのです。 ただし、その数値には、コーノ式ドリッパー内のコーヒー粉に浸透している(メジャーカップにまだ落ちていない)湯の重量なども含まれています。 その概算量(粉の重量とほぼ同じかちょっと多いぐらい)を暗算して差し引く必要があります。 蒸らし後、湯を足していって抽出液の滴下が始まった瞬間を見計らってキッチンスケールのゼロバランスを取る、というのでもよいでしょう。
4. 抽出量はメジャーカップ1/2程度までとする
「コーノ式かなざわ珈琲」の推奨する抽出量のとおりにすると、やや味が足りない気がしました。 メジャーカップ1/2程度まで抽出する方が美味しく感じました。
おわりに
以上、「コーノ式かなざわ珈琲」をアレンジしたハンドドリップのやり方を紹介しました。
おそらく、使う豆の煎りの深さや、個人の味の好みの違いに応じて、さまざまなアレンジのしかたがあることでしょう。 皆さんも、いろいろ試されてはいかがでしょうか。
追記
他のアレンジ方法を別のページに追加しました: 「コーノ式かなざわ珈琲」のコーヒーの淹れ方をアレンジする(2) - ぬるコーヒー作成[2013-08-03 土] 最終更新[2018-11-14 水]watashinookonomi