投稿者 : HY

 

自慢のレンズ〜こればかりは十人十色、価値もまた人それぞれである。好きになれば、写ろうが写らまいが構わないと思う。また、そこには、誤解を生むかもしれない独断と偏見が潜む。恐れずに語るのは勇気が必要だが、型破りのサイトということでご容赦願いたい。写真のレンズは右から、Leitz(ライツ)社製Summarit 50mm F1.5 , Hektor 50mm F2.5。私が特に気に入っているレンズだ。詳しく触れた文献やサイトがあるので、多くは割愛させて頂くが、ざっと説明すれば、SummaritはSchneider(シュナイダー)社製、Xenon 50mm F1.5を始祖に持ち、珍しく他力本願で作り上げてしまったレンズ。Hextorは戦前〜戦後にかけて、Leitzでレンズ設計の陣頭指揮をとった、マックス・ベレーク博士の代表レンズ。今でこそ、感材の進歩で、我々はなんの苦も無く撮影を楽しめるが、昔は、低感度のフィルムに、露光をたっぷりかけて写すのが常だった。機動力を重視したライカには、高速標準レンズは必須だった。これらのレンズは、その願いから作られた。それでは成功したか?当時の蔵出し品を知らない者には、性能の是非を語るには説得力に欠けるが、ボケと滲みは置いておいて、クセはあったと思う。Summaritは開放付近では締りの無い、よく言えば階調のある写りをする。これが絞られると激変する。シャープでコントラストの高い写りをする。Hektorはどうか。あいにく、開放付近で写す機会が少ないので、なんともいえないのだが、そう波状無く写るが、バックのボケ方に、ややクセがある。この波状の無い写りは絞られても変わらず、線の細かい、情報量の多い写りをする。Summaritほどの強烈な二面性は無い。褒めてるのか、けなしてるのか、よく分からない文章だが、迷いがあるかの文章に、すでに名(迷)レンズを感じる。たぶん、現代だからこそ、これらの迷レンズは名レンズになれたんだと思う。使い方さえ心得れば、ただの良く写るレンズよりも、はるかに個性的で美しい写りをする。また、意識的に崩して写すのも面白い。クセ玉ファンが増えることを願ってやまない。

(皆さんの、自慢のレンズをお寄せ下さい。写真(できましたら)、原文を送って下されば、こちらで編集して紹介します。)

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