9 、 日 蓮 正 宗 の 信 仰
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御 本 尊 の 御 安 置 と お 給 仕
御本尊を御安置するためには仏壇が必要ですが、仏壇にはいろいろな種類のものがありますので、それぞれの事情と状況に応じたものを使用すべきです。仏壇の大きさや機能・素材などにとらわれる必要はありません。
仏壇は、住居の中で最良な場所を選び、勤行のときに御本尊が目の高さより、やや上方に拝することができるように置きます。また仏壇の上に物を置いたり、額を飾ることは厳に慎むべきであり、仏壇とその周辺は常に清潔にしておくことが大切です。
御本尊のお給仕は、御本尊即日蓮大聖人と拝する心をもって行うべきです。
日々、仏壇を拭き清め、お水・仏飯をお供えし、樒(しきみ)の水を換え、灯明をつけ、香を焚くことは、御宝前を荘厳(しょうごん)し、御本尊への供養となって、自らの功徳となるのです。
《 お 水 》
仏にお供えする水を梵語(サンスクリット語)では門伽(あか)といい、「功徳水」と意訳します。御宝前には、くみぞめの清らかなお水を朝の勤行の前にお供えし、夕の勤行の前に下げます。お水には樒一葉の葉先を切り、その先端部分を入れます。なお、当宗では湯茶は供えません。
《 仏 飯 》
仏飯のお供えは、炊きたての御飯を仏器に盛り、家族の者が食する前にお供えします。その際、「南無下種三宝御報恩謝徳御供養の為、南無妙法蓮華経」と観念し、鈴を三打して題目三唱(「南無妙法蓮華経」と三回唱える)の後にお下げします。
《 三 具 足 ・ 五 具 足 》
御宝前の荘厳には、三具足または、五具足を用います。三具足は左から華立て・香炉・燭台の順に並べ、五具足は華立てと燭台を一対ずつにしたものです。
華は、色花ではなく樒(しきみ)を用います。色花は美しく見えますが、やがて色もあせて散ってしまいます。これは仏法からみれば無上の理を表しています。これに対して樒は、常緑樹の香木であり、その香りは常住にして尊極の御本尊を荘厳するのにもっとも適したものです。なお、樒を産しないところでは他の常磐木(ときわぎ)を用います。
香を焚(た)くことは、、仏前を清浄にし御本尊に香りを供養するためです。薫香は静穏を旨とし、灰の散乱を防ぐため線香は立てずに横にねかせます。
灯明は、御本尊に明かりをお供えすることによって仏前を荘厳するものです。法華経をはじめ多くの教典には灯明供養の甚大な功徳が説かれています。
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