9 、 日 蓮 正 宗 の 信 仰 

 

 

   御 本 尊 下 付

 

 

御本尊は信仰の対境であり、成仏得道には欠かすことのできない功徳の根源です。

御本尊の下付は御授戒後、本人が御本尊を守護し御安置できる状況であれば、その願い出により下付されます。下付とは、総本山より末寺をとおして、御貸し下げされるということです。

日蓮大聖人は『経王殿御返事』で、

 

「日蓮がたましひ(魂)をすみ(墨)にそめながしてかきて候ぞ、信じさせ給え」

 

と仰せられているように、御本尊は御本仏大聖人の御魂魄(ごこんぱく)であり御当体です。したがって、御本尊を我が家に御安置することは、生身の大聖人をお迎えすることと同じであり、真心からのお給仕を心がけることが大事です。

また御本尊を御安置する際には、僧侶の導師により入仏式を行います。僧侶が出仕できない場合は、僧侶の指示により法華講の役員等が執行することになります。