2 、 臨 死 体 験 、 前 世 療 法 

 

 

   前 世 を 記 憶 す る 子 ど も た ち

 

 アメリカのバ−ジニア大学の精神医療チ−ムが、前世の記憶を持つというインドの子どもたちの現地調査を誠実に行った研究があり、その代表例をイアン・スティ−ブンソン博士らが『前世を記憶する子どもたち』という本にまとめています。

例えば、インドのニュ−デリ−で誕生したシャンティという少女は、十歳になった頃に両親に

「自分はムトラ(ニュ−デリ−から約一千キロ離れた町)に住んでいた主婦で、年は三十三歳だった」

と言い出しました。

少女が話す町の様子は、約20年前のムトラの町と酷似していたために(無論少女はその町には一度もいったことがない)、それから3年後に科学記者との同行でこの町を訪れました。

少女は懐かしそうに案内しながら、ある家の前で歩みを止めて、そこが自分の家であることを告げたのです。

13歳の少女はその家から出てきた40歳代の男性に向かって

「あなた、随分老けたわね!」

と取りすがり、もう一人出てきた20歳代の男性の息子に向かっては

「ああ坊や!私の大切なかわいい子!」

と言って強く包容し、泣き続けました。

この話を知ったバ−ジニア大学の精神医療チ−ムが現地調査を綿密に行い、シャンティの話は事実であると断定しました。

こうした調査の結果、事実であると肯定せざるを得ない前世の記憶を持つ子どもたちの例が20人紹介されています。

ここで紹介した臨死体験や前世療法の他、催眠術によって前世や輪廻転生に迫る著書も多数出版されています。こうした書籍に接すると、三世の生命観や三世両重の因果の正しさが、おぼろげながらも理解されてくると思います。

いずれにしてもこうした事例は仏法で説く「三世の生命」「輪廻転生」が真理である事の一端を示していると言えるのではないでしょうか。

「臨死体験」「前世療法」だけでも最近ようやく認知され始めたばかりなのですが、仏法では三千年も前に、こうした生命の真理を仏眼などの五通力によって覚知し、説かれていることに驚きを感じてしまいます。