2 、 臨 死 体 験 、 前 世 療 法
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日 本 人 は 基 本 的 に は 仏 教 徒
日本は538年に朝鮮半島の百済から仏教が伝わり、それ以来日本は仏教国として歩んでいくわけですが、その後聖徳太子によって仏教がさらに普及していきました。
なお小野妹子を遣隋使として中国に派遣したのも、法華経全巻を入手するためだったといいます。聖徳太子が隋に送った国書に「日出ずる処の天子、日没する処の天子に致す」と記したように、日の本の思想の基には、経典の「慧日大聖」「日月光明」という意義や日輪に対する憧憬や発想が想像され、この時から大乗仏教、なかんずく法華経有縁の仏教国となりました。また日本で初めて制定された十七条の憲法も、この法華経が基になったといいます。
言語や行動には思想(思考)を含み、思想(思考)は言語や行動となって表れます。意外に思うかもしれませんが、その重要な言語である日本語はその多くが仏教用語から来ています。
「えっ、この言語も仏教用語だったの!」
と驚くかもしれません。つまり仏教を意識しようがしましが、使用する言葉の多くが仏教用語を含み、その言葉に含まれている仏教的な思想を無意識に自身に刻み込んでいると言えるのです。
ですから、日本人は意識していなくても、すでに思想的には仏教徒になっていると言えます。
日 常 的 に 使 わ れ る 仏 教 用 語 例
愛、挨拶、愛着、諦める、悪意、阿修羅、有難い、安心、意地、一大事、一切、一心印象、有頂天、有無、会釈、縁、演説、円満、横死、親玉、温室、開演、懐石、開発快楽、覚悟、学者、学生、学徒、獲得、陽炎、過去、火災、火葬、火宅、割愛、葛藤仮名、果報、我慢、可愛い、間隔、歓喜、観察、看病、機嫌、寄付、逆流、行儀、教師、教授、形相、愚痴、工夫、敬礼、下劣、見聞、講演、向上、降伏、極道、心地、娯楽、根性、作者、差別、作用、散乱、自覚、事業、四苦八苦、自然、思想、実際、慈悲、邪魔、執着、出世、寿命、正直、証明、食堂、所得、真実、親切、親友、真理睡眠、捨身、世間、絶対、掃除、相続、退屈、退治、第六感、達者、堕落、単位、知識、中元、中流、聴衆、長老、投機、道具、道徳、道楽、道理、床の間、咄嗟頓着、人間、馬鹿、彼岸、悲願、非情、非常、皮肉、火の車、秘密、平等、品、不覚、奉行不思議、分別、変化、変心、発起、本性、本体、未来、無為、無垢、無心、無知、無念、迷惑、妄想、融通、勇猛、油断、利益、六根清浄、悪口等々
裁判での判断基準で重要なものの一つに「因果関係が認められるか否か」があります。
例えばある突然死した人の遺族が、これは長時間労働の過労が原因により、その結果突然死した「労務災害である」と訴えた裁判では、長時間労働と突然死との間に因果関係があるかどうかを、裁判所は判断します。
裁判所が「因果関係あり!」と認めた場合は、「過労死」となり「労務災害」として認定されます。この「因果関係」を基にした判断であれば、大抵の日本人は納得します。仏教思想が日本に根づいている例ではないでしょうか。